freeeとSquareを連携すると、日々の売上などの経理処理をスムーズに行うことができます。2023年5月から、新方式による連携を開始しました。
新方式リリース前からSquare連携をお使いのお客様は、新方式に切り替えることでより便利にお使いいただけます。
旧方式は2023年7月上旬で機能停止予定のため、それまでの間に、新方式に切り替えてご利用ください。
目次
対象となるお客様
新連携方式が開始した2023年5月以前に既にfreeeにSquareを連携されている方(従来の連携形式でご利用中の方)
※初めてSquareを連携される方は、「Square (スクエア) - 売上データを取り込む」をご覧ください。
Squareの新旧連携方式の違い
旧方式と新方式の主な違いは、3点あります。
複数店舗の売上データを連携できるように変更されます
旧方式 | 新方式 |
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以下の理由から複数店舗の連携は非推奨でした
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以下が可能になります
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口座の作成単位が入金経路ごとに変更されます
旧方式 | 新方式 |
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旧方式で連携すると、次の2つの口座が作成されていました。 連携時に作成されるfreeeの口座名(初期状態)
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新方式では、Squareに記録された売上の入金経路ごとに口座が作成されます。 連携時に作成されるfreeeの口座名(初期状態)
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Squareギフトカードや商品交換など自動化される範囲が広く変更されます
旧方式 | 新方式 |
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以下のデータについて手動での登録・編集が必要になっていました
等 |
個別に対応がされており手動での対応が不要・削減されています 詳しくは「同期の留意事項」をご覧ください。 |
新方式による連携開始(切り替え)時の注意事項
新方式の連携では、複数店舗でのご利用や入金後の処理は便利になりますが、これまで旧方式で取り込まれてきた取引の形態が一部異なることから、切り替え時期の選択や事前準備が必要となります。
旧方式の連携は2023年7月上旬を持ってサービス提供終了(同期停止)いたしますので、それまでの間に切り替えが必要となります。
切り替え(新方式による連携開始)の設定方法
新規に「Square(API)」口座を登録いただくことで切り替えを行います。切り替えに当たっては、Step1: 取引取得開始日の設定 と 旧方式の口座の同期停止 が重要となります。
新方式の口座の連携設定
- 事前に有効なSquareアカウントを準備します。Square内の税率を設定したお取引を対象にfreeeに自動で取引を作成することができます。
- freee会計へログインし、[口座]メニュー → [口座の一覧・登録]をクリックします。
- 「口座の一覧」画面が表示されます。
[決済サービス・電子マネー]タブに切り替え、[決済サービス・電子マネーを登録する]ボタンをクリックします。
- 「決済サービス・電子マネーを登録」画面が表示されます。
検索ボックスに「Square」などのキーワードを入力し、「POSレジ・ECサイト(出店)・決済サービスから売上データの連携」欄に絞り込み表示された[Square(API)]をクリックします。
- 「Square(API)をfreeeに登録します」ポップアップ画面が表示されます。
連携設定についての注意事項を確認の上、[連携設定に進む]ボタンをクリックします。
- 連携設定を行うための画面に遷移します。ここでStep4まで設定を終えると連携が完了します。
Step1:取引取得開始日の設定 & 認証
- 連携設定のStep1[認証]では取引の取得を開始する日を選択することができます。
- 既にSquareを連携している場合、連携口座や最終同期成功日時が表示されます。
- ご自身の希望に合わせて取得期間を設定できます。
最終取引発生日と最終同期成功日が同一で、[現在連携中のSquare口座の最終同期成功日以降(yyyy年mm月dd日)の取引を取得する]を選択した場合、最終同期成功時に作成した取引も再度作成します。そのため、取引が重複しますので、重複した取引については削除をしてください。
例:
[前提]
最終同期成功日時:2023年8月15日13時05分
Square側で最後に売上データを作成した日時: 2023年8月15日23時05分
[現在連携中のSquare口座の最終成功日以降(yyyy年mm月dd日)の取引を取得する]を選択すると、2023年8月15日の売上データから取引を作成するため、2023年8月15日の0時00分から23時05分の売上データが取引として連携されます。
この場合、2023年8月15日の0時00分から13時05分の取引が重複することにあるため、現行の連携で作成した2023年8月15日分の取引を削除ください。
Square側で最後に売上データが作成された日時は本画面ではわからないため、旧連携方式の連携と新連携方式の連携で取り込まれる取引をあえて重複させることでデータの抜け漏れを防ぐことができます。
取引の削除についてはヘルプページ「登録した取引を修正・削除する」をご確認ください。
- Squareの認証画面に遷移するために[Squareの認証画面へ]ボタンをクリックし、Squareのログインをする時に利用する、メールアドレス及びパスワードを入力します。
- Squareで二段階認証(追加認証)の設定をしている方は、ここでSMS認証などを行います。
Step2: 接続確認
接続確認の画面に遷移します。接続が確認できたら連携設定の画面に自動で遷移しますのでしばらくお待ちください。
Step3: 連携設定
取り込み先口座やfreeeで使われる項目とSquareで使われる項目の組み合わせを設定します。
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取り込み先口座
- Squareに記録された売上の入金経路ごとにfreeeの口座が設定・作成されます。
- 作成される口座や勘定科目等の設定方法などの詳細は、こちらの「Square (スクエア) - 売上データを取り込む > 取り込み先口座」をご覧ください。
Step4: 連携設定は完了
これで新規Square(API)口座の連携設定は完了です。
最後に、旧口座の設定をすれば切り替えが完了します。
旧方式、新方式の同期を同時に行っている場合、取引が重複しますのでご注意ください。
次のセクションの方法で、旧方式の口座は同期停止してください。
旧方式の口座の同期停止
旧方式の口座は同期停止を行い、非表示にします。
これにより、これまでに登録した取引の情報は残したまま、旧方式の口座同期は行われず、新方式のみで取引を取り込むことができるようになります。
-
売掛金(Square)口座の残高を旧方式から新方式に移動させます。
※freeeでは、口座間の資金移動を「口座振替」と呼んでいます。
[取引]メニュー[口座振替]をクリックします。
- 口座振替画面にてそれぞれの項目を入力し登録します。
- 振替日
※旧方式の口座に取り込んだ明細の最終日翌日 - 振替元口座「旧方式の口座」
※売掛金(Square)口座 - 振替先口座「新方式の口座」
- 金額を入力
※この時に入力する金額は旧方式の口座に登録されている登録残高の金額を入力します。詳細は「資金の移動を登録する(口座振替)」をご覧ください。
- 振替日
- ホーム画面等で、新方式のSquare連携の口座の登録残高を確認し、登録残高が移動されているか確認します。
例:旧方式の口座:登録残高0円、新方式の口座:登録残高-100,000円
旧方式の口座には登録残高が0円となり、新方式の口座に登録残高が移動している状態かをご確認ください
- 不要になった旧方式の口座を、旧方式の口座の「口座の詳細」画面より非表示の設定を行います。※非表示の操作方法は「口座を非表示にする」をご覧ください。
関連するヘルプページ
上記の内容で解決できなかった方は、合わせて以下のヘルプもご確認ください。