本ページでは新しい帳票機能を利用し、繰越請求書を作成する機能と方法について紹介します。
機能の概要
繰越金額の機能を使えば、今回請求する金額に加えて、繰越金(未入金の売掛金)を表示し、合計した金額で請求書を作成できます。また、登録されている取引の情報を使って、繰越金額を自動集計することができます。
例:
3月分の請求書を作成する際に、2月分の請求で未入金の分を「繰越金額」として表示されます。
3月分の請求額と合計した請求額で請求書を発行できます。
機能の利用方法
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請求書の新規作成または編集画面にて、繰越金額のチェックボックスをオンにします。
※オンにすると、自動的に繰越請求額が記載可能な請求書テンプレートに切り替わります。
(例:「請求書クラシック1」のテンプレートを選択していた場合、「請求書クラシック1」で繰越金額欄ありのテンプレートが自動選択されます。)
「このレイアウトは値に応じた自動切り替えには対応していません。」と書かれたレイアウトのテンプレートを利用している場合、繰越金額を表示できません。
「このレイアウトは値に応じた自動切り替えには対応していません。」の記載のないレイアウトに変更してください。 - 請求したい繰越金額を入力します。
※集計した繰越金額がある場合、予め集計されています。 - [保存]をクリックすることで繰越請求書を作成することができます。
繰越金額の自動集計について
繰越金額は、あらかじめ自動的に集計されます。
- 請求書の取引先欄で選択されている「取引先」が紐づく「収入取引」で、「請求書の請求日以前が発生日のもの」を集計します。
- 請求日を変更すると、金額で自動で再集計されます。
- 内訳を確認するには[未入金の収入取引一覧を見る]をクリックします。
- 集計された金額を手入力で変更することもできます。(取引には影響しません)
- 請求書を作成するユーザーに取引参照権限がない場合、集計はされません。
繰越金額の集計に関する注意点
- 繰越金額を表示したい請求書の取引先欄で選択されている「取引先」に取引先マスタ上で「入金元」の役割にあたる取引先が割り当てられている場合、繰越金額は「入金元の取引先」で集計されます。(取引先の役割については「取引先を登録する」をご覧ください。)
- 繰越金額は、請求書から会計連携(取引登録)の対象にはなりません。
- 「請求額」を「今月請求額」にするなど、請求書上の表記名は帳票テンプレートで編集することができます(テンプレートの編集方法については「【新画面】帳票テンプレートを設定する」をご覧ください。)