申告freeeでは個人の方の事業所得や譲渡所得等について所得税の確定申告を行えます。 会計freeeから決算書情報を連携し、申告freeeで質問に答える形で所得・所得控除情報を入力後にできあがった帳票を編集する形で申告書作成を行うことができます。 このヘルプページでは申告書の進め方の概要について紹介します。
目次
申告freeeで確定申告を行う
申告書作成の概要
会計freeeで会計帳簿と決算書用のステップUIから決算書を作成し申告freeeに連携します。申告freeeでは所得/所得控除用のステップUIで入力をした後、必要に応じて帳票編集画面から帳票を編集します。入力完了後にチェックを完了したら電子申告を行います。
申告freeeで申告書作成を利用できる人
申告freeeを使えるアドバイザーと、そのアドバイザー事業所に内部メンバーとして招待されているメンバーが利用できます。アドバイザー様の関与されている顧問先のユーザーは利用できません。また、会計freeeと申告freee間での連携がある関係上、顧問先事業所の会計freeeにおいて外部メンバーの管理者としてIDを保有していることが前提になります。
会計freeeでの所得税の申告書作成との関係
会計freeeでは個人事業主が自身で申告書を作成するためのメニューがあります。顧問先の個人事業主が顧問先事業所の会計freeeの内部メンバーでログインすることによりその機能を利用することができます。こちらの機能により入力された情報について、申告freeeの所得税申告とは基本的に無関係になります(決算書に関する入力については共有になっています)。
平成30年度の所得税申告
平成30年度の所得税申告においては、会計freeeの確定申告機能で入力した基本情報、決算書情報、所得・所得控除情報を申告freeeに連携(基本1回のみ)して申告freeeで必要に応じて編集するという方式で申告書を作成します。詳細は下記ヘルプページで確認します。
(平成30年版)申告freeeで所得税の申告を行う
(平成30年版)対応帳票一覧
(平成30年版)総合課税の所得についての申告を行う(第一表と第二表を作成する)
(平成30年版)分離課税の所得についての申告を行う(第三表を作成する)
(平成30年版)損失が生じた場合の申告を行う(第四表を作成する)
(平成30年版)事業主のマイナンバーを登録する
(平成30年版)申告freeeで所得税の電子申告を行う
(平成30年版)顧問先管理freeeで税理士情報を設定する
平成29年度以前の所得税申告
平成29年度以前の所得税申告においては、申告freeeで申告は実施できません。会計freeeの確定申告機能を利用して申告書を作成します。
申告書作成の進め方
申告freeeでの申告書作成は以下の手順により行います。
会計freeeで事業所の作成
既に顧問先の会計freeeの事業所がある場合には、この操作は不要です。
なお、記帳をする必要のない顧問先(例えば給与所得者や譲渡所得者の申告を行う顧問先)であっても申告freeeで申告を行うためには会計freeeの事業所を作成する必要があります。
顧問先管理freeeでの事業所の追加についてはこちら
会計freeeで決算書に関する情報入力
会計freeeのステップUIを利用して決算書に関する情報入力をします。
【作成手順】
会計freeeにて以下の手順で申告書作成を進めていきます。
1. 顧問先の会計freeeにアクセスします。
2. 記帳をする必要がある所得が発生している場合(事業所得もしくは不動産所得の場合)には、会計freeeで記帳を終わらせます。必要に応じて消費税の申告書も会計freeeで完成させ、決算整理仕訳を計上して決算書を確定させます。
3. 会計freeeの「確定申告」メニューから「確定申告書の作成」をクリックし、決算書に必要な情報を入力しましょうで情報を入力していきます(一般事業主のユーザでは「基本」「収支」「確認」「提出」「その後」の5ステップですが、アドバイザーのユーザでは決算書のみの1ステップになっています。)。
4. 一通り入力が終わったら、画面最下部の「申告書類を作成」ボタンで申告freeeへ進みます。
このボタンを押すと申告freeeの画面が開かれ、会計freeeでの決算書入力内容を引き継いで申告書作成を進めることができます。
5. 決算書については、初回連携後に変更があっても青色申告決算書の上部にあるボタンで再連携ができます。
初期データ作成
会計freeeでの決算書の入力が完了したら申告書類を作成ボタンなどから申告freeeへ入り、初期データを作成します。初期データ作成は当該事業所で申告freeeに最初に入った際に実施されます。
【作成手順】
1. 申告freeeに初回ログインします。
2. 初回ログイン時には下記の期間選択が表示されるので、対象期間を設定し、取込を開始するボタンを押します。
3.下記初期処理画面が表示され100%になると所得税データの作成が完了します。
基本情報、家族情報の登録
納税者に関する情報や申告に関する情報、税理士に関する情報を基本情報で登録します。また、扶養家族に関する情報を家族情報で登録します。詳細はこちら。
【上記の手順での注意点】
- 基本情報の登録で、「確定申告書のAもしくはB」と「決算書の種類」を選択できますが、ここでの選択内容によって選択できる帳票が変わりますので、まずは基本情報の「申告情報」にて申告区分を選択する必要があります。
所得情報/所得控除に関するステップUIの入力
所得や所得控除に関する情報をステップUIの質問に回答する形で入力してゆきます。詳細はこちら。
【上記の手順での注意点】
- ステップUIに入力する項目については申告書や明細書、第三者作成書類に連携しますが、連携先の帳票で連携後に編集することはできません。ステップUIで再度入力いただく必要があります。
対象帳票の選択
基本情報の設定や所得情報/所得控除情報のステップUI入力で対象となる帳票以外の帳票追加が必要な場合には、こちらで追加を実施します。
所得の内訳を入力
ステップUIで入力できない所得については所得の内訳から入力を実施します。ステップUIなどで入力した所得については所得の内訳で入力状況の確認をします。
目次(便利機能)
所得・控除画面の左側に目次があり、所得情報や所得控除情報など別に入力画面へのリンクが用意されています。四角のマスが右側に表示されているリンクは所得・控除画面の外へリンクするものになります。
項目マップ(便利機能)
他の税目にもある機能ですが、所得税では所得・控除のステップUIも参照元として表示されます。
申告書の完成~電子申告
これまで追加された申告書の内容を編集、補完し、申告書を完成します。申告書のチェックまで完了したら電子申告を実施します。詳細はこちら。