freee for Salesforceを利用するにあたり、Salesforce プロファイル「システム管理者」が行うべき必要な初期設定の概要をまとめています。
目次
ライセンスの割り当て
1. [設定] > [アプリケーション] > [パッケージ] < [インストール済みパッケージ] に移動し、[パッケージ名] が「freee」の [ライセンスの管理] をクリックします。
2. [ユーザの追加] から、ライセンスを割り当てるユーザーを追加してください。
権限セットの割り当て
freee for Salesforce を利用いただくには権限セット「freeeユーザ」「freee管理者」のどちらか、ないしは両方をユーザに割り当てる必要があります。
権限セット「freeeユーザ」が割り当てられた場合は「freee」アプリケーション、権限セット「freee管理者」が割り当てられた場合は「freee管理」アプリケーションが利用可能になります。
権限セット | 主な用途 |
freeeユーザ |
・会計freee 請求書、見積書、取引の発行 ・Salesforce 取引先と 会計freee 取引先の連携設定 |
freee管理者 |
・Salesforce 組織と 会計freee 事業所の連携設定 ・Salesforce オブジェクトフィールドと会計freee 請求書、見積書、取引の各項目の割り当て設定 ・Salesforce 取引先→ 会計freee 取引先の同期項目設定 ・決済ステータス、freee 品目マスタインポートなどのバッチ処理設定 |
割り当ては、[設定] > [ユーザ] > [権限セット] から行ってください。
プロファイルの設定
[設定] > [ユーザ] > [プロファイル] から、ライセンスを割り当てたユーザに付与しているプロファイル全てを対象に、下記のとおり [有効な指定ログイン情報アクセス] を設定する必要があります。
1. 設定対象のプロファイルの [有効な指定ログイン情報アクセス] を選択します。
2. 「freee.freee.freeeApiLogin」を [有効な指定ログイン] に設定して保存します。
指定ログイン情報の設定
下記のとおりの設定でない場合、freee for Salesforceの アップグレード が正常に実施されません。
1. [設定] > [セキュリティ] > [指定ログイン情報] と進み「freeeへログイン」をクリックします。
2. 認証とコールアウトオプションが下記と同様の設定であるか確認します
- 証明書は設定しないでください。
- 管理認証状況は未承認で問題ありません。
カスタムコンポーネントの設定
freee for Salesforce のカスタムコンポーネントである「freee for Salesforce InvoiceList」「freee for Salesforce Reports」を設定します。
Lightning Experience かつ [私のドメイン] が設定されている前提で以下記します。
Salesforce Classic あるいは、Lightning Experience かつ [私のドメイン] を設定しない場合は、こちらの「Salesforce Classicの場合」の手順でカスタムコンポーネントを設定してください。
1. freee for Salesforce InvoiceList について
freee for Salesforce InvoiceList は取引先オブジェクトレコードないしは、任意のfreee請求オブジェクト(商談オブジェクトなど)レコードのレイアウトに追加します。
取引先オブジェクトレコードのレイアウトに追加した場合は、その取引先を対象として会計freeeに作成された請求書・見積書・取引の、決済状況を含めた概要を確認できます。
任意のfreee請求オブジェクトレコードのレイアウトに追加した場合は、上記に加えて、当該レコード情報を元に簡単に会計freeeに請求書・見積書・取引を作成することができます。
2. freee for Salesforce Reports について
会計freeeの請求書とリンクするデータは、Salesforce の [freee請求] オブジェクトレコードに保持されます。
freee for Salesforce Reports は、そのレコードの [決済状況] フィールドのステータスを、会計freeeの請求書決済ステータスと即時同期するためのコンポーネントです。
ホーム画面ないしは、任意のオブジェクトレコードのレイアウトに追加します(どの画面に追加しても挙動は変わりません)。
freee for Salesforce InvoiceList で確認できる [状態] は、コンポーネント上で確認しているだけです。freee for Salesforce Reports による [請求書情報を同期] ないしは、バッチ処理による請求書情報同期を実施するまで、 [freee請求] オブジェクトレコードの [決済状況] フィールドのステータスは更新されません。
3. コンポーネントの追加
・コンポーネントを追加したい画面に遷移し、[設定] > [編集ページ] をクリックします。
・追加したいコンポーネントを追加したい位置にドラッグして、[保存] をクリックしてください。
・ 別ウィンドウが開きますので、[有効化] をクリックします。
・この後はページの割り当てを決定します。ご自身の Salesforce の運用を考慮し、適切な割り当てを決定してください。
以下は、特にプロファイルなどによって表示・非表示が変わらないよう 、組織のデフォルトとして割り当てる例を記します(割り当ての詳細は別途 Salesforce のヘルプページ等でご確認ください)。
[組織のデフォルトとして割り当て] をクリックします。
・ 「電話」(モバイル端末)での利用は想定ないという前提で、「デスクトップ」を選択して、[次へ] 進みます。
・[割り当てを確認] で [保存] をクリックします。
・[戻る] をクリックして、意図した位置に指定したコンポーネントが配置されていることを確認してください。