freeeは、iOS版モバイルアプリでも、請求書類(見積書・納品書・請求書)を作成できます。 いつでも請求書類を作成できますので、その場で取引先に見積や請求の内容を確認してもらい、送信することができます。
目次
- 請求書類を作成する
- 請求書類を管理・送信する
- 別の書類に変換する
- 請求内容への入金を登録する
- 参考:「承認フロー」機能使用時の請求書機能対応について
- 参考:請求書等における取引先情報変更時の取り扱いについて
- 参考:請求書ファイナンスについて
- 参考:freee受発注サービスβ版について
請求書類を作成する
ここでは請求書の作成手順をご説明します。
見積書・納品書の作成手順も同様です。
1. 画面下部の[請求書]タブをタップします。
2. 画面上部のボタンを[請求書]に切り替え、画面右上の[+]をタップします。
※ ボタンの切り替えは、作成したい書類に合わせて選択します。
3. 請求書の送付先となる取引先を選択します。
※ 未登録の取引先を指定する場合は、画面右上の[+]から新たに取引先を作成してから選択することができます。詳しくはこちら。
4. 請求書の基本情報を入力します。
項目 |
詳細 |
---|---|
取引先 |
手順2で選択した取引先が表示されます。タップして編集することもできます。 |
繰越金額 |
「繰越金額」項目がある請求書レイアウトを使用している場合のみ表示されます。未入金額を入力することができます。 請求書レイアウト変更のしかた |
請求日 |
請求書の発行日を入力します。ここで入力した日付が、未決済取引の発生日となります。 |
支払方法 |
「振込払い」または「口座引き落とし」から選択します。 |
振込期日/引き落とし日 |
振込期日(振込払い)/引き落とし日(口座引き落とし)を入力します。ここで入力した日付が、未決済取引の決済期日となります。 |
振込先/引き落とし口座 |
振込先(振込払い)/引き落とし口座(口座引き落とし)を直接入力します。 |
事業者情報 |
請求書の差出人部分に表示される情報を入力します。
|
備考 |
請求書最下部の備考欄に表示される情報を入力します |
5. 画面下部の[請求項目を追加]ボタンをタップして、行の種類を次の中から選択します。その後、必要な項目を入力し[作成]ボタンをタップします。
① 請求:売上高等にあたる項目を入力できます。
② 値引き:値引き(請求項目に対するマイナス)を入力できます。
③ テキスト:請求内容の説明等を入力できます。
④ 源泉徴収税:請求項目の金額に対する源泉徴収分を入力できます(個人事業主のみ)。
※ 下表①〜④は、上記行の種類(①〜④)をそれぞれ選択した場合に、設定できる項目を「○」、設定できない項目を「-」として表示しています。
項目 |
① |
② |
③ |
④ |
詳細 |
---|---|---|---|---|---|
項目名 |
○ |
○ |
○ |
○ |
項目名を入力します。過去に入力した履歴から選択すると、その時に入力した項目名に合わせて個数、単位、単価等も合わせて自動的に入力されます。 |
個数 |
○ |
- |
- |
- |
「個数」、「単位」、「単価」をそれぞれ入力します。 ※ 行の種類に「値引き」、「源泉徴収税」を選択した場合、入力された金額は自動的にマイナスとなります。 「消費税」から税区分を変更することができます。 |
単位 |
○ |
- |
- |
- |
|
単価 |
○ |
○ |
- |
○ |
|
消費税 |
○ |
○ |
- |
○ |
|
取引を編集する(任意) |
○ |
○ |
- |
○ |
請求書発行と同時に登録される収入未決済取引について、次の項目を任意に指定できます。
|
6. 請求書の入力内容を確認します。画面下部に「小計」、「消費税」、「合計」が確認できる他、画面右上[・・・]メニュー→[プレビュー]から実際の請求書イメージを確認できます。
7. 請求書内容が入力できたら[発行]または[下書き保存]ボタンをタップします。
- 発行:請求書の内容を確定し、同時に未決済の収入取引を作成します。
- 下書き保存:請求書内容を一時保存します。
請求書類を管理・送信する
請求書類を確認・編集する
1. 画面下部[請求書]タブをタップします。
2. 確認・編集したい請求書をタップすることで詳細を確認できます。
- 請求項目を編集する場合
画面右上の[ペン]マークをタップすると、各請求項目を編集することができます。
- 請求書のプレビューを表示する場合
画面右下の[請求書をプレビュー]をタップして実際のイメージを確認することができます。必要に応じて[共有]ボタンから印刷、PDFファイルの保存等が可能です。
- 請求書を複製する場合
画面右上[・・・]メニュー→[複製]をタップします。過去に作成した請求書から同様の内容の請求書を作成する時に便利です。
請求書類を送信する
1. 画面下部[請求書]タブをタップします。
2. 送信したい請求書を選択し、(未発行の場合は一度[発行]ボタンを選択してから)[メール作成]ボタンをタップします。
3. 「メール送信」画面が開くので、各項目を入力後[送信]ボタンをタップします。
※ メールアドレスは直接入力します。また、「CC」に複数のメールアドレスを入力する場合は、改行区切りで入力します。
- Webで確認できるリンクを共有:Web上で確認ができる請求書リンクをメール本文に含めて送信します。
- PDFを添付:請求書PDFをメール添付にて送信します。
別の書類に変換する
見積書は納品書 / 請求書に、納品書は請求書に、それぞれの内容を引き継いでカンタンに書類の変換を行うことができます。
1. 画面下部[請求書]タブをタップします。
2. 変換したい書類をタップします。
3. 詳細画面右上[・・・]メニュー[納品書に変換]または[請求書に変換]をタップします(表示される項目名は、手順2でタップした書類の種類によって変わります)。
4. 変換先の書類編集画面が表示されますので、適宜内容を編集し保存・発行します。
請求内容への入金を登録する
1. 画面下部[請求書]タブをタップします。
2. 入金登録をしたい請求書を選択し、[入金登録]ボタンをタップします。
3. 明細または手動による入金登録を行うことができます。
- 明細から入金登録を行う場合
表示された明細から登録したいものを選択し[登録]ボタンをタップします。 - 手動による入金登録を行う場合
画面右下[決済金額を手入力する]をタップし「決済口座」、「決済日」、「決済額」をそれぞれ入力し、[登録]ボタンをタップします。
参考:「承認フロー」機能使用時の請求書機能対応について
エンタープライズプランには、請求書類等の作成を承認制にする「承認フロー」機能が用意されております。「承認フロー」機能を有効にしている場合、現時点ではアプリ版の[請求書]機能を利用することができません。
その場合、請求書の作成はWeb版freeeで行っていただくか、もしくはアプリ版で利用する場合には一度「承認フロー」機能を無効にした状態でご使用ください。
参考:請求書等における取引先情報変更時の取り扱いについて
2020年1月上旬に取引先情報の保持の仕組みが変更となったことに伴い、請求書等の取引先情報を(「取引先」の編集権限を有する方が)変更した際の取り扱いが次のとおりとなります。
- 請求書と取引先設定に反映する
- 請求書に保持された取引先情報に加え、マスタである「取引先」にも当該変更を反映する場合に選択します。
(例)取引先の住所が移転した場合など
- 請求書に保持された取引先情報に加え、マスタである「取引先」にも当該変更を反映する場合に選択します。
- 請求書に反映する
- 請求書に保持された取引先情報のみに変更を加え、マスタである「取引先」には当該変更を反映しない場合に選択します。
(例)一時的に、取引先の別支店へ請求書等を送付する場合など
- 請求書に保持された取引先情報のみに変更を加え、マスタである「取引先」には当該変更を反映しない場合に選択します。
※ 「取引先」の編集権限を有しない方が変更を加えた場合は、確認のメッセージが表示されることなく、請求書等に保持された取引先情報のみに変更が反映されます。
参考:請求書ファイナンスについて
請求書ファイナンスとは、中小企業や個人事業主が保有する請求書をはじめとした売掛債権を売却(ファクタリング)することで、早期に資金化できるサービスです。
本サービスでは、お客さまが会計freeeに登録された売掛債権をfreeeが自動試算し、買取可能性の高い売掛債権をオファーします。
その後、売却したい売掛債権を選択し、本サービスにて提携を行うOLTA株式会社のウェブサイトにてお申込み以降の操作を行います。
最終的な審査及び売掛債権の売却実行は、OLTA株式会社にて行われます。
詳しくはヘルプをご覧ください。
参考:freee受発注サービスβ版について
freee受発注サービスβ版とは、受発注者が協働して見積書・発注書・発注請書・請求書を作成し、共有、その承認までクラウド上で一気通貫して行えます。そのため面倒な転記作業は一切不要になります。
書類の作成は必要項目を入力するだけで自動作成されるため、誰でも簡単に作成することが可能です。
詳しくはfreee受発注サービスβ版の製品ページをご覧ください。