※ 本記事はfreee勤怠管理Plusについてのヘルプページです。freee人事労務については「freee人事労務のカテゴリー」をご覧ください。
一定時間の残業をあらかじめ想定しそれを超過した時間をさらに別集計したい場合、割増残業集計機能を使用することにより、集計が可能です。
割増残業集計機能については、「 1ヶ月の残業時間が45時間、60時間を超過した分を集計できますか?
」のヘルプページをご参照ください。
設定方法
割増残業時間は、雇用区分ごとに設定できます。
前提条件
本記事では、次のルールで集計を行う場合の設定方法をご案内します。
- 時間外労働のしきい値(2段階):45時間、60時間
- しきい値を超過した時間外労働:超過した時点から先の時間外労働は、別枠で集計します。
割増残業集計機能をONにする
設定 > オプション > 割増残業集計機能:「2段階の割増し残業を使用する」を選択し、[登録]をクリックします。
雇用区分を作成する
設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 設定したい雇用区分の[編集]をクリックします。
- 割増し開始時間:
割増残業「45」時間、割増残業2「60」時間と入力します。 - 割増し優先順位:
しきい値を超える労働日に残業と深夜残業の両方が発生した場合、どちらの残業として優先的に計算するかを選択します。
(例:あと3時間の残業でしきい値を超える勤務日に、2時間の残業と2時間の深夜残業があった場合、1時間が割増集計の対象となります。)
その1時間を通常の残業から発生させ割増残業として扱うのか、深夜残業から発生させ割増深夜残業として扱うのかを選択してください。
設定が完了したら、[登録]をクリックして設定を保存してください。
設定を適用する
上記の設定は、すでに勤怠計算された日の集計には適用されません。過去の集計データにも変更を反映するには、勤怠データ再計算 を行ってください。
勤怠データ再計算については、「 「勤怠データ再計算」とは何ですか? 」のヘルプページをご参照ください。
時間集計の見方
しきい値を超過した残業時間が実際にどのように計上されるのか確認します。
「割増残業」のしきい値(45時間)を超過した部分が「割増残業」「割増深夜残業」に別計上されています。
また、「割増残業2」のしきい値(60時間)を超過した部分が「割増残業2」「割増深夜残業2」に別計上されています。
割増残業時間、割増深夜残業時間、割増残業時間2、割増深夜残業2は重複せずに集計されます。
本記事での集計ルールの場合、「月割増賃金」の対象となる時間外労働の合計は次のとおりです。
- 割増残業:
12時間0分 + 割増深夜残業 3時間0分 = 15時間0分(割増率125%以上) - 割増残業2:
20時間0分 + 割増深夜残業2 5時間0分 = 25時間0分(割増率150%以上)