農業を営んでいる場合のfreeeの操作方法についてご紹介します。こちらのページでは、特に個人事業主として事業を運営されている方に向けてご案内をします。
目次
農業(個人事業主)の確定申告について
個人事業主の方が得た所得は、事業所得のほか、不動産所得や給与所得、雑所得などいくつかの所得に分けることができます。
農業所得は、確定申告書の収入や所得の欄を見て分かるように、事業所得に分類される所得です。
事業所得とは、事業を営むことによって生じる所得のことを指します。 事業所得の中でも、農業所得はそれ以外の所得(営業等)とは区別して確定申告書に記載する必要があります。
農業の確定申告においては確定申告書とは別に、所得税青色申告決算書(青色申告の場合)や収支内訳書(白色申告の場合)などの作成が必要です。これらは農業以外の所得でも必要となりますが、フォーマットは農業所得用に特化したものを利用します。
freeeは2018年度の確定申告から、農業所得向けの確定申告に対応を開始しました。農業用の所得税青色申告決算書・収支内訳書は、専用の機能で作成することができます。機能の詳細については「 freee会計マニュアル【農業(個人事業主)の経理編:確定申告】 」のヘルプページをご覧ください。
農業の特殊な勘定科目を登録して記帳の準備をしましょう
農業向けの決算書を作成するためには、特殊な勘定科目を使用した入力が必要なケースが存在します。
農業用の特殊な勘定科目はfreeeに初期値では登録されていませんが、新規に追加することができます。
1件ずつ個別に新規登録が可能なほか、「 農業向け勘定科目テンプレート 」をダウンロード・一括インポートいただくことで、少ない手間で農業向けの勘定科目が利用開始できるようになります。
不足している勘定科目については、適宜追加登録を行いfreeeをご活用ください。
農業向け勘定科目テンプレートを使う
テンプレートをダウンロードし、インポートすることで、農業を営む場合に一般的によく使われる勘定科目を一括で設定できます。(すでにfreeeを利用されているお客様については、テンプレートをインポートしていただく必要は必ずしもありません。)
なお現時点で 提供している勘定科目テンプレートは、個人事業主の方向け となっています。法人様におかれては、大変お手数をおかけしますが、手動にて勘定科目をご登録ください。
- 一括インポートの前に[設定]メニュー → [取引テンプレートの設定]を開き、勘定科目の「車両費」「水道光熱費」「地代家賃」を使用した取引テンプレートを削除します。
- 農業向け勘定科目テンプレート をダウンロードします。
- 勘定科目の一括インポートを行い、農業の会計処理に沿った勘定科目を設定します。
操作の詳細については、次のヘルプページをご覧ください。
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勘定科目の一括インポートをする場合:
勘定科目をエクスポート・インポートする -
一括インポートはせず勘定科目を個別に登録する場合:
勘定科目の設定・追加を行う - 勘定科目を新規登録する
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勘定科目の一括インポートをする場合:
インポートにあたってのご注意事項
- 勘定科目の一括インポートは、iOS / Androidのモバイルアプリでは行うことができません。Web版のfreee会計にアクセスの上、ご利用ください。
- 取引・口座振替の登録で勘定科目を選択する際、 インポートした勘定科目はプルダウンには表示されません。勘定科目を直接入力してご登録ください。
- freee会計の勘定科目にデフォルトで設定されている勘定科目の中には、農業会計の一般的な科目体系に含まれないものが存在します。該当する科目に関しては、勘定科目テンプレートの「検索での表示」列が『NO』と指定されており、インポートすることで取引登録の際に検索ができなくなります。引き続き検索ができるようにしたい科目が含まれている場合は、テンプレートの該当行を削除した上でインポートしてください。
農業の会計・経理でよくある記帳の方法について
勘定科目の準備が整ったら記帳を行います。
一般的な会計処理とは違い、特殊な登録が必要な場合がありますのでご確認ください。
日々の取引の登録方法は「 freee会計マニュアル【農業(個人事業主)の経理編:記帳】 」のヘルプページをご覧ください。
農業向け勘定科目テンプレート
農業(個人事業主)向け勘定科目をまとめたテンプレートCSVファイルです。
任意の場所にダウンロードし、「 農業向け勘定科目テンプレートを使う 」に記載の手順にてインポートください。