対象プラン
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法人プラン | ミニマム | ベーシック | ✓プロフェッショナル | ✓エンタープライズ |
個人プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
事業計画などをもとに策定・立案した予算金額を入力します。
このページでは、予算管理を行う勘定科目を事前に設定、金額の入力方法を説明します。
目次
- 予算管理の階層について
- 予算管理する階層を選択する
- 合計行の計算について
- 予算金額の入力をする
- 科目別の内訳金額から手入力する
- 科目の合計金額から手入力する
- 予算額を月割りで自動計算する
- 前年実績を元に予算額を自動計算する - 入力金額に矛盾がある場合
- 権限管理について
予算管理の階層について
freeeの予実管理機能では、勘定科目と部門・取引先・セグメントのそれぞれの組み合わせに合わせ階層を設定、予算額の入力ができます。
※セグメント:分析用のタグ(プロフェッショナルプラン・エンタープライズプランの方のみご利用可能)
※2019/05/27 予算の階層管理の機能がリリースされました。
例えば全社ベースで「旅費交通費」に予算金額をセットしたい場合、旅費交通費を親として部門ごと、且つセグメントごとに金額情報の設定をすることが可能です。(部門の登録、階層の設定についてはこちら)
どのような階層で予実管理を行うか計画を立て、予算金額の入力作業に移行してください。親階層と子階層の関係性について以下例をご参考ください。
階層の関係性の例
親階層の例 | 子階層、孫階層の例 |
---|---|
勘定科目 | 勘定科目 L部門 Lセグメント 勘定科目 Lセグメント L部門 |
部門 | 部門 L勘定科目 Lセグメント 部門 Lセグメント L勘定科目 |
セグメント | セグメント L勘定科目 L部門 セグメント L部門 L勘定科目 |
上の表のように、様々な順列組み合わせにより親子関係を設定することが可能です。
予算管理する階層を設定する
予算額の入力の事前準備として、[レポート]> [経営プランニング]を開き、予算管理する勘定科目を設定する必要があります。ここでは入力項目の設定方法と、設定項目の集計方法を説明します。
階層の設定例を以下とし、親階層(最上階層)から順に設定していきます。
例)以下例の階層の順序により、予算の階層を設定する
- 勘定科目:売上高
- 部門
- エリア(セグメント):東日本支店、西日本支店
親階層(勘定科目) | 子階層(部門) |
孫階層(孫部門) |
曾孫階層(エリア) |
---|---|---|---|
売上高 | 東京 | 営業部、総務部、開発部 | 中野区、中央区 |
札幌 | 札幌営業支部 | 白石区 |
1. 勘定科目の選択
[売上高]の横にある青い歯車ボタンをクリックし、検索から「勘定科目」選び、表示させたい勘定科目を選択します。
売上高計の内訳として、勘定科目の「売上高」が表示されます。
2. 部門の選択
青い歯車ボタンをクリックし、検索から「部門」に切り替え、部門を選択します。
3. 「東京」「札幌」の部門の下階層も同様に青い歯車ボタンから選択します。
部門の階層の選択が終わると、以下のように表示されます。
4. この階層で更に、セグメントとして「エリア」を選択すると、予算階層にエリアも追加できます。
例のとおり、4階層の予算入力が可能になります。
設定項目について
[その他 ]
この例では親階層である[売上高]の下階層に勘定科目である[売上高][売上値引高][売上戻高]・・・が所属します。
選択された勘定科目の合計値が親階層の金額と一致するのが正しい状態です。
そのため、親階層の下に1つでも勘定科目を選択すると調整項目として[その他]という項目が自動作成されます。
[削除・並び替え]
不要な階層を選択してしまった場合は、青いメニューから検索画面を開き、勘定科目の右横の✗をクリックすることで非表示にできます。
※階層のリセットを行うと、リセットをした階層とその配下にある階層の予算金額が消去されます。
合計行について
合計行
親階層であるカテゴリの計算は、収支区分をもとに行っています。
[売上高]というカテゴリに属する[売上戻り高]、[売上原価]というカテゴリに属する[期末商品棚卸高]など、その勘定科目が所属するカテゴリの収支区分と、その勘定科目自身の収支区分が異なる場合があります。
勘定科目の収支区分が所属するカテゴリの収支区分と異なる以下の勘定科目は、金額に負号を付けて入力してください。
- 売上値引高
- 期末商品棚卸高、期末製品棚卸高 など
予算金額の入力をする
予算金額がは、入力方法が手入力と自動計算で大きく分けて2通りあります。
どのような計画・結果の算出をしたいかによってさらに細かく入力方法が異なります。
入力方法 | 入力方法 | 操作 |
---|---|---|
手入力 | 内訳金額を積み上げて入力(ボトムアップ) | こちら |
合計金額を上限とし内訳金額を割り振る入力(トップダウン) | こちら | |
自動計算 | 予算合計金額を自動計算により12ヶ月で等分し月割り配賦する | こちら |
前年度の実績の割合を係数とし予算額を自動配賦する | こちら |
[科目別の内訳金額から手入力する]
- 横軸:勘定科目の[月内訳]から[年合計]を入力
- 縦軸:親階層の[月合計]と[年合計]を入力
[科目の合計金額から手入力する]
- 縦軸:親階層の年合計を入力し、[勘定科目の年合計]を入力
- 横軸:親階層の月合計を入力し、[勘定科目の月内訳]を入力
[月別の予算額を自動計算する]
1.科目の月合計欄に年間の予算総額を入力します。
2.金額の左横にある青いボタンをクリック[月計画を自動計算]を選択します。
3.[すべての月を同額にする]を選択し、[自動計算]ボタンをクリックすることで各月の列に12等分された月割の金額が配賦されます。
※予算総額が12で割り切れなかった場合、最終月に余剰分が加算されます。
[前年実績を元に予算額を自動計算する]
1.科目の月合計欄に年間の予算総額を入力します。
2.金額の左横にある青いボタンをクリック[月計画を自動計算]を選択します。
3.[月ごとに昨年の割合を反映する]を選択し、[自動計算]ボタンをクリックすることで、予算総額に作年の実績割合(係数)を乗じた金額が自動配賦されます。
実績割合(係数)の算出方法は以下の3通りです。
- 前年度が年度締めされている場合:前年度の各月の実績金額を係数とする
- 前年度が途中まで月締めされている場合:月締めされている月まで実績金額を、それ以降は予測金額を係数とする
- 前年度が締められていない場合:実績が存在していたとしても予算金額の割合を係数とする
入力金額に矛盾がある場合
縦、横の合計/内訳が正しくない場合、エラーメッセージが表示されます。
正しい金額の確認をするには以下の条件を確認し、エラー原因の解消を行ってください。
-
月別の合計が年額と一致しているか
-
勘定科目の合計が親階層の金額と一致しているか
-
親階層と異なる収支区分の勘定科目にマイナスを付け忘れていないか
金額入力が完了したら、経営ナビゲーションメニューをご確認ください。
権限管理について
予算金額など経営状況に関わる情報は非常にセンシティブなため、利用可能な機能の制限を権限ごとに行います。
※経営プランニングはデフォルトで、管理者権限のあるユーザーのみが利用できるよう設定されています。(経営ナビゲーションメニューの入力権限についてはこちら)
[設定]>[メンバー招待・管理]メニューを開き、権限管理タブから権限について設定します。
1. 設定したい利用者の行で[コピー]をクリック
2. [経営プランニング]で[閲覧]または[操作]に✓を入れることで利用機能の制限を増やすことが可能です
✓ | 利用可能な機能 |
---|---|
なし | 経営プランニングの利用不可 |
閲覧 | 閲覧のみ✓の場合、経営プランニングの各項目を閲覧可能 ※入力、編集、登録、削除は不可 |
操作 | 経営プランニングの各項目に対し入力、編集、登録、削除が可能 |
※権限管理の設定詳細はこちら