ログインに電子証明書が必要なオンラインバンキングは、freeeが提供する電子証明書連携アプリ(Windows専用)を利用することで自動的に明細を取り込めます。
freeeの電子証明書連携アプリは、300種類以上の電子証明書ログインのオンラインバンキングから明細を取得できます。
目次
- 電子証明書連携アプリについて
- 通常の口座同期との違い
- 明細を取り込める金融機関
- アプリの動作環境について - (事前準備)電子証明書連携アプリをダウンロードする
- 1.電子証明書ログインの口座をfreeeに登録する
- 口座を新規登録する場合
- 登録済みの口座の設定を変更する場合 - 2.電子証明書連携アプリの初期設定を行う
- 3.電子証明書連携アプリで明細を取り込む
- トラブルシューティング
- すべての金融機関が対象
- 三井住友銀行で電子認証をご利用の場合
- 三井住友銀行でICカード認証をご利用の場合
- 三菱UFJ銀行をご利用の場合 - 参考:電子証明書連携アプリのアンインストールを行う場合
電子証明書連携アプリについて
通常の口座同期との違い
通常の口座同期では、freeeに入力されたログイン情報を元に、freeeが直接オンラインバンキング上のデータを取得します。
一方、電子証明書連携アプリによる明細取得では、パソコンにインストールされた電子証明書の情報をアプリがオンラインバンキングに送信して明細をダウンロードし、自動でfreeeにアップロードします。
電子証明書アプリを利用する場合でも、通常の口座同期と同様、かんたんな操作で銀行の明細をfreeeへ取り込むことができます。
明細を取り込める金融機関
freeeの電子証明書連携アプリは、300種類以上の電子証明書ログインのオンラインバンキングから明細を取得できます。
同アプリで明細を取得できる金融機関は、[口座]メニュー内の同期対応口座画面下部にある「銀行口座(法人)電子証明書」欄か、口座登録画面での検索で確認できます。
また、銀行の1アカウントに対して複数の口座が登録されている場合でも、それぞれの口座の明細を取得できます。(一部の銀行は今後対応予定)
アプリの動作環境について
①freeeの電子証明書連携アプリは、Windows 8 / 8.1 / 10 / 10Sでの動作を保証しております。
それ以外のOSではアプリ更新や明細取り込みが正しく行われない可能性がありますので、予めご了承ください。
Windowsのバージョンの確認方法は、こちらのMicrosoftのサイトに記載されています。
※ オンラインバンキングのログインに必要な電子証明書がWindowsにしかインストールできないため、電子証明書連携アプリはWindows向けアプリのみ提供しております。
②freeeの電子証明書連携アプリは、ARMプロセッサ搭載端末の動作を保証しておりません。
- Microsoft社製 Surface Pro X は動作保証外となります。
③連携アプリをご利用いただくには、OSに「.NET Framework の バージョン4.5以上」をインストールしていただく必要があります。
【Windows 8 と 8.1 をご利用の方】
「.NET Framework の バージョン4.5以上」は標準インストールされています。
もし無効化されている場合は、[コントロールパネル]→[プログラム]→[Windowsの機能の有効化または無効化]より、「.NET Framework 4.5 Advanced Services」を有効化していただく必要があります。
【Windows7をご利用の方】
Microsoftのこちらのページより、.NET Framework 4.5.2をインストールします。
④電子証明書連携アプリは、Internet Explorer用の電子証明書に対応しています。
他のブラウザ向けの電子証明書を取得している場合は、オンラインバンキングのアカウントを追加し、そのアカウントからInternet Explorer向けの電子証明書を発行してインストールした上でアプリをご利用ください。
(事前準備)電子証明書連携アプリをダウンロードする
配布ページからダウンロードする場合(Windows 7 / 8 / 8.1 / 10)
- こちらのページにアクセスします。
配布ページからダウンロードする場合(Windows 10S)
- こちらのページにアクセスします。(Microsoftストアに遷移します)
- [アプリをゲット]をクリックします。
- [入手]をクリックします。
- 自動的にダウンロードとインストールが進みます。完了後[起動]ボタンを押すと電子証明書連携アプリが起動します。
口座の登録時にダウンロードする場合
「1.電子証明書ログインの口座をfreeeに登録する」の項目で解説します。
1.電子証明書ログインの口座をfreeeに登録する
口座を新規登録する場合
まずは電子証明書ログインの口座をfreeeに登録します。
※ 銀行の1アカウントに対して複数の口座が登録されている場合は、複数の口座をfreeeに登録します。
1.メニュー[口座]→[口座を登録]をクリックします。
2.登録したい銀行名を検索窓から検索、選択します。この時「電子証明書」と記載された口座名を選択します。
3.[登録する]をクリックします。
4.口座が登録されますので、電子証明書連携アプリのインストールがまだの方は[Windowsアプリをダウンロードする]をクリックします。
登録済みの口座の設定を変更する場合
1.ホーム画面の口座一覧のV字型のボタンをクリックし、歯車マークをクリックして、口座設定画面を開きます。
(ホーム画面の口座名をクリック→画面左上の[口座設定]ボタンをクリックしても同じ画面を開けます)
2.「③口座の種類を選びましょう」にて、末尾に「電子証明書」と記載された選択肢を選択します。(ICカード認証を利用の場合は、末尾に「ICカード」と記載された選択肢を選択します。)
3.「④アプリをダウンロードしましょう」のボタンをクリックして、電子証明書連携アプリをダウンロードします。(後述の方法で、後ほどインストール・初期設定を行います)
4.[口座を保存する]ボタンをクリックし、設定内容を保存します。
2.電子証明書連携アプリの初期設定を行う
0.以下の手順で電子証明書をインストールします。(インストール済みの場合も、どのブラウザでインストールしたかは再度ご確認ください)
- インターネットバンキングの動作環境に準拠したブラウザ(Internet Explorer 11など)で、インターネットバンキングを開きます。
- インターネットバンキング用の電子証明書を発行し、インストールします。
1.freeeの電子証明書連携アプリをダウンロードします。先述のように口座登録直後の画面からダウンロードできる他、こちらのページからもダウンロードできます。(Windows 10をご利用のお客様はこちらのページから進むことでインストールまで完了します)
2.ダウンロードしたファイルが下図のように表示されますので、右クリック(タッチスクリーンの場合は長押し)して「管理者として実行」します。
3.インストーラが起動しますので、[次へ]をクリックします。
4.インストール先のフォルダー・ユーザーを指定し(基本的には初期設定のままで問題ありません)、[次へ]をクリックします。
5.確認画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックします。
6.インストールの完了画面が表示されますので、[閉じる]をクリックします。
インストール中に以下のような警告画面が出た場合は、[はい]をクリックします。
(この警告はWindowsのユーザーアカウント制御の機能です。詳しくはMicrosoft社のヘルプをご覧ください。)
7.デスクトップに電子証明書連携アプリのショートカットが作成されますので、ここからアプリを起動します。
3.電子証明書連携アプリで明細を取り込む
電子証明書連携アプリの初期設定を終えたら、明細をfreeeに取り込めるようになります。
同期を行う際には、freeeへログイン後、同期を行いたい事業所へ切り替えてから該当の口座について同期を行います。
※ 銀行の1アカウントに対して複数の口座が登録されている場合は、それぞれの口座で以下の操作を行います。
1.ホーム画面の左側の電子証明書口座の「今すぐ同期する」をクリックします。
2.以下の画面が表示された後、電子証明書連携アプリが起動されます。
3.会計freeeに登録しているメールアドレスとパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。
※ ふだんGoogleやFacebookなどのアカウントでログインしている方は、Web版の会計freeeにログインし、[設定]→[ユーザー設定]→[ログイン設定]タブよりパスワードを登録することで、アプリでもログインできるようになります。
※ freeeのアカウント1つにつき、Google・facebookなど、各外部アカウントの所有アカウントのうち1つを紐づけることができます。1対1で紐づくため、freeeと外部アカウントの登録メールアドレスが異なる場合もあります。
4.電子証明書の選択画面が表示されますので、同期したい口座の電子証明書を選択します。
5.同期先金融機関にログインする際に使用するパスワードを入力後、[口座にログインして同期を開始する]をクリックします。
6.ワンタイムパスワード・合言葉認証・照会番号などの追加認証を設定している場合は、追加認証の入力画面が表示されますので、入力し「送信」をクリックします。
7.ブラウザからアプリを起動した場合には、該当の口座が自動的に選択されます。
8.同期が完了し、以下のメニューが表示されます。
9.他の電子証明書連携口座を同期するをクリックすると口座の一覧がアプリ内で表示され、チェックボックスをつけた口座を順番に同期できます。
会計freeeのホーム画面で、同期の結果明細が取得できていることが確認できます。
※ 取り込んだ明細の数だけ、オレンジの数字が増えています。
※ 未取得の明細がない場合は取り込まれません。
取得した明細は、「自動で経理」で取引として登録しましょう。
トラブルシューティング
電子証明書アプリによる同期に失敗する場合、ご利用の金融機関に応じて以下の事項をご確認いただき、各対処方法をお試しください。
すべての金融機関が対象
確認事項 |
対処方法 |
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電子証明書連携アプリを直接起動して同期ができないか |
会計freeeの画面上から「今すぐ同期する」ボタンをクリックしても同期ができない場合、パソコンにインストールした電子証明書連携アプリを起動し、直接同期の操作をお試しください。 |
電子証明書の有効期限が近づき、オンラインバンキング内に更新確認画面が出ていないか |
オンラインバンキングにログインして証明書の更新を行ってください。 ※更新確認画面等のお知らせを表示しないようにしたにもかかわらず、freeeの口座にオレンジ色の「確認」ボタンが表示されて同期できない場合: |
管理者権限のアカウントで同期していないか |
明細の照会は、オンラインバンキング側で「利用者」権限になっているアカウントのみです。 電子証明書アプリに利用者権限アカウントのログイン情報を入力し、再度同期をお試しください。 |
オンラインバンキングにログインできないパソコン・環境で同期をしていないか |
アプリを同期したユーザの情報で、アプリなしでオンラインバンキングにログインできるかをご確認ください。 電子証明書をインストールしていない、電子証明書有効期限切れ、電子証明書選択をキャンセルしている等が考えられます。 |
正しいログインパスワードを入力できているか |
アプリに入力したパスワードでオンラインバンキングにログインできるかご確認ください。 |
正しい電子証明書を選択できているか |
ふだん別の電子証明書を利用している場合は、その電子証明書のログインパスワードを入力していないか再度ご確認ください。 パスワードの正誤は電子証明書とログインパスワードの組み合わせで判断されます。 |
「取得した明細」の「登録」権限がなく、電子証明書連携アプリから明細データがアップロードできない |
1. 「設定」→「メンバー招待・権限管理」をクリックします。「メンバー管理」タブの一覧に表示されたメンバーのうち、アプリを利用するユーザーの「権限」を確認します。 2. 「設定」→「メンバー招待・権限管理」をクリックします。「権限管理」タブの一覧に表示された権限のうち、アプリを利用するユーザーの「権限」の「編集」ボタンをクリックします。 3. 「口座」「取得した明細」の「登録」にチェックが入っていない場合はチェックを入れて青い「保存」ボタンをクリックする。 |
三井住友銀行で電子認証をご利用の場合
確認事項 |
対処方法 |
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パソコンバンクWeb21の中で、明細を照会できないタイプを利用していないか |
パソコンバンクWeb21のデビュー・スタンダード・エキスパートタイプをご利用ください。(詳しくはこちら) |
パソコンバンクWeb21のデビュータイプの無料試用期間を利用しており、その有効期限が切れていないか |
オンラインバンキングの継続手続きをしていただき、その上で再度同期をお試しください。 |
「パソコンバンクナビWeb」(パソコンバンクWeb21の簡易版)を利用していないか |
三井住友銀行に申請書を提出してID/Passeordでログインできるアカウントを作成後、Web版の会計freeeより通常の手順で同期をお試しください。 ※ ただし、ID/Passeordと電子証明書方式の併用はできませんので、資金移動権限のあるアカウントが電子証明書形式でログインしている場合、パソコンバンクWeb21を新規で契約していただく必要があります。 |
ブラウザでValue Doorを開いていないか |
ブラウザでValue Doorを開いているとアプリから同期できません。 ブラウザを閉じた上で再度同期をお試しください。 |
三井住友銀行でICカード認証をご利用の場合
三井住友銀行の法人口座をご利用の方でICカード認証をご利用の場合は、以下の方法で明細を取得できます。
1.ネットバンキングへログインする際と同様に、カードリーダーをパソコンに接続し、ICカードをリーダーに挿入します。
2. 1.の状態のまま電子証明書連携アプリを起動し、明細取得を行います。
明細取得に失敗する場合、以下の内容をご確認ください。
確認事項 |
対処法 |
---|---|
カードリーダーがパソコンに正しく接続されているか |
ICカードリーダーを抜いて、パソコンに接続し直します。 |
ICカードがカードリーダーに正しく接続されているか |
ICカードリーダーからICカードを抜いて、挿入し直します。 |
ICカードリーダーの緑のライトが点滅していないか |
カードを再挿入し、カードリーダーも再接続します。 |
ICカードを使って、ブラウザから三井住友のオンラインバンキング(Value Door)に接続して明細を照会できるか |
明細照会できない状態などでは同期できないので、照会できるようにオンラインバンキングの設定を見直します。 ※ デビュープランで試用期間が切れている、お知らせが出ている、証明書の有効期限が切れている、古い証明書を利用している、ICカードでない証明書を使用しているなどが考えられます。 |
電子証明書連携アプリで明細を取得する際に、ブラウザで三井住友のオンラインバンキング(Value Door)を開いていないか |
開いていると同期できませんので、ブラウザを閉じてから再度明細取得をお試しください。 |
「パソコンバンクナビWeb」(パソコンバンクWeb21の簡易版)を利用していないか |
三井住友銀行に申請書を提出してID/Passeordでログインできるアカウントを作成後、Web版の会計freeeより通常の手順で同期をお試しください。 ※ ただし、ID/Passeordと電子証明書方式の併用はできませんので、資金移動権限のあるアカウントが電子証明書形式でログインしている場合、パソコンバンクWeb21を新規で契約していただく必要があります。 |
三菱UFJ銀行をご利用の場合
確認事項 |
対処方法 |
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前月1日〜照会当日まで201件以上の明細がないか |
電子証明書アプリを用いる場合、BizSTATION(三菱UFJ銀行・法人向けインターネットバンキング)にて、前月1日〜照会当日で201件以上の明細がある場合、201件以降(直近分)の明細は取得できません。 取得できなかった明細については、明細を手動でアップロードする必要があります。 ただし、BizSTATIONとの同期機能はAPI連携方式へ移行を開始しています。API方式では201件以上の明細を取得できます。 |
BizStation Lightを利用していないか |
BizStation Lightは同期の対象外プランとなります。 |
参考:電子証明書連携アプリのアンインストールを行う場合
スタートボタンを選択後、[設定] →[アプリ] を選択します。削除するプログラム(freee電子証明書連携アプリ)を選択し[アンインストール] を選択するとアプリのアンインストールが行われます。