申告freeeでは個人の方の事業所得や譲渡所得等について所得税の確定申告を行えます。 会計freeeの情報を活かして申告業務を行うことや、申告freeeで直接帳票を作成・編集する形で申告書作成を行うことができます。 このヘルプページでは申告書の進め方の概要について紹介します。
目次
- freeeで確定申告を行う
- 会計freeeを活用した申告書の作成
- 申告freeeでの申告書の作成 - 申告書作成の進め方
- 事業所の作成
- 会計freeeを活用した申告書作成の進め方
- 申告freeeでの申告書作成の進め方
freeeで確定申告を行う
会計freeeを活用した申告書の作成
会計freeeの「確定申告書作成」機能では、ステップに従って進めることで確定申告書を作成していくことができます。(ステップUIを活用した申告書作成)
このステップUIは、顧問先の方や入社したてのスタッフなどのように申告に詳しくない方でも必要な情報の入力をすすめることができるため、顧問先の方やスタッフにできるところまで情報を入力してもらうといった使い方ができます。
申告freeeでの申告書の作成
申告freeeでは、会計freeeで入力した確定申告書の作成に必要な情報を引き継いで申告書の作成を開始し、決算書や明細書などの帳票を作成していく形で申告書を作成することができます。
つまり、会計freeeのステップUIで入力した情報を基に申告freeeで表示された帳票のチェックや修正をして完成させるといった方法で、申告書作成を進めることが可能になります。
なお、会計freeeのステップUIを経由せずに申告freeeに直接アクセスして帳票を直接編集して作成することができます。
幅広い帳票の直接作成
従来の会計freeeでは、土地建物の譲渡内訳書や株式の譲渡明細書などの書類を直接作成することができませんでした。
申告freeeではアドバイザーが実務でよく対応するケースの申告書作成についても対応できるよう、幅広い帳票に対応しており、各帳票を入力する形で申告書作成を進めていくことができます。
会計freeeと申告freeeで対応している帳票の一覧はこちら
申告freeeの所得税が利用できる人
申告freeeを使えるアドバイザーと、そのアドバイザー事業所に内部メンバーとして招待されているメンバーが利用できます。アドバイザー様の関与されている顧問先のユーザーは利用できません。
また、会計freeeと申告freee間での連携がある関係上、顧問先事業所の会計freeeにおいて外部メンバーの管理者としてIDを保有していることが前提になります。
申告書作成の進め方
申告freeeでの申告書作成は①会計freeeを活用した申告書作成と②申告freeeで直接申告書作成を開始する方法の、大きく2つの方法があります。
いずれに場合にも、以下で示すようにまずは事業所を作成されている必要があり、その後それぞれの場合に応じて申告書作成を進めていきます。
事業所の作成
既に顧問先の会計freeeの事業所がある場合には、この操作は不要です。
なお、記帳をする必要のない顧問先(例えば給与所得者や譲渡所得者の申告を行う顧問先)であっても申告freeeで申告を行うためには会計freeeの事業所を作成する必要があります。
顧問先管理freeeでの事業所の追加についてはこちら
会計freeeを活用した申告書作成の進め方
会計freeeのステップUIを活用して申告書を作成していく方法です。
顧問先の方やスタッフに基本的な情報を入力してもらい、入力の省力化を図りたい場合には便利な作成方法です。
特に電子申告を行う場合に原本書類の提出を省略するための「第三者作成書類の記載事項」を入力するのに適しているため、入力の省力化を図りたい場合にはおすすめの方法です。
【作成手順】
会計freeeを活用して申告書作成を進める場合には、以下の手順で申告書作成を進めていきます。
1. 顧問先の会計freeeにアクセスします。
2. 記帳をする必要がある所得が発生している場合(事業所得もしくは不動産所得の場合)には、会計freeeで記帳を終わらせます。必要に応じて消費税の申告書も会計freeeで完成させ、決算整理仕訳を計上して決算書を確定させます。
3. 会計freeeの「確定申告」メニューから「確定申告書の作成」をクリックし、確定申告書の作成に必要な「基本」「収支」「申告」ステップでの情報を入力していきます(一般事業主のユーザでは「基本」「収支」「確認」「提出」「その後」の5ステップですが、アドバイザーのユーザでは上記3ステップになっています。)。
4. 一通り入力が終わったら、「申告」ステップへ進み入力内容に応じた申告書の情報を確認し、ページ一番下のボタンから申告freeeへ進みます。
このボタンを押すと申告freeeの画面が開かれ、会計freeeでの入力内容を引き継いで申告書作成を進めることができます。
5. 申告freeeではまず①基本情報や家族情報の確認と②税理士情報で署名税理士の設定を行った後、帳票の細かい点の修正や会計freeeで作成できない帳票の作成を行っていきます。
6. 申告書作成後で申告書のチェックを行い、電子申告メニューから電子申告を行います。
【上記の手順での注意点】
- 会計freeeで対応していない帳票については、ステップUIでの入力箇所がないため、未対応の帳票がある場合にはそれらに関する情報を会計freeeでは入力せず、申告freeeへ連携した後に該当の書類を作成することとなります。
- 会計freeeで入力し申告freeeに連携した後の再連携はできませんので、一度データを引き継いだ後の申告書の修正や情報の追加は申告freeeで行う必要があります。
※情報が大幅に変わるなど、申告書を作り直す場合には会計freeeで入力し直して再度作成を開始することは可能です。 - 「基本」ステップにおいて、申告方法としていくつかの種類が選択できますが、申告freeeで電子申告を行う場合には「freeeで電子申告を行う」を選択する必要があります。
- 顧問先の方にステップUIで入力してもらう場合には、顧問先の方の事業所が会計freeeの有料プランに申し込まれている必要があります。
申告freeeでの申告書作成の進め方
会計freeeのステップUIを入力せずに、申告freeeに直接ログインして顧問先の決算書及び申告書を帳票に入力する形式で作成していくことも可能です。
申告書の作成に熟練したアドバイザー自身が、ステップUIでの入力ではなく帳票に書き込む形で決算書や申告書を作成していきたい場合にはこちらの方法が便利です。
【作成手順】
1. 顧問先管理freeeから顧問先の申告freeeにログインします。
2. ログイン後、画面右上の「年度切り替え」をクリックし申告書作成を行います。既に作成した申告データがある場合には、この動作は不要です。
3. 申告書作成後、「基本情報」及び「家族情報」を登録します。
4. 作成対象となる帳票を選択し、対象の帳票の作成をしていきます。
5. 給与所得や総合課税の配当所得などは、明細書が存在しないため、「所得情報」メニューから各種所得の情報を入力していきます。
6. 作成後、電子申告メニューから電子申告を行います。
【上記の手順での注意点】
- 基本情報の登録で、「確定申告書のAもしくはB」と「決算書の種類」を選択できますが、ここでの選択内容によって選択できる帳票が変わりますので、まずは基本情報の「申告情報」にて申告区分を選択する必要があります。