この機能はアドバイザーの方が利用可能です。
本ページではfreee申告消費税でfreee会計の情報を使用せずに申告書を作成する方法について紹介します。
手動入力機能について
freee申告消費税では、freee会計で入力された取引の情報をもとに消費税申告書が作成可能ですが、freee会計の情報入力をせずに「消費税区分基礎データ」の登録操作から始めることで基礎データの金額を元に申告書を作成することも可能です。
この機能を「手動入力」機能と呼びます。
手動入力は以下のようなケースでの運用を想定しています。
- 他社の会計ソフトを利用している顧問先の申告書作成
- 会計ソフトを利用していない顧問先の申告書作成
手動入力の利用方法
申告書作成時に表示される画面で「作成方法」を「手動入力」に設定します。
※freee会計がプラン未契約の場合「手動入力」でしか作成できません。
「freee連携」を選択すると、従来通りfreee会計から連携して申告書が作成可能です。手動入力を選択した場合には、会計期間・課税期間も直接入力が必要です。
作成方法は一度選択すると後から変更ができません。別の作成方法を選択したい場合は、申告書を作成しなおしてください。
申告書がどちらの方法で作成されたかは、申告書の一覧画面に表示されます。
手動入力での申告書作成例
- freee顧問先管理から対象の顧問先の消費税にログインします。
※顧問先がfreee会計を未契約の場合、通常のメニューに消費税申告書は表示されません。顧問先管理からログインしてください。 - 確定申告書の作成時に作成方法を「手動入力」にします。手動入力時には会計期間・課税期間の入力が必須になります。
- 基本情報に必要な情報を入力します。freee顧問先管理の事業所情報・税務情報に事前に入力を済ませている場合、「freee顧問先管理と連携」ボタンをクリックすることでfreee顧問先情報から情報を連動することもできます。詳しくは「顧問先管理に登録した情報をfreee申告へ連携する」を参照ください。
以下の条件を満たす場合、第一表の「⑮この課税期間の課税売上高」の金額が税区分基礎データから集計できないため、基本情報の入力→申告情報タブに「課税期間の課税売上高」の入力欄が表示されます。
・申告区分が確定申告 or 修正確定申告になっている
・申告書の集計期間が課税期間と異なっている
・基本情報で課税方式「簡易課税」が選択されている
・基本情報で2割特例が選択されていない - 税区分基礎データの入力を行います。「直接編集する(任意)」ボタンから入力を行うか、インポートで税区分基礎データの一括登録を行ってください。
- 必要に応じて申告書補助データの入力を行います。中間納付額をfreee会計から連動する機能は利用できないため、直接入力を行ってください。
- 申告書の確認を行います。「還付申告の明細書」を作成する場合、「取引先情報からの連携」や「税区分基礎データからの連携」は利用できないため、直接入力を行ってください。
- 申告書の確認が終わりましたら、「申告書の提出」を行います。
税区分基礎データのCSVインポートについて
インポートを選択すると「税区分基礎データのインポート」の画面が表示されます。
- テンプレートCSVをダウンロードし、税区分別の金額を入力してください。
- テンプレートCSVにはすべての税区分が登録されていますので、必要な税区分の行以外は削除してください。
- CSVに金額の登録おわりましたら、ファイルをアップロードしてください。
- インポートした結果は「インポート履歴」から確認できます。
ダウンロードボタンをクリックすると、インポート時に使用したCSVファイルをダウンロードすることができます。
インポート履歴を確認するには権限が必要です。
freee申告の権限管理で消費税の「インポート履歴」に「閲覧」の権限があるアカウントでご利用ください。
インポート履歴を削除するには「削除」の権限も必要です。
手動入力で作成した申告書から「繰り越して作成」をする場合
手動入力で作成した申告書から繰り越して作成をする場合、作成方法を変更することはできません。繰り越し元の申告書と同じ作成方法が引き継がれます。