※ 本記事はfreee勤怠管理Plusについてのヘルプページです。freee人事労務については「freee人事労務のカテゴリー」をご覧ください。
従業員のタイムカード > 月別データ「時間集計」欄の右側にある[月の集計確認]をクリックすると、計算手順が表示されます。こちらから確認できます。
※ 全権管理者のみ操作可能です。
※ 「タイムカード(カスタム)」画面では[月の集計確認]は表示されません。通常の「タイムカード」画面にてご確認ください。
月の集計画面確認時の注意点
月の集計画面の全体像
- 「月の集計」画面の各日に表示される集計時間は、その日だけの集計時間ではなく、その日までの累計の集計時間が表示されます。
- タイムカード画面の場合:各日の集計時間が表示されます。
- 月の集計画面の場合:所定時間の累計時間が表示されます。
- タイムカード画面の場合:各日の集計時間が表示されます。
- 割増残業や丸め、変形労働などの月単位での勤怠計算は、表下部の緑行に適用前後の値が表示されます。
月の集計手順の見方
ここでは、次の例示をもとにご説明します。
例:月別データの丸め、割増残業の設定あり
なお、月別データの丸めと割増残業が適用される順番は、「割増残業→丸め 」です。
割増残業
【設定内容】
- 設定 > その他 > オプション > 勤怠管理設定カテゴリ > 割増残業集計機能:「1段階の割増設定を使用する」
- 設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] >月の時間外集計カテゴリの「割増残業」 > 「割増し開始時間」を「45時間」で設定
【月の集計画面】
番号 | 説明 |
---|---|
① | 残業時間+深夜残業時間(+法定外休日残業+法定外休日深夜残業)で45時間までが計上されます。 |
② | 残業時間+深夜残業時間(+法定外休日残業+法定外休日深夜残業)で45時間を超えた時間が割増残業時間と割増深夜残業時間に計上されます。 |
11/26までで、残業時間40.57H、深夜残業時間0.49Hです。
残業時間40.57H+深夜残業時間0.49H=41.46H
※ 上記は60進数表示なので、0.60H=1Hです。
「割増し開始時間」は45Hなので、割増残業が計上されるまであと3.14Hです。
また、「割増し優先順位:深夜残業(法定外休日深夜)から優先的に割増残業時間に計上する」なので、割増残業に計上される優先順位は 深夜残業時間 → 残業時間 です。
11/27から割増残業時間への計上が始まります。
- 11/27の日の集計:残業時間4.13H、深夜残業時間1.01H
割増残業へ計上されるまで3.14H、割増残業に計上される優先順位は深夜残業時間からなので、ここでは残業時間から残りの3.14Hへ充当されます。
残業時間4.13Hのうち、3.14Hが通常の残業時間、残りの0.59Hが割増残業として計上されます。
よって、残業時間3.14H、割増残業0.59H、割増深夜残業時間1.01Hとなります。
11/28以降の「残業時間」「深夜残業時間」は全て、「割増残業時間」「割増深夜残業時間」に計上されます。
丸め
【設定内容】
- 設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] > 拡張機能カテゴリ > 月別データの丸め単位で「所定」「所定外」「残業」「深夜所定」「深夜所定外」「深夜残業」の丸めを特60(1~29分までは切り捨て、30~59は切り上げ)で設定
【月の集計画面(60進数表記)】
割増残業が集計された後、丸めの設定が適用されます。
- 所定時間:168.00H(丸めなし)
- 残業:44.11H
→ 44.00H(切り捨て丸め) - 深夜残業:0.49H
→ 1.00H(切り上げ丸め) - 割増残業:5.27H
→ 5.00H(切り捨て丸め) - 割増深夜残業:1.35H
→ 2.00H(切り上げ丸め)