freeeとAmazonビジネスと連携すると、日々の消耗品購入などの経理処理をスムーズに行うことができます。2022年1月から、新方式による連携を開始しました。
新方式リリース前からAmazonビジネスをお使いのお客様は、新方式に切り替えることでより便利にお使いいただけます。
旧方式は2023年1月末で機能停止したため、それまでの間に、新方式に切り替えてご利用ください。
対象となるお客様
新連携方式が開始した2022年1月以前に既にfreeeにAmazonビジネス連携されている方(従来の連携形式でご利用中の方)
Amazonビジネスの新旧連携方式の違い
旧方式と新方式の主な違いは、4点あります。
(1)連携方式がよりセキュアなAPI方式になります
これにより、同期のたびにSMSやメールにAmazonビジネスから届いたコードを入力する手間が不要になり、定期的な自動同期も安定的に行われます。
(2)明細の作成単位が「注文ごと」から「商品ごと」に変更されます
旧方式 |
新方式 |
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注文単位での明細作成 1回の注文で複数品目を購入した場合に、勘定科目や消費税率を商品別で設定できず、自動同期した明細を無視して手入力し直す作業が必要でした。 |
商品単位の明細作成 商品ごとに明細が作成されるため、勘定科目の設定がしやすくなります。 混合税率の場合にも商品ごとに消費税率がわかるので、自動で経理機能を活用いただけば、自動化ができます。 |
(3)口座の作成単位が「Amazonビジネスでお客様が設定したグループごと」に変更されます
旧方式 |
新方式 |
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アカウント単位での口座同期 お客様がAmazonビジネス上で「グループ」を設定して、部署別や購入用途別に購入データを管理をしていても、freeeに取り込む際はすべて同じ口座に取り込まれ、グループ別管理はできませんでした。 |
グループ単位での口座同期 Amazonビジネス上でお客様が作成したグループごとに口座を作成できるため、次の例のような同期が可能です。
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(4)明細が同期されるタイミングは、「注文日」ではなく「出荷日」に変更されます
新方式による連携開始(切り替え)時の注意事項
新方式の連携では、明細における購入内容の確認やグループ管理は便利になりますが、これまで旧方式で取り込まれてきた明細の形態が異なることから、切り替え時期の選択や事前準備が必要となります。
会計年度の途中から新方式に切り替えを行う場合
対象となるお客様
旧方式にてAmazonビジネス口座連携をしている方で、勘定科目単位で他のアプリ連携や予実管理をしていない方
- 任意のタイミングにて、「切り替え(新方式による連携開始)の設定方法」によって連携方式を旧方式から新方式に切り替えます。
- 旧方式による同期は、2023年1月末でサービス提供終了(同期停止)いたしますので、それまでの間に切り替えが必要となります。
- 決算書表示名は新旧方式ともにデフォルトでは「未払金」になります。
勘定科目名の変更等を避ける場合
対象となるお客様
旧方式にてAmazonビジネス口座連携をしている方で、勘定科目単位で他のアプリと連携したり、予実管理をしたりしている方
- 勘定科目単位で他のアプリと連携していたり、予実管理をしたりしているお客様は、新旧方式の勘定科目が別のものとして扱われます。
- 新会計年度(個人事業主であれば1月1日)から新方式による同期を利用開始してください。
- 旧方式による同期は、2023年1月末でサービス提供終了(同期停止)いたしますので、それまでの間に切り替えが必要となります。
旧方式にて自動登録ルールを設定済みの場合
対象となるお客様
旧方式にてAmazonビジネス口座連携をしている方で、自動登録ルールを設定している方
- 旧方式にて設定した自動登録ルールは新方式には引き継がれません。
- 新方式による同期を開始後に改めて自動登録ルールの設定が必要となります。
切り替え(新方式による連携開始)の設定方法
- 新方式のAmazonビジネス口座を新規に口座登録し、連携が開始出来る状態へ設定します。
口座の一覧・登録より、「Amazonビジネス(API)」口座を確認の上ご登録ください。連携の設定方法の詳細については「Amazonビジネス - 購入履歴を取り込む」をご覧ください。
API連携設定時の明細の取得範囲については、旧方式の口座に取り込んだ明細の最終日以降を指定します。例:新方式の明細の取得範囲の設定
- 旧方式の口座:2022年1月31日までの明細を取り込んだ状態の場合
- 新方式の口座:明細の取得対象を2022年2月1日に指定
- 旧方式の口座の未登録明細を全て登録します。
これにより、これまでに登録した取引の情報は残したまま、旧方式の口座同期は行われず、新方式のみで明細を取り込むことができるようになります。 - Amazonビジネス口座の残高を旧方式から新方式に移動させます。freeeでは、こういった口座間の資金移動を「口座振替」と呼んでいます。
- 「取引」→「口座振替」を開きます。
- 口座振替画面にてそれぞれの項目を入力し登録します。
- 振替日:旧方式の口座に取り込んだ明細の最終日翌日
- 振替元口座:新方式の口座
- 振替先口座:旧方式の口座
-
金額:旧方式の口座の登録残高からマイナス符号を外した金額
※登録残高は、未登録明細を全て登録した状態のホーム画面の登録残高、または、試算表の期末残高で確認できます(ホーム画面では登録残高はマイナス表記・試算表ではプラス表記となっています)。
※この時、プラスの金額を入力します。また、旧方式の口座残高が0円になるようにするため、 新方式の口座から旧方式の口座への移動 として登録します。
より詳細にご確認されたい場合は、「資金の移動を登録する(口座振替)」をご覧ください。
- ホーム画面等で、新方式のAmazonビジネス口座の登録残高を確認し、登録残高が移動されているかをご確認ください。
例:
- 旧方式の口座:登録残高0円
- 新方式の口座:登録残高-100,000円
上記のように旧方式の口座は登録残高が0円となり、新方式の口座に登録残高が移動している状態かをご確認ください。
【ホーム画面表示例】新方式口座振替前 新方式口座振替後
旧方式口座振替前 旧方式口座振替後
- 登録残高が0円になった旧方式の口座を、旧方式の口座の「口座の詳細」画面より非表示の設定を行います。
※非表示の操作方法は「口座を非表示にする」をご覧ください。
※新方式で取得した利用明細のうち、旧方式で取り込み済の利用明細があれば、「無視」という操作を行います。明細の無視の詳細な方法は「不要な明細を無視する 」をご覧ください。例:
- 旧方式の口座:2022年1月31日まで同期し、利用停止(残高を新方式の口座に口座振替)
- 新方式の口座:2022年2月1日時点から利用を開始したいが、1月31日分の利用明細を新方式でも取り込んでしまったため、1月31日の利用明細が重複して取り込まれた。
この場合、新方式の口座にて重複した1月31日分の利用明細を無視します。
関連ヘルプ
上記の内容で解決できなかった方は、合わせて以下のヘルプもご確認ください。