「休暇みなし勤務時間」の残業計算への影響と設定変更方法 – freee ヘルプセンター

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休暇取得時のみなし勤務時間（以下「休暇みなし時間」）が残業計算にどのように影響するかは、以下の項目によって変わります。

雇用区分登録画面の「休暇みなし時間の残業計算への算入」を指し示しているスクリーンショット

休暇取得時のみなし勤務時間の詳細は、「休暇取得時にみなし労働時間を計上する方法（休暇みなし勤務時間）」のヘルプページをご参照ください。

各選択肢の設定内容

1. 含めない
「実労働時間」の合計が「残業開始時間」を超過した場合に、残業を計上します。
2. 含める（残業時間へ計上しない）
「実労働時間」および「休暇みなし時間」の合計が「残業開始時間」を超過した場合に、残業を計上します。
「残業開始時間」の超過以降に休暇を取得した場合、その休暇の「休暇みなし時間」は残業に計上せず、所定に計上します。
3. 含める（残業時間へ計上する）
「実労働時間」および「休暇みなし時間」の合計が「残業開始時間」を超過した場合に、残業を計上します。
「残業開始時間」の超過以降に休暇を取得した場合、その休暇の「休暇みなし時間」も残業に計上します。

次のような場合にそれぞれどのような計算になるか、解説します。

設定＞従業員＞雇用区分設定＞該当雇用区分の［編集］＞「週の時間外集計」カテゴリ＞「週の法定労働時間」にて、「40時間0分間を超過した勤務については、残業としてカウントする」と設定している
※ 「時系列で計上」設定とします。詳細は「「週の法定労働時間」の設定方法 / 計算方法」のヘルプページをご覧ください。
有休の「休暇みなし時間」を計上する設定にしている

「実労働時間」の合計が40時間を超過した場合に、残業を計上します。
→ 「実労働：36時間（①＋②＋③＋④＋⑤）」であるため、残業は計上されません。
労働時間のイメージ図

「実労働時間」および「休暇みなし時間」の合計が「残業開始時間」を超過した場合に、残業を計上します。
→ 労働5日目までに「実労働：32時間（①＋②＋④＋⑤）」＋「休暇みなし時間：8時間（③）」が計上され、週40時間に達します。このため、労働6日目の労働時間が残業計上対象となります。
「残業開始時間」の超過以降に休暇を取得した場合、その休暇の「休暇みなし時間」は残業に計上せず、所定に計上します。
→ 労働6日目のうち「実労働：4時間（⑥）」が残業に計上され、「休暇みなし時間：4時間」が所定に計上されます。
① 月曜日（労働1日目）：実労働8時間
② 火曜日（労働2日目）：実労働8時間
③ 水曜日（労働3日目）：有休8時間
④ 木曜日（労働4日目）：実労働8時間
⑤ 金曜日（労働5日目）：実労働8時間
⑥ 土曜日（労働6日目）：実労働4時間 / 有休4時間
※ ⑥が超過分となり、残業計上対象になります。

「実労働時間」および「休暇みなし時間」の合計が「残業開始時間」を超過した場合に、残業を計上します。
→ 労働5日目までに「実労働：32時間（①＋②＋④＋⑤）」＋「休暇みなし時間：8時間（③）」が計上され、週40時間に達します。このため、労働6日目の労働時間が残業計上対象となります。
「残業開始時間」の超過以降に休暇を取得した場合、その休暇の「休暇みなし時間」も残業に計上します。
→ 労働6日目の「実労働：4時間（⑥）」＋「休暇みなし時間：4時間（⑦）」が残業に計上されます。
① 月曜日（労働1日目）：実労働8時間
② 火曜日（労働2日目）：実労働8時間
③ 水曜日（労働3日目）：有休8時間
④ 木曜日（労働4日目）：実労働8時間
⑤ 金曜日（労働5日目）：実労働8時間
⑥ 土曜日（労働6日目）：実労働4時間
⑦ 土曜日（労働6日目）：有休4時間
※ ⑥と⑦が超過分となり、残業計上対象になります。