freee申告では、freee会計と数字の自動連携を行うことが可能です。
初期値として連携されている項目もありますが、ご自身でカスタマイズした連携項目を作ることも可能です。
会計連携とは
申告書を作成する際には、通常、帳簿付けをした元帳や、それらの最終的な結果である試算表などの数字を利用して、各種帳票を作成することになります。
freee会計における試算表はまさにそれで、freee申告では、そのfreee会計で作成された試算表の数字と連携を行うことで、各種帳票作成の効率化を図ることができます。
会計連携は、文字通り、連携を行うその時における、freee会計の試算表の数字を、freee申告の各種帳票へ連携する機能となります。
また会計連携は勘定科目単位のみではなく、勘定科目×タグの組み合わせ単位で連携することも可能です。
例えば「福利厚生費」という勘定科目で「交際費関係」というタグを予め付与しておくことで、別表十五にfreee会計から連携させるように設定するといったような柔軟な設定を行うことも出来ます。
会計連携の使い方
会計連携の現在の設定の確認
- アドバイザーの場合、該当の申告書を選択し、画面右上にある[連携]をクリックし、[会計連携の詳細]をクリックします。
法人事業所ユーザーの場合、該当の申告書を選択し、画面右上にある三つの点のボタンから、[会計連携の詳細]をクリックします。
- 「決算書連携の設定」を選択し、既に設定してある会計連携を確認できます。
- 既に設定してある会計連携(決算書情報の連携)が表示されます。
こちらで不足している場合には、さらに以下の手順により会計連携を設定することが可能です。
連携する項目を追加する
- 連携したい勘定科目を選択し、「連携」というボタンを選択します。
- 右の会計連携のセクションに表示されているように、「連携」というボタンが「項目を選択」というボタンに切り替わったことを確認し、連携先としたい左側の申告書上の項目をクリックします。
下記の例では、勘定科目「受取利息」を別表六(一)の預貯金の利子等の収入金額欄に連携させています。
100,000円の受取利息が申告書に転記されていることがご確認いただけます。
連携する数字が変化した、変化させたい場合
「会計連携の確認・設定」を開いた際、そこに表示される数字等は、原則「最後に連携を行った時点」での数字となります。(正確には、「最終連携日時」における、freee会計の試算表の数字となります)
一度も手動で会計連携を行っていない場合は、申告書データを作成した時点でのfreee会計の試算表情報が連携されていることとなります。
もし、その後様々な事情によりfreee会計側の数字が変わった(修正・追記等)場合は、手動で、「会計情報を再連携」し直します。
※なお、会計情報の連携を行うと、freee申告上で、freee会計より連携した項目の修正・追記等を行った内容は上書きされます。そのため、会計連携のタイミングには十分注意が必要です。
自身で設定した会計連携の設定の削除について
ご自身で設定した会計連携の設定を削除したい場合は、下記の手順で削除を行います。
・右上の連携項目から「会計連携の確認・設定」をクリックする
・自身で設定した連携項目の左側にある「☓」ボタンをクリックし、設定を削除する
会計連携する金額の更新について
帳票作成中、freee会計側の金額を修正・変更し、その変更後の金額を連携する場合には、必ず会計連携を行ったあと、ブラウザのリロード(ページの更新)を行う必要があります。
会計連携の設定状況によっては、ブラウザのリロードを行わず、再連携直後に会計連携画面より数字を連携しても、内部データの更新が行われていないため、freee会計の修正が反映されていない金額が連携されてしまうことがあります。
会計情報の再連携を行った後は必ずブラウザのリロード(ページの更新)を行い、それから連携作業を進めるように注意します。