「課対仕入」「課税売上」など税率の表記が無い税区分は、機能に応じて挙動が異なります。
「取引」「振替伝票」など仕訳に直接付与された場合、税率表記がない税区分は「税率5%」を意味します。
一方「取引テンプレート」や「自動登録ルール」などの設定画面において、税率表記がない税区分は「仕訳の発生日に応じた税率を自動付与」することを意味します。
仕訳に付与された場合の挙動 |
各種設定における挙動 |
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対象となる機能(画面) |
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仕様 |
%表記なしの税区分で取引や振替伝票を登録した場合、その税率は5%として扱われる |
%表記なしの税区分を指定したルールやテンプレートから仕訳が推測・登録される場合、発生日に応じて適切な税率の税区分が自動選択される |
例1 |
発生日が2022年1月の仕入高の取引に税区分「課対仕入」を付与 →税率5%の税区分として扱われる |
勘定科目「仕入高」・税区分「課対仕入」の取引テンプレートを登録。 取引の登録画面にて同テンプレートを呼び出すと、最初は「課対仕入(5%の税区分)」だが、発生日を編集すると、その日付に応じて自動で適切な税率の税区分が選択される(2022年の日付にすると課対仕入10%になる) |
例2 |
勘定科目「仕入高」・税区分「課対仕入」の自動登録ルールを登録。 「自動で経理」にてそのルールが適用された明細では、明細の取引日に応じて自動で適切な税率の税区分が選択される(2022年の日付にすると課対仕入10%になる) |
- 「税区分の設定」にて使用する消費税率「5%」のチェックを外した場合、どの画面でも「%表記なしの税区分」は使用できなくなります。
- 日付に応じて税率が自動選択される取引テンプレートや自動登録ルールを作成したい場合、使用する消費税率「5%」のチェックは入れたままご利用下さい。
- 税区分を「課税売上5%」や「課対仕入5%」と記載してインポートした場合エラーとして処理されるため、あらかじめ「課税売上」や「課対仕入」として記載 または 税区分タグで「課税売上」や「課対仕入」としてご利用ください。