記帳を行っていると、同じ形の取引を何度も登録する場合があります。
例えば、複数行の取引や、取引先や品目が入る取引などを、頻繁に登録するのは手間に感じる方もいるのではないでしょうか?
freeeでは、そんな方のために、取引のひな型「取引テンプレート」を作成できる機能をご用意しています。
取引のひな型を作成しておき、頻繁に登録する取引の登録をさらにスムーズにしましょう。
目次
- 取引テンプレートを作成する
- 新規作成する
- 過去に登録した取引から作成する - 取引テンプレートを利用する
- 手動で取引を登録する場合
- 「自動で経理」を利用する場合
- よく使う取引テンプレートをピンする - 取引テンプレートを一括登録する
- 取引テンプレートインポート用CSVのサンプル
取引テンプレートを作成する
新規作成する
1.[設定]→[取引テンプレートの設定]を開き、[新規作成]タブをクリックします。
2. 取引テンプレートに登録する内容を入力します。
※ 取引の登録時に、ここに入力した内容をテンプレートとして呼び出して入力の手間を省くことができます。毎回内容が変わる項目はテンプレートで空欄にしておき、取引登録時に毎回入力します。
入力する内容は以下の通りです。
項目 | 必須? | 内容 | |
---|---|---|---|
① | 収支 | 必須 | 収入、支出のいずれかを選択します。 |
② | グループ名 | - | テンプレートはグループ分けすることもできます。 どのグループにテンプレートを登録するのかを入力します。 |
③ | テンプレート名 | 必須 | テンプレートを選択する際に分りやすい名称を入力します。 |
④ | ショートカット | - | テンプレートはショートカットで呼び出すこともできます。 そのショートカットを入力します。 |
⑤ | 口座 | - | 決済口座を選択します。 空欄にしておくと、未決済取引として登録されます。 |
⑥ | 取引先 | - | 取引先を選択します。 |
⑦ | 管理番号 | - | 管理番号を入力します。 |
⑧ | 取引情報 | 必須 | 勘定科目等を入力します。 |
過去に登録した取引から作成する
過去に登録した取引を、取引テンプレートとして登録することもできます。
1. [取引]→[取引の一覧・登録]からテンプレートにする取引をクリックして、取引の詳細を表示します。
2. [取引テンプレートとして登録]のボタンをクリックします。
3. 取引テンプレートの詳細画面に取引の内容が反映されますので、必要であれば追記・修正して[保存]をクリックします。(入力内容についてはこちらを参照)
取引テンプレートを利用する
手動で取引を登録する場合
1.[取引]→[取引の一覧・登録]を開きます。
2.[取引テンプレート検索]をクリックし、呼び出したいテンプレート名を選択します。
3. 詳細登録画面が表示されるので、取引日等を入力して[登録]をクリックします。
※ 必要があれば、テンプレートによって自動入力された勘定科目・摘要・金額などの内容も修正できます。
「自動で経理」を利用する場合
1.[取引]→[自動で経理]を開き、一覧から該当の明細(グレーの色付き部分)をクリックします。
2. 対象の明細の①[取引登録]タブを開き、②「取引テンプレートを検索」欄をクリックして、取引テンプレートを選択します。
3. 金額などの細かい部分を補足入力し、右下の「登録する」ボタンをクリックします。
※ 必要があれば、テンプレートによって自動入力された勘定科目・摘要・金額などの内容も修正できます。
※ 通常、「自動で経理」で推測する取引は、複数行取引には対応しておりませんが、「取引テンプレート」機能を使用することで、頻繁に発生する複数行取引も簡単に登録することができます。
よく使う取引テンプレートをピンする
テンプレート名の横の星印(☆)をクリックしお気に入りとしてピンすることが可能です。
ピンされたテンプレートは取引テンプレートの検索で画面上部に表示されます。
お気に入りを解除する場合は、同様に星印をクリックしてください。
取引テンプレートを一括登録する
多くの取引テンプレートを登録したい場合は、一括登録することもできます。その場合は、取引テンプレートの情報を入れたCSVファイルを作成してインポートします。
1. CSVファイルを以下の要領で作成します。
列 | ヘッダ行文字列 | 必須 | 内容 |
---|---|---|---|
A | 収支区分 | 必須 | 「収入」、「支出」のいずれかとします。 |
B | グループ名 | - | テンプレートはグループ分けすることもできます。 どのグループにテンプレートを登録するのかを入力します。 |
C | テンプレート名 | 必須 | テンプレートを選択する際に分りやすい名称を入力します。 |
D | ショートカット | - | テンプレートはショートカットで呼び出すこともできます。 そのショートカットを入力します。 |
E | 口座 | - | 口座名を入力します。 空欄にしておくと、未決済取引として登録されます。 |
F | 取引先 | - | 取引先を入力します。 |
G | 管理番号 | - | 管理番号を入力します。 |
H | 勘定科目 | 必須 | 勘定科目等を入力します。 |
I | 税区分 | 必須 | |
J | 備考 | - | |
K | 金額 | - | |
L | 税計算区分 | 必須 | 「内税」、「外税」のいずれかとします。 |
M | 税額 | - | |
N | 品目 | - | |
O | 部門 | - | |
P | メモタグ | - | 最大30文字です。 |
※ 複数行の取引を含むテンプレートを作成する場合は、H列(勘定科目)以降を2行分記載します。
※ 本ページ下部のファイルサンプルもご利用ください。
2. [設定]→[取引テンプレートの設定]にて、右上の[インポート・エクスポート]ボタンから「取引テンプレートcsvインポート」をクリックします。
3.[ファイルを選択]をクリックしてCSVファイルを選択し、[送信]ボタンをクリックします。
4. ファイルのアップロードが完了するとfreeeからメールが届くので、ページを再読込します。インポート履歴のステータスが「準備中」から「インポートする」に変わっているので、「インポートする」をクリックします。
5. 取り込みたい取引テンプレートにチェックを入れて、[選択した項目をインポートする]をクリックします。
6. インポートが完了するとfreeeからメールが届くので、ページを再読込します。インポート履歴のステータスが「インポート中」から「インポート完了」に変わっていることが確認できたら、インポートは完了です。
取引テンプレートインポート用CSVのサンプル
以下のファイルの二行目以下を変更することで、取引テンプレートのインポートに利用できます。
ご利用の表計算ソフトの名前が入っているファイルをダウンロードしてください。(もし開かなかった場合はもう一方のファイルをダウンロードし直してください)