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振替”元”口座で口座振替を登録すると手数料の処理を楽に行える
振替元口座と振替先口座の両方を同期している場合、どちらの口座の明細を用いても、口座振替を正しく、重複なく登録できれば問題ありません。
ただし、振替元口座の明細での口座振替の登録を推奨しています。
理由は、振込元口座の側で振込手数料がかかった場合の処理を楽に行なうためです。
例えば、100,000円を送金する際に550円の手数料がかかったとすると、2つの口座の明細は次のようになることがあります。
【振替元口座の明細(100,550円の出金)】
【振替先口座の明細(100,000円の入金)】
このとき、振替先口座の入金明細をそのまま口座振替として登録し、振替元口座の出金明細を無視してしまうと、振替元口座の残高がズレてしまいます。
また、振込先口座の明細一覧を見ながら処理しているときには、振替元口座の側でいくら手数料がかかっていたかわかりません。
手数料の金額を含んだ振替元口座の明細を処理する際は、詳細ウィンドウの[口座振替・カード引き落とし]タブを開き、「振替先口座」を選択した上で「手数料」欄に振込手数料の金額を入力します。
このように入力して登録すると、振替元口座からは出金明細の金額どおり100,550円が減るとともに、振替先口座には100,000円だけが移動したことになり、差額の550円は「支払手数料」の勘定科目で計上されます。
なお、下図のように手数料分が別明細となる銀行もあります。
この手数料分の明細は「支払手数料」の勘定科目で取引として登録します。
参考:銀行からクレジットカードの利用料金が引き落とされたとき
銀行口座からクレジットカードの利用料金が引き落しとされたときは、「銀行口座 → クレジットカード」の口座振替を登録します。
銀行口座を同期している場合と同期していない場合で、登録方法が異なります。
詳しくは「 4.1.3 事業用のクレジットカードで支払った費用を登録する 」をご覧ください。
参考:交通系ICカード・電子マネーにチャージしたとき
交通系ICカードや電子マネーは、事前にクレジットカードや銀行口座などからチャージして利用しますが、このチャージも口座振替に当たります。
チャージに使用した口座を同期していて明細がある場合は「自動で経理」で、明細がない場合は手入力で、「チャージに使用した口座 → 交通系ICカードなど」の口座振替を登録します。
詳しくは「 4.1.4 事業用の交通系ICカード・電子マネーで支払った費用を登録する 」をご覧ください。
参考:同期しているECサイトの支払いをしたとき
一部のECサイトは、freeeと同期して購入履歴を取得できます。
同期しているECサイトの支払いをクレジットカードや銀行口座からの引き落としで行ったときには、「支払いに使用した口座 → ECサイト」の口座振替を登録します。
詳しくは「 4.1.5 ECサイトでの購入履歴から費用を登録する 」をご覧ください。