一般的に会計上では、これまでの勘定科目の決算書表示名を変更することは望ましくありません。
freee会計では勘定科目と決算書表示名(小カテゴリー)が紐づいているため、過年度の取引で使用された勘定科目の決算書表示名を変更することはできません。
もし途中で決算書表示名の分類を変更したくなった場合は、その勘定科目の類似勘定科目を新規作成することによって、疑似的に決算書表示名を変更することができます。
変更については、以下の手順でご対応ください。
例:
2022年までは勘定科目「開発費」のカテゴリー・決算書表示名を「繰延資産・開発費」として使用していました。2023年からは、開発費のカテゴリー・決算書表示名を「販売費・開発費2」にしたいものとします。
- [マスタ・口座]メニュー →[勘定科目]を開きます。
- [決算書表示名の編集]をクリックします。
- 変更したい先のカテゴリー(ここでは販売管理費)の[+追加する]をクリックします。
- 開発費は既に決算書表示名として存在しているため、仮の決算書表示名を入力し、[保存]をクリックします。※ここでは開発費2として入力します。
- 「勘定科目の一覧」画面に戻り、「+新規作成」ボタンをクリックします。
- 手順3で作成した決算書表示名(開発費2)で勘定科目を新規作成します。
- 勘定科目名:仮で入力した決算書表示名
- 勘定科目のカテゴリー:変更したい先のカテゴリー
- 決算書表示名(小カテゴリー):仮で入力した決算書表示名
- 当年度以降の既存の仕訳の勘定科目(ここでは開発費)を、新しく作成した勘定科目(ここでは開発費2)に変更します。
変更方法については、以下のどちらかの手順になります。
変更方法1
- [会計帳簿]メニュー →[総勘定元帳]を開きます。
- 検索条件で「決算表示名(小カテゴリー)」を入力し、[絞り込む]をクリックします。
- 出てきた決算書表示名の該当の欄をクリックします。
- [一括編集]をクリックし、勘定科目に「開発費2」を入力し、[編集]ボタンをクリックします。
- 新しい勘定科目への変更が完了します。
詳細は、「総勘定元帳を確認する - 複数行を一括編集する」をご覧ください。
変更方法2
- [取引入力]メニュー →[収入・支出形式(取引の一覧・登録)]を開きます。
- [条件を設定]を開き、必要な項目を入力して[絞り込む]ボタンをクリックします。以下の画像では勘定科目で絞り込みをしています。
- 対象の取引を全て選択し、[一括編集]ボタンをクリックします。
- 一括編集画面で勘定科目の項目に「開発費2」を入力し、[保存]ボタンをクリックします。
- 新しい勘定科目への変更が完了します。