以下のようなケースの場合、口座の設定や残高を別の口座に移行する必要が生じることがあります。
- 同じ銀行やクレジットカードの口座を複数freee上に登録してしまった場合
- 1つの口座で管理していた資金を、複数の口座に分けて管理し直したい場合
- 複数の口座で管理していた資金を、1つの口座にまとめて管理し直したい場合
ここでは、そのようなケースにおいて口座を移行する際の手順についてご紹介します。
便宜上、このページでは、移行元の口座を「口座A」、移行先の口座を「口座B」として、残高および設定の移行手順をご紹介します。
- 口座を同期しない場合は、同期設定に関する手順は飛ばして次の工程に進みます。
- 移行元・移行先の口座が複数ある場合は、すべての口座に以下の工程を実施します。
1. 移行先の口座の設定を行う
まずは、移行先の口座の同期設定を行います。
- [口座]→[口座を登録]より、口座Bを登録します。
※ すでに登録済みの場合は、ホーム画面で口座Bをクリックし、同期設定画面を開きます。 - 口座Bの同期設定を行います。
この時、口座Aで取得済みの明細は取り込まないようにします。
※ すでに取り込んでいる場合は、重複している明細のどちらかを無視します。
2. 移行元の口座の処理を終える
- 口座Aの未登録明細がある場合は、それをすべて処理します。
- 口座Aの残高が実際の残高と一致していない場合は、帳簿付けの内容に重複や漏れがある可能性が高いため、取引や口座振替と登録・削除して残高を合わせます。
- 銀行口座の場合は、タイムライン機能を利用して、帳簿上の残高(登録残高)を通帳の残高(同期残高)に合わせます。
- クレジットカードの場合は、利用金額のうち引き落としが済んでいない残高をクレジットカードのサイトで確認して、その残高がマイナス表示されるように取引や振替の登録内容を調整します。
※ 例えば、今後引き落とされる金額の合計が20,000円だった場合は、クレジットカード口座の残高が「-20,000円」になるように取引を登録・削除します。 - 購入履歴の連携サービス(ASKULや楽天市場など)の場合は、クレジットカード明細からの振替が済んでいない残高になるように調整します。
- 売上データの連携サービス(レジアプリや決済サービスなど)の場合は、入金がされていない売り上げ残高を連携サービスのサイトで確認して、その残高になるように調整します。
- 銀行口座の場合は、タイムライン機能を利用して、帳簿上の残高(登録残高)を通帳の残高(同期残高)に合わせます。
3. 残高と設定を移行する
- [設定]→[自動登録ルールの設定]を開きます。
- [検索」タブで「取引口座」を「口座A」として検索します。
- 表示された自動登録ルールの取引口座を、すべて口座Bに変更します。
- [取引]→[口座振替]を開きます。
- 下表のように口座振替を登録し、口座Aの残高を0円にします。
口座Aの残高
振替日
振替元口座
振替先口座
振替金額
プラスn円の場合
口座Bへ移行する日付
(同期設定で指定した日付)口座A
口座B
n円
マイナスn円の場合
口座B
口座A
- [口座]→[口座の一覧]を開き、口座Aの詳細を開きます。
- 口座Aを非表示にします。(非表示になった口座の挙動についてはこちら)
以上で口座の移行は完了です。
その後は、口座Bに取り込まれた明細から取引などを登録していきます。
口座の並び順を変更したい場合はこちら