このページでは、2024年3月にリリースされた新機能「連携せずに口座を登録する」機能と、そのあとの同期設定方法についてご案内します。
目次
「連携せずに口座を登録する」機能とは
本機能は、一度に複数の口座を口座名を指定して作成し、あとから連携先を指定して同期設定ができるものです。(※現時点では、銀行口座作成のみで提供される機能になります)
口座作成と同期設定はそれぞれ別画面で行います。
詳しくは以降のセクションにて案内します。
従来の口座作成から同期設定との違いは何ですか?
【従来の口座作成から同期設定の場合】
- 口座作成の時点で、特定の銀行口座を選択します。
口座に対してあとから同期設定する際、作成した口座に紐づく特定のインターネットバンキングのみ認証、同期設定ができます。例:[口座]→[口座の一覧・登録]→「銀行口座を登録」画面より、「みずほ銀行(個人口座)」を選択し、口座作成。あとで同期設定をする際、みずほ銀行の個人口座にあたるみずほダイレクトでのみ認証、同期設定ができます。
【「連携せずに口座を登録する」機能で口座作成し、あとから同期設定の場合】
- 最初に口座作成をする際には口座名のみ設定します(かつ、一度に複数口座作成可能)。
口座に対してあとから同期設定する際、このタイミングで初めてどの銀行口座と同期するかを選択し、認証、同期設定ができます。
STEP1:連携せずに口座を登録する
まずは口座作成を行います。この手順で作成された銀行口座のみ、あとから同期設定するときに初めて連携先(どの銀行の法人または個人口座と同期するか)を選択することが可能です。
- ホーム画面左側の「銀行口座」横の[+]から、または[口座]→[口座の一覧・登録]→銀行口座タブの[銀行口座を登録する]より、「銀行口座を登録」画面に移動します。
- 「銀行口座を登録」画面右上の、[連携せずに口座を登録]をクリックします。
-
「連携せずに口座を登録」画面に移動するので、今回作成したい必要な口座数分行を追加しながら、口座名を入力します。
※なお、最大で1回あたり100口座(100行)一括登録可能です。
- [+口座を追加]ボタン
- 1行ずつ追加ができます
- [+口座を5件追加]ボタン
- 5行ずつ追加ができます。事前に一気に作成したい口座数が明らかで、かつ多い場合にご利用いただくと便利です。
- [CSVアップロード]
- 口座行をCSVファイルを用いて一括で作成することができます。詳細は「CSVファイルから口座を一括作成する」をご覧ください。
- [削除]ボタン
- 追加した行が不要な場合は[削除]ボタンをクリックして行を消してください。口座名が空欄のまま口座を登録することはできず、エラーになります。
- 「登録する口座数:◯件」
- 現在追加されている行数がカウントされます。口座名が空欄の行もカウント数に含まれます。
- [+口座を追加]ボタン
- 必要部分、口座行を追加して口座名を入力したら、画面一番下[口座を登録]をクリックします。
[口座を登録]をクリックした際、サーバーエラー等が発生すると以下のような「口座の登録に失敗しました」というエラーが表示されることがあります。
ただし、その場合でも口座作成が成功している場合があります。
まずは、ホーム画面 または 「口座の一覧」画面から口座が作成されているか確認してください。口座が作成されていなかった場合は、大変お手数ですが再度「連携せずに口座を登録」画面より、一括口座作成を実施してください。
- 口座登録が成功すると、上から「◯件の口座を登録しました」というメッセージが表示されます。これで一括口座作成は完了です。
口座作成ができたら、のちほど同期設定を行いましょう。次のSTEP2に進みます。
STEP2:あとから同期設定をする
次に作成した口座に対して、あとから同期設定を行います。
作成した口座に対して、同期設定は必須ですか?
「連携せずに口座を登録」画面から作成した口座は、最初から特定の銀行口座を指定していないので、あとからfreee会計と同期できる銀行口座を自由に選べます。
しかしながら、作成した口座に対して同期設定は必須ではありません。
例えば定期預金口座など、freee会計が同期対応していない口座や、意図的に同期したくない・同期しない口座を作成した場合は、同期設定しないまま明細アップロード等手動で明細を登録して利用できます。
詳細は「銀行やカードの明細を手動で取り込む(明細アップロード)」をご覧ください。
- ホーム画面左側の「銀行口座」の中から、同期設定したい口座の口座名をクリックします。
- 遷移した画面の左上、[口座設定]をクリックします。
-
遷移した画面の「②明細を取り込む方法を選びましょう」にて、1つ目の「オンラインサービスと同期する」を選択します。
「③同期する連携先を選択しましょう」が表示されるので、[選択画面へ]をクリックします。 - 「口座『〇〇』と連携する銀行の選択」画面へ遷移するので、今回選択した口座に同期設定したい銀行口座を検索し、クリックします。
※〇〇には、今回同期設定しようとしている口座名が入ります。 - 「〇〇をfreeeに登録します」という案内が表示されるので、選択している連携先が正しいか(法人口座・個人用口座の違い含め)を十分に確認の上、[連携設定に進む]をクリックします。
画面にも表示されている通り、[連携設定に進む]をクリックした時点で、口座に対して連携したい銀行がひも付きます。
誤った銀行のまま連携設定に進んだ場合、あとから他の銀行を選択し直すことはできません。
法人口座か個人口座の違いを含む、連携したい銀行に間違いがないか十分注意してください。
【以下の選択肢が含まれた画面が表示された場合】
今回選択しようとしている銀行口座が、すでにいずれかのfreee会計の口座と同期設定がされている場合は、選択肢が含まれた画面が表示されます。
当てはまる方を選択したうえで[連携設定に進む]をクリックします。 - 遷移した画面にて[〇〇との同期設定を行う]をクリックすると、銀行側の認証ページに進みます。
ログインが求められた際は、今回同期したい銀行口座のインターネットバンキングのID/パスワードを入力して進めてください。 - 銀行側で認証が承認されますと、freee会計の画面に戻ります。
-
※手順⑧は一つの銀行アカウントで複数口座が紐いている方のみに表示される画面になります。
該当しない方・対象の画面が表示されない方は手順⑨に進んでください。
銀行のログイン情報に複数の銀行口座が紐づいている場合、どの銀行口座と同期設定するのかを選びます。(例として、画像の場合は末尾1234の銀行口座を選択しています) - 表示されている銀行口座(口座番号等)が間違っていないか確認し、明細を取得する期間を選択します。
- 「可能な限り古い入出金明細を取得する」がおすすめのパターン
- とりあえず取得可能な明細をすべてfreee会計に取り込みたい場合。
※会計期間の開始日より前の明細が取り込まれることもあるためご注意ください。
- とりあえず取得可能な明細をすべてfreee会計に取り込みたい場合。
- 「現在の会計期間の開始日(xxxx年x月x日)以降の入出金明細を取得する」がおすすめのパターン
- 会計期間の開始日より前の明細は不要と判断した場合
基本的には不要なのでこちらがおすすめですが、確認の上選択してください。
- 会計期間の開始日より前の明細は不要と判断した場合
- 「特定の日付以降の入出金明細を取得する」がおすすめのパターン
- 上2つの選択肢以外の日付で、明確な「この日付の明細からfreee会計に取り込みたい」がある場合
- 他社製品から乗り換え、期中からfreee会計の利用をスタートした場合
-
すでに口座に前期の記帳がされていたり、手動で明細が一部取り込まれている場合
- 「可能な限り古い入出金明細を取得する」がおすすめのパターン
- 最後に画面下[設定を完了する]をクリックすると、自動で「口座の一覧」画面へ遷移します。
今回作業した対象の口座のステータスが「同期済」となっていれば設定完了です。
CSVファイルから口座を一括作成する
「STEP1:連携せずに口座を登録する」の手順③において、画面上でボタンから口座行を追加するだけでなく、CSVファイルから一括で作成することも可能です。
アップロード方法
- お手元にフォーマットに沿ったCSVファイルを用意します。
後述のセクション「CSVアップロード用テンプレートファイル」からテンプレートファイルをダウンロードしてご利用ください。
※後述の手順③の画面からもテンプレートをファイルをダウンロードできます。 - 右上の[CSVアップロード]をクリックします。
-
「CSVアップロード」画面
が浮かび上がってくるので、[ファイルを選択]をクリックし、ご利用のPCからCSVファイルを選択してアップロードします。
また、この画面でも左上の[テンプレートCSVをダウンロード]から、テンプレートファイルのダウンロードが可能です。 -
【アップロードが成功した場合】
「連携せずに口座を登録」画面にて、CSVファイルからアップロードされた分が追加されていることが確認できます。
最後に画面下[口座を登録]をクリックします。
【アップロードが失敗した場合】
以下のような場合はエラーが表示されてアップロードが失敗します。
適宜CSVファイルを修正してから、再度アップロードしてください。
アップロードエラーとなる条件
- アップロードしたCSVファイルに記載されている口座数が、上限の100個以上であった場合(ヘッダーをあわせて101行以上)
- あらかじめ「連携せずに口座を登録」画面にて手動で入力した口座数と、アップロードしたCSVファイルに記載されている口座数の合計が、上限の100個を超えた場合
- アップロードしたファイルが正しい形式ではない場合
注意点
一括口座作成の上限数
「連携せずに口座を登録」画面で、一括で登録できる口座数の上限は100口座です。
100を超える口座を登録したい場合は、一度100口座を登録してから再度残りの口座数を登録してください。
あとから同期設定ができない場合
「STEP2:あとから同期設定をする」セクションの手順③に記載している「③同期する連携先を選択しましょう」が表示されない場合は、「STEP1:連携せずに口座を登録する」セクションに記載した方法以外で口座を作成したと考えられます。
「連携せずに口座を登録」画面以外から作成した口座は、口座作成時点で同期設定できる銀行が紐づいている または 同期設定はできず明細アップロードのみ利用できる口座のどちらかになります。
そのため「STEP2:あとから同期設定をする」セクションでご案内しているような、口座に対してあとから同期したい銀行口座を選んで同期設定することはできません。
モバイルアプリからの利用
STEP1の「連携せずに口座を登録する」、STEP2の「あとから同期設定をする」のいずれも、モバイルアプリ(スマートフォンアプリ)での操作には対応しておりません。
「あとから同期設定をする」については、モバイルアプリ上で口座設定画面に遷移してもエラーとなります。
ご利用の際はWeb版freee会計にログインの上、ご利用ください。
CSVファイルのサポート形式
一括口座作成におけるCSVファイルは、以下の形式のみ動作保証しています。
- 文字コード
- UTF-8
- Shift JIS
CSVアップロード用テンプレートファイル
以下のファイルはCSVアップロード用のテンプレートファイルです。
ダウンロード後、編集してご利用ください。