対象プラン
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法人プラン | |||
個人プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
開業費は、開業前にかかった支出を一つの資産としてまとめて開始残高に入力し、固定資産台帳に登録した内容で償却していきます。
本記事は【個人】プラン向けのヘルプページです。【法人】の場合については「 【法人】創立費・開業費を入力する 」をご覧ください。
開業費とは
個人事業の開業前にかかった費用は「開業費」という項目一つにまとめて繰延資産に計上します(個々の証憑はしっかり保存しておく必要があります)。
例えば、広告宣伝費やWebサイトの作成費用、消耗品の購入費用、書籍などの資料の購入費用などが該当します。
なお、単価が10万円以上の固定資産の購入は、各固定資産の勘定として開始残高へ登録するため開業費には含めません。
繰延資産(開業費)の償却費の計算については、以下のいずれかの方法によることとされています(所得税法施行令第137条第1項第1号、第3項)。
- 60ヶ月(5年)の均等償却
- 任意償却(毎年の償却金額及び償却期間を自由に決められる償却方法)
freeeでは、「固定資産台帳」へ登録し、「60ヶ月の均等償却」の自動処理と、「任意償却」の手動入力のいずれかで処理します。
開業費を開始残高に入力する
[設定]→[開始残高の設定]にある、[開始残高の詳細編集(前期以前の決算書をお持ちの方)]から入力を行います。(開始残高の設定について詳しくはこちら)
開業時点の開業費を「固定資産台帳」に登録する
[確定申告]→[固定資産台帳]にて、[+固定資産の登録]ボタンから登録します。
各項目の記入内容は以下の通りです。
項目名 | 記入内容 | |
---|---|---|
均等償却する場合 | 任意償却する場合 | |
資産の名前 | 開業費 | 開業費 |
取得価額(円) | 開業費の総額 | 開業費の総額 |
数量又は面積 | 1 | 1 |
資産分類 | 開業費 | 開業費 |
取得日 | 開業日 | 開業日 |
耐用年数(1 - 100)年 | 5 | (空欄) |
償却方法 | 均等償却 | 任意償却 ※ 毎期手動で減価償却の金額を設定します。(詳細) |
事業供用開始日 | 自動入力※1 | 自動入力※1 |
期首残高(円) | 自動入力※2 | 自動入力※2 |
(その他の項目) | (初期値・空欄で可) | (初期値・空欄で可) |
※2…「取得価額(円)」に入力した内容が自動的に入力されます。もし、取得価額(円)と期首残高(円)が異なる場合は、手動にて変更してください。
減価償却費の確認をする
均等償却の場合
償却方法を「均等償却」として固定資産台帳へ登録した場合、自動で減価償却の仕訳が作成されます。
任意償却の場合
償却方法を「任意償却」として固定資産台帳へ登録した場合、毎期手動で減価償却の金額を設定します。
「今年度の償却」欄から[償却費を編集]ボタン → [普通償却費を編集]をクリックし、任意の金額で償却を行います。