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本ページでは「繰越金額」を含めた請求書の作成方法・注意点についてご説明します。
目次
繰越金額とは
請求書では、「今回請求額」とは別に、過去の未決済金額を「繰越金額」として表示した書類を作成することができます。
例:今回請求額が 250,000円 に、未決済状態の繰越金額が100,000円 の請求書
- 繰越金額:100,000円
- 今回請求額:250,000円
請求金額合計:350,000円として請求書を作成することができます。
以下では、「繰越金額」項目を含む請求書作成上の注意点等をご説明します。
事前準備:「繰越金額」が使用できる請求書レイアウト
「繰越金額」を使用するには、請求書のレイアウト名に「 (繰越金額欄あり) 」を含むものを選択する必要があります。
常に作成する請求書に「繰越金額」を使用したい場合
「 請求書設定 」からレイアウトを選択することができます(詳しくは「 請求書類の設定を行う - 請求書の共通項目を設定する 」をご覧ください)。
- [設定]メニュー → [事業所の設定]をクリックします。
- [請求書設定]タブに切り替え、「レイアウト」項目の[変更]ボタンをクリックします。
- 表示されたレイアウトの中から、レイアウト名に「 (繰越金額欄あり) 」を含むいずれかのレイアウトを選択し、[決定する]ボタンをクリックします。
- 以上の操作により、以降作成される請求書のレイアウトが選択されたレイアウトに変更されます。
一時的に作成する請求書に「繰越金額」を使用したい場合
請求書の作成時、請求書の作成画面からレイアウトを変更することができます(詳しくは「 請求書・納品書・見積書を作成する - デザインの設定 」をご覧ください)。
- 1. 請求書の作成画面を開きます。
- 2. 画面左側から[レイアウトを変更する]をクリックします。
- 3. 表示された一覧から「(繰越金額欄あり)」を含む請求書レイアウトを選択し、[決定する]ボタンをクリックします。
- 4. 以上の操作により、請求書のレイアウトが、選択されたレイアウトに変更されます。
「繰越金額」を含む請求書の作成方法
「繰越金額」項目を含む請求書の作成方法は、基本的に通常の請求書の作成方法と同様です。それぞれの作成方法については、次のヘルプページをご覧ください。
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請求書を新規に作成する
-
登録された未決済収入取引から請求書を作成する
「繰越金額」の自動計算・手動入力
請求書レイアウトに「 (繰越金額欄あり) 」を含むものを選択した場合、「繰越金額」という項目が自動的に追加されます。
「繰越金額」の自動計算
「繰越金額」の金額は、取引先に紐づく未決済収入取引のうち、請求書作成時点から遡って未決済状態となっている金額が自動計算で入力されます。内訳を確認するには[未入金の収入取引一覧を見る]をクリックします。
「繰越金額」の手動入力
必要であれば手動で金額を変更することもできます。ただし、一度手動で金額を変更すると、以降は自動計算は行われませんので注意が必要です。
「繰越金額」自動計算の注意点
「繰越金額」の自動計算は、 請求書作成時点のみ 行われます。
例えば、「請求書作成時点」と「請求書送付時点」の間において、「繰越金額」の入金登録が行われても「請求書作成時点」の「繰越金額」が自動的に修正されることはありませんのでご注意ください。
例:請求書作成時点から「繰越金額」が変更となることで修正を要する場合
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1月1日:請求書作成時点
- 「繰越金額」は自動計算されて「 100,000円 」と表示されていた
- 「繰越金額」は自動計算されて「 100,000円 」と表示されていた
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1月2日:「繰越金額」の入金発生
- 1月1日に作成された請求書に記載の「繰越金額」のうち 70,000円 が入金された
- 1月1日に作成された請求書に記載の「繰越金額」のうち 70,000円 が入金された
-
1月3日:請求書送付時点
- 1月1日の請求書作成時点でのみ「繰越金額」の自動計算が行われる ため、「繰越金額」欄には当初の 100,000円 が表示されている
- この時点で「繰越金額」は 残額である30,000円 に手動修正して送付する必要がある
「繰越金額」を明細欄へ入力することによる重複取引登録について
請求書作成時点で過去の決済残額を 明細欄に入力 し請求書を作成すると、「繰越金額」相当分が二重で取引登録される可能性があります。
そのため、「繰越金額」の表示は 明細欄への直接入力 ではなく、請求書レイアウト名に「 (繰越金額欄あり) 」を含むものを指定し、 明細欄とは完全に分けて入力 してください。
例:前月からの繰越金額:100,000円(未決済)、今回請求額:250,000円の場合
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前月分の繰越金額
- 請求書:100,000円として作成済み
-
未決済収入取引:100,000円として登録済み
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今回請求額
- 請求書:350,000円として作成
- 繰越金額:100,000円
- 今回請求額:250,000円
-
未決済収入取引:350,000円として登録
- 繰越金額相当分:100,000円
- 今回請求額相当分:250,000円
- 請求書:350,000円として作成
※ 上記のように請求書の作成 および 取引の登録を行うと、 赤字下線部が重複して取引登録される ため注意が必要です。
「繰越金額」を含む請求書への入金登録
「繰越金額」および「今回請求額」を含む 請求内容への入金を登録する 場合は、「今回請求額」に対する入金登録のみが可能 です。
そのため、「繰越金額」の入金登録はそれぞれの請求書 または 未決済収入取引において登録が必要となりますのでご注意ください。
例:繰越金額が 100,000円 、当月請求額が 250,000円 の請求書に対する入金登録
このように「繰越金額」と「当月請求額」が混合する請求書では、「当月請求額」250,000円 に対する入金登録のみ を行うことができます。
「繰越金額」分の入金登録は、それぞれ元となった請求書 または 未決済収入取引から登録を行います。