パターン別の登録方法
会社で複数の銀行口座があり、そのなかの銀行口座Aから銀行口座Bへ移動したときは、「銀行口座A → 銀行口座B」という口座振替を登録します。
なお、銀行間で直接送金せず、いったん口座Aから現金として引き出し、その現金を口座Bに全額入金したした場合でも同じです。
このときの登録方法については、口座A・Bを同期しているかどうかにより、次の4つのパターンが考えられます。
口座を同期していてそのときの明細がある? |
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パターン |
(イ) |
(ロ) |
(ハ) |
(ニ) |
口座A(振替元) |
✕ 出金明細なし |
◯ 出金明細あり |
✕ 出金明細なし |
◯ 出金明細あり |
口座B(振替先) |
✕ 入金明細なし |
✕ 入金明細なし |
◯ 入金明細あり |
◯ 入金明細あり |
推奨する登録 |
手動(手入力)
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自動で経理
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自動で経理
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自動で経理
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上表のうち (ロ) と (ハ) は、同期している銀行口座の明細をもとに「自動で経理」で口座振替を登録するという流れは同じです。(ロ) は出金明細、(ハ) は入金明細を登録します。
(ニ) は、出金明細と入金明細があり、両方を口座振替として登録するとお金の移動が二重に計上されてしまいます。そのため、振替元口座Aの出金明細で口座振替を登録して、振替先口座Bの入金明細は「無視」することを推奨しています。
ここでは、「三井住友銀行」から「りそな銀行」にお金を移動した際の登録方法をパターン別に説明します。
(イ) どちらの口座も同期していない場合
どちらの銀行口座も同期していない場合は、手入力で口座振替を登録します。
- [取引]メニュー →[口座振替]の画面を開きます。
- 入力フォーム部分で、お金の動きがあった日を「振替日」に入力、どこからどこへ移したかを「振替元口座」→「振替先口座」として選択し、「金額」を入力します。
- 送金時に手数料が発生していた場合には、「手数料」欄にその金額を入力します。この分は「支払手数料」の勘定科目で計上され、振替元口座の残高から減ります。
- 入力できたら[振替]ボタンをクリックして登録します。
(ロ)(ハ) どちらかの口座を同期している場合
同期している銀行口座の明細をもとに、「自動で経理」で口座振替を登録します。
- ホーム画面で、同期している銀行口座名の右に表示されるオレンジ色の数字をクリックし、明細の処理を行う「自動で経理」の画面へ進みます。
- お金を移動したときの明細について、[詳細]ボタンをクリックします。
【(ロ) 振替元口座を同期している場合】
【(ハ) 振替先口座を同期している場合】 - 詳細ウィンドウが開いたら、[口座振替・カード引き落とし]タブをクリックし、相手方の口座を「振替先口座」または「振替元口座」に選択して[登録]ボタンをクリックします。
【(ロ) 振替元口座を同期している場合】
【(ハ) 振替先口座を同期している場合】
(ニ) 両方の口座を同期している場合
振替元口座の出金明細を口座振替として登録する手順は (ロ) と同様ですが、振替先口座の入金明細は「無視」します。
- ホーム画面で、振替元口座の右に表示されるオレンジ色の数字をクリックし、明細の処理を行う「自動で経理」の画面へ進みます。
- お金を移動したときの出金明細について[詳細]ボタンをクリックします。
- 詳細ウィンドウが開いたら、[口座振替・カード引き落とし]タブをクリックし、「振替先口座」を選択して[登録]ボタンをクリックします。
- ホーム画面に戻り、振替先口座の右に表示されるオレンジ色の数字をクリックして「自動で経理」の画面へ進みます。
- 「手順②」で登録した口座振替に対応する入金明細について、右端の[▼]ボタンをクリックします。表示されるメニューから[明細を無視]をクリックして、一連の処理は完了です。