freee受発注は2024年10月31日をもって機能提供を終了する予定です。
詳細は「【重要なお知らせ】今後のfreee受発注について」をご確認ください。
このページでは、freee受発注とfreeeサインを連携し、受発注管理だけではなく契約管理まで一気通貫で行う方法についてご説明します。
※ 本ページは freeeサインと連携して契約管理を行いたい方向けのヘルプページです。freeeサイン連携をせずに契約管理を行いたい場合は「 freee受発注で契約管理をする(freeeサイン連携なし) 」のヘルプページをご覧ください。
目次
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freeeサインとの連携に関する概要
- freeeサイン とは
- 本機能の概要とメリット
- 本機能を利用するための必要条件 -
freee受発注とfreeeサインを連携する
- 【事前準備1】freeeサインでAPIクライアントの設定を行う
- 【事前準備2】freee受発注からfreeeサインへの連携設定を行う -
freeeサインの契約書に関する操作を行う
- A. 契約書に使用するデフォルトのテンプレートを選択する
- B. freeeサインを利用して契約書のやり取りをはじめる
- C. 取引先に紐づいた契約の詳細を確認する
- D. 添付した契約書の情報を更新する
- E. 添付した契約書を削除する
- F. その他の操作を行う - freeeサインとの連携を解除する
- よくある質問
freeeサインとの連携に関する概要
freeeサイン とは
面倒な契約業務をカンタンにオンライン上で完結できるサービスです。さまざまなテンプレートから契約書が作成できるのはもちろんのこと、相手方との契約をスピーディーに電子締結したり、過去の契約書の一括管理することができます(詳しくは「 freeeサインとは 」をご覧ください)。
本機能の概要とメリット
従来のfreee受発注では、発注〜請求までのタイムラインにおけるやり取りをクラウド上で完結することはできましたが、その手前に存在する「契約管理」までをカバーすることはできませんでした。
2021年12月 以降は、freeeサインとの連携により「契約管理」の領域までカバーすることができ、freee受発注にて受発注管理だけではなく「契約管理」を含めた一元管理が可能となります。
これにより、これまでは分散しやすかった契約書類等の資産も、取引先と紐付けて管理することがカンタンになりました。
本機能を利用するための必要条件
本機能を利用するためには、次のいずれの条件も満たす必要があります。本機能の利用に際して、各条件を満たしていることをご確認ください。
【freeeサインの契約プラン・オプション】
freeeサインにて、API連携ができる有料プランやオプションのご契約が必要です。各プランごとに必要な条件は次のとおりです(プラン詳細は「 プラン・価格 」をご覧ください)。
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Lightプラン、Light Plusプラン、Proプランのいずれかをご利用の場合:
各プラン料金に加え、「API連携オプション」月額5,000円(税抜)をご契約いただくことで、本機能をご利用いただけます。 -
Pro Plusプランをご利用の場合:
Pro Plusプランの料金のみで本機能をご利用いただけます(「API連携オプション」に相当する機能がプラン料金に含まれております)。
【本機能を利用するメンバーのメールアドレス】
freee受発注上でfreeeサインの各種機能を利用する場合、freee受発注・freeeサイン双方で同一メールアドレスのメンバーが招待されている必要があります。本機能を利用するメンバーは、あらかじめfreee受発注・freeeサイン双方で、同一メールアドレスによる招待を受けていることをご確認ください。
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freee受発注でメンバーを招待する操作手順:
「 freee受発注の初期設定を行う - メンバー招待・権限管理 」をご覧ください。 -
freeeサインでメンバーを招待する操作手順:
「 チームにメンバーを招待する 」をご覧ください。
freee受発注とfreeeサインを連携する
freee受発注とfreeeサインを連携するためには、次の2つの事前準備が必要となります。
それぞれの事前準備の詳細は、以下の各セクションをご覧ください。
順番 | 操作の概要 | 操作の詳細 |
---|---|---|
1 | freeeサインにて、API連携に必要な情報を発行します。 | |
2 | freee受発注からfreeeサインへの連携設定を行う | 発行したAPI連携に必要な情報をfreee受発注に設定し、連携を完了させます。 |
【ご注意】freeeサインおよびfreee受発注のAPI対応関係について
1つのfreeeサインチームのAPIは、freee受発注上の1つの事業所にしか設定できません。そのため、既にある事業所に設定済みのチームのAPIを、他の事業所に設定するとエラーになります。
設定済みの1つのチームAPIを別の事業所に設定するには、一旦連携を解除する必要がありますのでご注意ください。
API連携解除の操作方法は「 freeeサインとの連携を解除する 」をご覧ください。
【事前準備1】freeeサインでAPIクライアントの設定を行う
ここでは、freeeサインにてAPI連携に必要な情報を発行するための手順をご説明します。
必要な操作は次のとおりです。
【1. APIを利用するための申込を行う】
まずは、freeeサインでAPIを利用するための申込が必要となります。
「 freeeサイン Web API・Webhook 利用ガイド - API利用の申込 」に記載の手順に沿って、API利用の申込を行ってください(API利用開始の手続きには1日ほどお時間を要します)。
【2. APIを有効化し必要な連携情報を発行する】
次に、APIを有効化し、連携に必要な「client_id」および「client_secret」を発行します。
「 freeeサイン Web API・Webhook 利用ガイド 」の「 APIクライアント設定ページにアクセス 」から「 client_id と client_secret を発行 」に記載の手順に沿って必要な操作を行ってください。
発行した「client_id」および「client_secret」は、後の手順で使用するため、お手元にお控えください。
【ご注意】「client_id」および「client_secret」の管理について
「client_id」および「client_secret」は、API連携を行う上で大変重要な情報です。第三者に漏洩すると、freeeサインのデータに不正アクセスされる恐れがありますので厳重に保管ください。
おつかれさまでした。
続けて「 【事前準備2】freee受発注からfreeeサインへの連携設定を行う 」へ
お進みください。
【事前準備2】freee受発注からfreeeサインへの連携設定を行う
ここでは、freee受発注からfreeeサインへの連携手順をご説明します。
操作手順は次のとおりです。
- freee受発注 へログインします。
- 画面上部の[設定]メニューをクリックし[サービス連携]タブに切り替えます。
- 「連携可能サービス」の一覧に表示されたfreeeサインの[連携]ボタンをクリックし、「freeeサインと連携」画面を開きます。
- freeeサイン側で発行した「client_id」および「client_secret」を入力し、[連携]ボタンをクリックします。
- 正しく連携されると「サービス連携」タブの「freeeサイン」項目に「連携済み」と表示されます。
※ 「client_id」「client_secret」のどちらか もしくは 両方が正しくなかった場合、「クライアントの認証に失敗しました。client_id・client_secretを確認してください」というエラーが画面上部に表示されます。
入力された「client_id」および「client_secret」が有効期限内で、正しい値であるかを確認し、再度連携操作をお試しください。
おつかれさまでした。
以上の操作で、freee受発注とfreeeサインの連携は完了です!
freeeサインの契約書に関する操作を行う
freeeサインとの連携が完了すると、freee受発注で次の操作が可能となります。
それぞれの操作の詳細は、以下の各セクションをご覧ください。
記号 | 操作の概要 | 操作の詳細 |
---|---|---|
A | 契約書に使用するデフォルトのテンプレートを選択する |
「基本契約」「秘密保持契約」のそれぞれについて、デフォルトで使用するテンプレートを指定することができます。 ※ 「 B. freeeサインを利用して契約書のやり取りをはじめる 」の操作でのみ有効な設定です。 |
B | freeeサインを利用して契約書のやり取りをはじめる | freee受発注の取引先との間で締結する契約書を一から新規作成します。 |
C | 取引先に紐づいた契約の詳細を確認する | 添付した契約書は、取引先ごとに詳細を確認することができます。 |
D | 添付した契約書の情報を更新する | 添付した契約書に後から変更があった場合に、更新することができます。 |
E | 添付した契約書を削除する | 添付した契約書が不要である場合に、削除することができます。 |
F | その他の操作を行う | その他の操作についてご説明します。 |
A. 契約書に使用するデフォルトのテンプレートを選択する
「 B. freeeサインを利用して契約書のやり取りをはじめる 」の方法で契約書を作成する場合、「基本契約」「秘密保持契約」のそれぞれについては、デフォルトで使用するテンプレートを指定することができます。これにより、テンプレート選択の手間が軽減されます(事前にfreeeサイン側で テンプレート登録 しておく必要があります)。
操作手順は次のとおりです。
- freee受発注の画面上部から[設定]メニューを表示し、[サービス連携]タブに切り替えます。
- 「freeeサイン」の「テンプレート設定」項目にて、「基本契約」または「秘密保持契約」の[+テンプレートを設定]ボタンをクリックします。
- 使用したいテンプレートの[選択]ボタンをクリックし、デフォルトテンプレートとして設定します。
B. freeeサインを利用して契約書のやり取りをはじめる
freeeサインとの連携が完了すると、freee受発注の画面からfreeeサインの画面に遷移することなく、直接契約書の作成・締結を行うことができます(事前にfreeeサイン側で、締結する契約書の テンプレートを登録 しておく必要があります。)。
操作手順は次のとおりです。
- freee受発注の画面上部から[取引先]メニューを表示し、契約書のやり取りを行いたい取引先をクリックします。
- 取引先詳細画面 右側の「契約」項目から締結したい契約種別に当てはまる[+追加]ボタン → [freeeサイン連携で新規作成]をクリックします。
- ここから「 1. 基本情報 」ステップの各項目を入力していきます。
[テンプレートを選択]ボタンを選択し、利用するテンプレートの[選択]ボタンをクリックします。
- 「基本情報」カードにて、必要な各情報を入力します。
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ファイル名(必須):
作成する契約書のファイル名を入力します。 -
保存先フォルダ:
作成する契約書の保存先となるフォルダを指定します。特に指定しない場合は「ルートフォルダ」がデフォルトで選択されています。 -
テンプレートの各入力項目:
テンプレート内に含まれる各項目を入力します。テンプレートによって入力すべき内容は異なります。
-
ファイル名(必須):
- 「契約期間設定」カードにて、契約期間を入力します。
ここまでの入力内容に問題がなければ、画面右下の[保存して次へ]ボタンをクリックします。
※ ここで契約期間を入力すると、期間満了の7日前に通知メールを受け取ることができます。
- ここから「 2. 送信先情報 」ステップの項目を入力していきます。
ファイル名をクリックすると、契約書内容をプレビューすることができます。契約内容に問題がなければ「送信先情報」カードの各項目を入力し、画面右下の[保存して次へ]ボタンをクリックします。
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送信先メールアドレス(必須):
契約書締結依頼メールの送付先となるメールアドレスを入力します。 -
メッセージ:
契約書締結依頼メールに特筆すべき事項等があれば入力します。
-
送信先メールアドレス(必須):
- 送信確認画面が表示されます。問題がなければ[送信]ボタンをクリックします。
これにより、「送信先」に指定したメールアドレス宛へ契約書締結依頼のメッセージが送信されます。
- 契約書の送信先となる方には契約書締結依頼メールが送信されますので、「 【契約相手向け】文書の署名・合意の方法 」(外部サイト)の手順に沿って署名・合意等を行います。
- 契約書への合意がなされると、契約書の送信元となった方には「契約への合意があった」旨のメールが送信されます。
メール本文内の[契約書を確認する]ボタンをクリックし、契約の締結を完了します。
- 契約の締結まで完了すると、freee受発注の取引先詳細画面の「契約」項目にて、ステータスが「完了」と表示され、締結した契約書の管理等を行うことができます。
C. 取引先に紐づいた契約の詳細を確認する
freee受発注の取引先に紐づいた契約(書)は、「 取引先の一覧画面 」「 取引先の詳細画面 」双方から確認することができます。
操作手順は次のとおりです。
【取引先の一覧画面から確認する】
- freee受発注の画面上部から[取引先]メニューを表示します。
- 契約の状況に合わせて、各取引先の一覧に次のステータスが表示されます。
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freeeサインで契約書のやり取りを行っている場合に表示されるもの:
- 契約処理中
- 契約済み
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契約期間が設定されている場合に表示されるもの:
- 期間前の契約あり
- 期限切れの契約あり
-
freeeサインで契約書のやり取りを行っている場合に表示されるもの:
【取引先の詳細画面から確認する】
- freee受発注の画面上部から[取引先]メニューを表示し、契約書の詳細を確認したい取引先をクリックします。
- 取引先詳細画面の右側にある「契約」項目から、各種契約の詳細を確認することができます。
取引先の詳細画面では次の確認・操作等が可能です。-
各契約のステータスを確認する場合:
各契約の状況に合わせて、次のステータスが表示されます。契約書をアップロードした場合には、各ステータスを任意に変更することができます。
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freeeサインで契約書のやり取りを行っている場合に表示されるもの:
- 作成中
- 確認待ち
- 要確認
- 完了
- 却下
- 有効期限切れ
- 削除済み
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契約期間が設定されている場合に表示されるもの:
- 契約締結前
- 契約期限切れ
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freeeサインで契約書のやり取りを行っている場合に表示されるもの:
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表示されたfreeeサインの情報を更新したい場合:
[更新]ボタンをクリックすると、表示されているfreeeサインの情報を最新のものに更新することができます。[更新]ボタンをクリック または 1時間ごとの自動同期がされる度、同期日時も更新されます。
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契約に関する操作の履歴を確認したい場合:
[契約履歴]ボタンをクリックすると、契約に関する操作ごとの履歴が時系列順で表示されます。
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添付された契約書をプレビューしたい場合:
プレビューしたい契約書の右側に表示された[・・・]ボタン → [プレビュー]をクリックします。新しいタブが開き、契約書の内容を確認することができます。
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各契約のステータスを確認する場合:
D. 添付した契約書の情報を更新する
契約書の内容が改訂された場合などは、既に添付してある契約書を更新することができます(更新ができる契約書は「基本契約」「秘密保持契約」のみです)。
操作手順は次のとおりです。
- freee受発注の画面上部から[取引先]メニューを表示し、契約書の更新をしたい取引先をクリックします。
- 取引先詳細画面の右側にある「契約」項目から、更新したい契約書の[・・・]ボタン → [すでにある契約書で更新]をクリックします。
- 「 freee受発注で契約管理をする(freeeサイン連携なし) - A. すでにある契約書をアップロードする 」の 手順3 以降と同様の手順にて、更新先となる契約書をアップロードします。
E. 添付した契約書を削除する
添付した契約書が不要な場合は、契約書を削除することができます(契約書を削除すると、freee受発注からは閲覧できなくなりますが、freeeサイン側からは削除されません)。
操作手順は次のとおりです。
- freee受発注の画面上部から[取引先]メニューを表示し、契約書の削除をしたい取引先をクリックします。
- 取引先詳細画面の右側にある「契約」項目から、削除したい契約書の[・・・]ボタン → [削除]をクリックします。
- 削除の確認メッセージが表示されます。削除しても問題がなければ[削除]ボタンをクリックします。
F. その他の操作を行う
ここでは、その他に行うことができる操作についてご説明します。
【契約期間設定】
freee受発注では契約書の登録時に「契約期間」を設定することで、契約満了の7日前に通知メールを受け取ることができます。この契約期間は後から変更することが可能です。
操作手順は次のとおりです。
- freee受発注の画面上部から[取引先]メニューを表示し、契約期間を変更したい取引先をクリックします。
- 取引先詳細画面の右側にある「契約」項目から、契約期間を変更したい契約書の[・・・]ボタン → [契約期間設定]をクリックします。
- 変更先となる「契約期間」を入力し[保存]ボタンをクリックします。
これにより、freee受発注側で管理される「契約期間」が変更されます。
※ ここで変更した「契約期間」は契約書の内容には直接反映されません。必要に応じて、契約の相手方との再契約や「 D. 添付した契約書の情報を更新する 」の操作を行ってください。
【freeeサインで再送・編集・履歴確認】
freeeサインで作成した契約書は、カンタンに再送・編集・履歴確認を行うことができます。
操作手順は次のとおりです。
- freee受発注の画面上部から[取引先]メニューを表示し、対象の取引先をクリックします。
- 取引先詳細画面の右側にある「契約」項目から、freeeサインの各種操作をしたい契約書の[・・・]ボタン → [freeeサインで再送・編集・履歴確認]をクリックします。
- 新しいタブで、該当の契約書の詳細画面がfreeeサインで開きます。目的に合わせて必要な操作を行ってください。
freeeサインとの連携を解除する
freeeサインとの連携が不要になった場合は、連携を解除することができます。
操作手順は次のとおりです。
【ご注意】連携解除する前の確認事項について
連携解除を行うと、freee受発注上で「契約書の新規作成」および「契約書の閲覧」ができなくなります。事前に問題がないことを確認の上、解除操作を行ってください。
- freee受発注 へログインします。
- 画面上部の[設定]メニューをクリックし、[サービス連携]タブに切り替えます。
- 「連携可能サービス」の一覧に表示されたfreeeサインの[連携解除]ボタンをクリックし、「freeeサインとの連携を解除します」画面を開きます。
- 連携解除における注意事項を確認し、問題がなければ[解除]ボタンをクリックします。
- 連携が解除されると「サービス連携」タブの「freeeサイン」項目に「未連携」と表示されます。
よくある質問
ここでは、freee受発注とfreeeサインの連携について「よくある質問」をまとめております。
1つの取引先には「基本契約」「秘密保持契約」を、それぞれ1件ずつしか添付できないのですか?
はい、「基本契約」「秘密保持契約」の欄には、それぞれ最新の契約書が1件ずつ添付可能です。
ただし「その他契約」の欄では複数の契約書の添付が可能です。複数の契約書をやり取りする場合は、必要に応じて当該欄をご利用ください。
「その他契約」で契約書のテンプレートは利用できますか?
いいえ、できません。
freeeサイン連携における契約書のテンプレートは、「基本契約」「秘密保持契約」のみで使用可能です。