対象プラン
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新プラン | ミニマム | スターター | スタンダード | アドバンス |
旧プラン | ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | エンタープライズ |
締め日途中で入社・退職する従業員がいる場合に、基本給などの日割り計算の設定を行うことができます。
本ページでは、日割り計算対象の従業員の条件や、日割り計算結果の端数処理の設定と日割り計算の対象支給項目についてご説明します。
目次
動画
本機能については、以下の動画もご参考ください。
上記動画のリンクはこちら「日割り計算設定」
条件
対象の従業員
本ページで説明する日割り計算設定が可能な、対象の従業員については次の通りです。
- 締め日支払い日の間で入社・退職した場合
以下のような場合に、日割り計算の対象者と判定される仕様です。
- 入社:入社月で賃金計算期間内の最初の所定労働日にまだ入社していない
- 退社:退職月で賃金計算期間内の最後の所定労働日より前に退職済み(在籍していない)締め日支払い日の間で入社・退職した場合
※ 振替出勤と振替休日はどちらも所定労働日扱いとなります。
- 給与形態:月給
- 日給・時給の従業員の場合は、固定残業代・その他手当のみ日割り計算対象となります。
- 労働時間制:フレックスタイム制以外
- 締め日支払い日:締め日の後に支払い日を設定している
- 給与明細の直接編集をしていない
- 日割り計算の対象支給項目(基本給・固定残業代・その他手当)のいずれか1つでも日割り計算を「する」に設定をしている
対象外の従業員
日割り計算の対象ではない従業員は、次の通りです。
- 給与形態:役員報酬
- 労働時間制:フレックスタイム制の場合
- 締め日支払い日:締め日よりに支払い日が早い
- 勤怠インポートをしている(勤怠データの取り込みをしている)
- 特別休暇(無給)を半休単位以下で取得している
※ 締め日の途中に「休業」または「復帰」をしても、各項目の日割り計算は未対応です。
※ 「通勤手当」の日割り計算は未対応です。
- 勤務賃金設定:勤怠管理の方法で「freeeに勤怠を登録しない」を選択している
勤怠カレンダーで「労働日数」と「所定労働日の労働日数」を直接編集することで、日割り計算が可能になります。
対象の従業員ではないが日割り計算をしたい場合
「対象の従業員」に当てはまらない場合は、代替手段として手動での操作が必要となります。
詳しい手順については、「【代替手段】月の途中(締め日支払い日の間)の従業員の入社・退職・給与改定に対応する」のヘルプページをご覧ください。
日割り計算設定を行う
日割り計算設定画面を開くには、[設定]メニュー→[日割り計算]をクリックします。
端数処理を設定する
日割り計算の端数を次の中から選択し、[保存]をクリックします。
- 切り捨て
- 四捨五入
- 切り上げ
日割り計算の対象支給項目について
以下の項目が日割り計算に対応しています。
- 基本給(月給のみ)
- 固定残業代
- その他手当(計算タイプ:固定額のみ)
日割り計算の対象として設定を行いたい場合は、それぞれ[基本給の設定][固定残業代の設定][その他手当の設定]のリンクをクリックすると設定画面に遷移します。
設定方法については、以下の各ヘルプページをご覧ください。
日割り計算設定時の計算式について
日割り計算の対象支給項目について、「する」の設定をした場合の計算式は次の通りです。
計算式については、給与ドリルダウン機能でfreee人事労務画面上からも詳細を確認できます。詳しくは「給与明細を発行する - 給与明細から各項目の給与ドリルダウン(内訳)を確認する」のヘルプページをご覧ください。
前提
1ヶ月の平均所定労働日数
従業員詳細画面の「基本給と割増賃金」項目で「適用している勤務・賃金設定の勤務時間設定」の「使用する」のチェックボックスを確認します。
- チェックをしている場合:
適用している「勤務・賃金設定」の1ヶ月の平均所定労働日数 - チェックを外している場合:
従業員詳細の1ヶ月の平均所定労働日数
入社後または退職前の所定労働日数
- 「所定労働日の労働日数」+「代休の取得日数」+「欠勤日数」
月をまたぐ振替休日/出勤の場合、正しく日割り計算されません。
- 振替出勤をした月内で振替休日を取得しない場合は、所定労働日の労働日数が1日多くなります。
- 前月分の振替出勤の振替休日を取得する場合は、所定労働日の労働日数が1日少なくなります。
基本給の日割り計算式
- 基本給 ÷ 1ヶ月の平均所定労働日数 × 入社後または退職前の所定労働日数
※ 計算結果に1円未満の端数が生じた場合は、「日割り計算設定」画面で選択した端数処理が適用されます。
固定残業代の日割り計算式
固定残業代については「計算基準」ごとに計算式が異なります。
時間を指定
「時間を指定」している場合、時間を日割り計算します。
- 固定分計算:1時間あたりの賃金 × 指定した時間 ÷ 1ヶ月の平均所定労働日数 × 入社後または退職前の所定労働日数
- 超過分計算:1時間あたりの賃金 × { 残業時間実績 - ( 指定した時間 ÷ 1ヶ月の平均所定労働日数 × 入社後または退職前の所定労働日数 ) }
※ 計算結果に1円未満の端数が生じた場合は、「固定残業代」画面で選択した端数処理が適用されます。
金額を指定
「金額を指定」している場合、金額を日割り計算します。
- 固定分計算:指定した金額 ÷ 1ヶ月の平均所定労働日数 × 入社後または退職前の所定労働日数
※ 計算結果に1円未満の端数が生じた場合は、「日割り計算設定」画面で選択した端数処理が適用されます。
- 超過分計算:残業代実績 - ( 指定した金額 ÷ 1ヶ月の平均所定労働日数 × 入社後または退職前の所定労働日数)※1
※1 ()内の計算結果に1円未満の端数が生じた場合は、「日割り計算設定」画面で選択した端数処理が適用されます。
時間と金額を指定
「時間と金額を指定」している場合、固定分は金額を日割り計算、超過分は時間を日割り計算します。
-
固定分計算:「金額を指定」と同様
指定した金額 ÷ 1ヶ月の平均所定労働日数 × 入社後または退職前の所定労働日数
※ 計算結果に1円未満の端数が生じた場合は、「日割り計算設定」画面で選択した端数処理が適用されます。
-
超過分計算:「時間を指定」と同様
1時間あたりの賃金 × { 残業時間実績 - ( 指定した時間 ÷ 1ヶ月の平均所定労働日数 × 入社後または退職前の所定労働日数 ) }
※ 計算結果に1円未満の端数が生じた場合は、「固定残業代」画面で選択した端数処理が適用されます。
その他手当の日割り計算式
- 日割り対象の手当 ÷ 1ヶ月の平均所定労働日数 × 入社後または退職前の所定労働日数
※ 計算結果に1円未満の端数が生じた場合は、「日割り計算設定」画面で選択した端数処理が適用されます。
「固定残業代」及び「その他手当」については、合計額での日割り計算ではなく、設定している「固定残業代」ごと、「その他手当」ごとに日割り計算します。