対象プラン(法人)
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新プラン | アドバンス | エンタープライズ |
旧プラン | プロフェッショナル | エンタープライズ | |
対象プラン(個人) | なし | ||
その他 | freee支出管理 経費精算Plus | freee支出管理 Full |
購買申請において以下のような要件を満たす申請経路を金額分岐と役職分岐を組み合わせることで設定することができます。
- 役職ごとに決済できる金額の上限が定められていて、申請金額に応じて適切な役職者の承認を得る必要がある
- 申請者は自分よりも上位の役職者の承認を得る必要がある
これにより、スムーズで正確な申請業務を行うことができます。
【管理者】申請経路役職分岐の設定方法をデモで確認
新しいタブでご覧なりたい方は「申請経路役職分岐の設定方法」をクリックしてください。
事前準備
申請経路の作成にあたり、承認者の指定に所属情報(部門・役職)を含む場合には、あらかじめfreee会計およびfreee人事労務間の部門・役職連携を行っておく必要があります。詳しくは「経費などの申請経路を設定する - freee人事労務との部門・役職連携」のヘルプページをご覧ください。
「承認者の指定に所属情報(部門・役職)を含む場合」とは、「申請経路の設定」画面の「承認」項目にて次の選択肢から承認者を指定する場合です。
- 役職指定(申請者の所属部門)
- 役職指定(申請時に部門指定)
- 部門および役職指定
【管理者】申請経路の役職分岐を設定する
申請経路の分岐条件を設定するには、「管理者」または「一般(経理)」権限を有している必要があります。
申請経路の分岐条件を設定する手順は、次のとおりです。
例として以下のような規定を満たすパターンを作成します。
例:購買申請規定
- 申請者よりも上位の役職者の承認が必要
- 決裁規定の沿って適切な決裁者の承認が必要
- 最後に経理部門が承認すること
役職マスタ | |
---|---|
本部長 | 上位 ↑ ↓ 下位 |
部長 | |
課長 |
決済規定 | 課長 | 部長 | 本部長 | ||
---|---|---|---|---|---|
購買申請 | 広告宣伝費 | ①1件 3,000,000円以上 | ○ | ○ | ◎ |
②1件 500,000円以上 3,000,000円未満 | ○ | ◎ | |||
③1件 0円以上500,000円未満 | ◎ |
◎:決済、○:承認
申請金額と申請者の役職によって承認ステップが以下の通り分岐する申請経となります
申請者が役職なし
- 申請金額が¥500,000未満
- 課長承認→経理部門承認
- 申請金額が¥500,000以上、¥3,000,000未満
- 課長承認→部長承認→経理部門承認
- 申請金額が¥500,000以上
- 課長承認→部長承認→本部長承認→経理部門承認
申請者が課長
- 申請金額が¥3,000,000未満
- 部長承認→経理部門承認
- 申請金額が¥500,000以上
- 部長承認→本部長承認→経理部門承認
申請者が部長
- 本部長承認→経理部門承認
申請経路設定について詳しくは「経費などの申請経路を設定する」のヘルプページをご覧ください。
ここでは役職分岐の設定について説明します。
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[その他設定]メニューの[申請経路・代理承認]を開きます。
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[+新規作成]をクリックします。
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承認ステップが最も多くなるパターンで、承認ステップを設定します。
今回の場合は、「課長承認→部長承認→本部長承認→経理部門承認」が最も多くなるので、1ステップから4ステップにそれぞれの承認者を指定します。
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各承認ステップの実行条件を設定します。
申請経路の1つ目の承認ステップ「課長承認」は申請者が役職なしの場合は常に実行したいため「役職条件:役職なし」を設定します。
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申請経路の2つ目の承認ステップ「部長承認」は申請者が課長の場合は常に実行したいため「役職条件:課長」を設定します。
また、申請者が役職なしの場合は金額が¥500,000以上のときに実行したいため「役職条件:課長 AND 金額条件:¥500,000以上」を追加で設定します。
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申請経路の3つ目の承認ステップ「本部長承認」は申請者が部長の場合は常に実行したいため「役職条件:部長」を設定します。
また、申請者が役職なし/課長の場合は金額が¥3,000,000以上のときに実行したいため「役職条件:役職なし、課長 AND 金額条件:¥3,000,000以上」を追加で設定します。
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申請経路の4つ目の承認ステップとして「経理部門承認」を設定します。
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保存します。
- 申請フォームの設定から、作成した申請経路を選択してください。申請フォームの設定は「経費などの申請経路を設定する - 申請種別を選択する」のヘルプページをご覧ください。
【利用者】申請経路の分岐条件を利用する
申請経路の役職分岐は、申請者の役職によって自動的に適用されます。申請フォームの利用者は、申請経路を手動で切り替える手間なく申請を行うことができます。
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[発注・経費・支払]メニュー →[購買申請]から役職分岐が設定された申請フォームをクリックします。
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必要な項目を入力します。
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設定された役職条件により、承認ステップが自動で分岐します。
申請者の役職が未設定、申請金額が¥750,000のとき
申請者の役職が部長の場合
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「申請内容」および「申請経路」に問題がなければ、申請を行います。
承認ステップの順番について
以下のような実行条件を設定した申請経路において
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合計金額200,000円以上で部長承認
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合計金額100,000円以上で課長承認
申請金額が20万円の場合は、「部長承認→課長承認」の順番になります。
「課長承認→部長承認」としたい場合は、その順番で承認ステップを設定してください。
金額条件の金額が少ない順番ではなく承認ステップの順番で評価されます。