取引先・品目・部門・メモタグの各種タグは、CSVファイルでのインポート(取込み)やエクスポート(出力)をすることができます。
CSVファイルをインポートすることで、大量の取引先・品目・部門・メモタグの一括登録や変更、freeeの別の事業所への取り込みが可能です。
目次
0. 取引先・品目・部門・メモタグをインポートする
取引先・品目・部門・メモタグをそれぞれインポートするには、大まかに次のプロセスに沿って操作を行う必要があります。まずは、インポート操作の流れを把握しましょう。
順番 | プロセス名 | プロセスの詳細 |
---|---|---|
1 | インポートファイルを準備する |
freeeに取り込むためのインポートファイルを準備します。 |
2 | インポートファイルをfreeeに取り込む |
作成したインポートファイルをfreeeに取り込みます。 |
1. インポートファイルを準備する
freeeに取り込むためのインポートファイルを準備します。タグの種別によって入力内容が異なるため、インポートファイルは次の2種類に分かれています。
1-A. 「取引先」のインポートファイルを準備する
取引先をインポートする場合は、ページ末尾に添付されている取引先インポート用ファイル( partner_import.csv )に必要項目を入力します。
※ プロフェッショナルプラン または エンタープライズプランをご利用の方は「 取引先ごとに締め日・支払日・振込手数料の負担先を設定する 」をご覧ください。
列名称 |
条件 |
備考 |
---|---|---|
取引先コード |
(必須) |
※ 取引先コードを「使用する」設定の場合のみ必須で入力します(255文字以内)。 詳細は「 取引先を登録する - 取引先コードで管理する 」をご覧ください。 |
名前(通称) |
必須 |
登録する名前(通称)を255文字以内で入力します。 |
ショートカット1 |
任意 |
ショートカット1を255文字以内で入力します。 |
ショートカット2 |
任意 |
ショートカット2を255文字以内で入力します。 |
正式名称(帳票出力時に使用される名称) |
任意 |
正式名称を255文字以内で入力します。 |
カナ名称 |
任意 |
正式名称のカナ表記を255文字以内で入力します。 |
敬称 |
任意 |
敬称を次のいずれかから入力します。
|
事業所種別 |
任意 |
事業所種別を次のいずれかから入力します。
|
地域 |
任意 |
地域を次のいずれかから入力します。
|
郵便番号 |
任意 |
郵便番号を半角数字で入力します(ハイフン可)。 |
都道府県 |
任意 |
都道府県を「北海道」〜「沖縄県」までのいずれかから入力します。 |
市区町村・番地 |
任意 |
市区町村から番地までを入力します。 |
建物名・部屋番号など |
任意 |
必要に応じて、建物名や部屋番号などを入力します。 |
電話番号 |
任意 |
半角数字で入力します(ハイフン可)。 |
営業担当者名 |
任意 |
営業担当者名を入力します。 |
営業担当者メールアドレス |
任意 |
営業担当者メールアドレスを、半角英数 および メールアドレスに使用できる記号で入力します。 |
請求書送付方法 |
任意 |
請求書送付方法を次のいずれかから入力します。
|
銀行名 |
任意 |
取引先の銀行名を入力します。 |
銀行名(カナ) |
任意 |
「銀行名」のカナ表記を入力します。 |
銀行番号 |
任意 |
「銀行名」の金融機関コードを半角数字4桁で入力します。 ※ 金融機関コードは「 金融機関コード・銀行コード検索 」(外部サイト)からご確認いただけます。 |
支店名 |
任意 |
取引先銀行の支店名を入力します。 |
支店名(カナ) |
任意 |
「支店名」のカナ表記を入力します。 |
支店番号 |
任意 |
「支店名」の支店コードを半角数字3桁で入力します。 ※ 支店コードは「 金融機関コード・銀行コード検索 」(外部サイト)からご確認いただけます。 |
口座種別 |
任意 |
口座種別を次のいずれかから入力します。
|
口座番号 |
任意 |
口座番号を7桁以内で入力します。 |
受取人名 |
任意 |
取引先口座の受取人名(口座名義人名)を入力します。 |
受取人名(カナ) |
任意 |
「受取人名」のカナ表記を入力します。 |
入力候補 |
任意 |
取引登録時などで入力候補として表示するかどうかを、次のいずれかから入力します。
※ 次の場合は自動的に「使用する」の設定で登録されます。
|
1-B. 「品目」「部門」「メモタグ」いずれかのインポートファイルを準備する
品目・部門・メモタグをインポートする場合には、この記事の末尾に添付されているテンプレートシート( tag_import.csv )をダウンロードし、該当する列に情報を登録します。お手元で管理している情報がある場合は、それぞれの列にコピー&ペーストしてください。
なお、既存のタグと同じ名前のデータをインポートした場合、該当タグの内容が上書きされます。
各タグごとに入力できる項目は、下表の「品目」「部門」「メモタグ」の各列に「○」が表示されているものです。
列名称 | 条件 | 品目 | 部門 | メモタグ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
種別 |
必須 | ○ | ○ | ○ |
タグの種別を次のいずれかから入力します。
|
名前 | 必須 | ○ | ○ | ○ | 登録する名称を30文字以内で入力します。 |
ショートカット1 | 任意 | ○ | ○ | ○ | ショートカット1を20文字以内で入力します。 |
ショートカット2 | 任意 | ○ | ○ | ○ | ショートカット2を20文字以内で入力します。 |
正式名称 | 任意 | ○ | ○ | - | 正式名称を255文字以内で入力します。 (品目、部門、メモタグの場合は255字以内) |
入力候補 | 任意 | ○ | ○ | - |
取引の登録時等に入力候補として表示するかどうかを、次のいずれかから入力します。
※ 次の場合は自動的に「使用する」の設定で登録されます。
|
【ご注意】部門の階層設定を行いたい場合
(個人)プレミアムプラン / (法人)ベーシック・プロフェショナル・エンタープライズプランをご利用の場合、部門の階層(親部門)を設定することができます。
ただし、部門のインポート時点において、あらかじめインポートファイルに階層を設定して登録することができません。
そのため部門の階層を設定する場合は、一度全部門をインポート後、それぞれ個別に部門の階層をご設定ください。
2. インポートファイルをfreeeに取り込む
インポートファイルの準備できたら、所定の手順でfreeeに取り込みます。タグの種別によって、インポート手順が異なるため注意が必要です。
2-A. 「取引先」をインポートする
次の操作でインポートファイルの取り込みを行います。
- [設定]メニュー → [取引先の設定]を開きます。
- 「取引先の一覧」画面上部の[インポート]ボタン → [CSVインポート]をクリックします。
- 次の各ステップに沿ってインポートの設定を行います。
【インポート設定】
※ 「取引先コード」の設定を「使用する」にしている場合 のみ表示されるステップです。インポートの方法を次の2つのいずれかから選択します。
- 取引先コードを元にインポート(取引先コードは上書きされません)
- 取引先名を元にインポート(取引先コードを修正したい場合はこちらを選択してください)
用途とそれに対する選択項目の対応関係は、下表をご参考ください。
用途 選択項目 未登録の取引先の情報を、インポートファイルから新規登録したい 取引先コードを元にインポート(取引先コードは上書きされません) 登録済みの「取引先コード」はそのままで、名称などの情報をインポートファイルから変更したい 取引先コードを元にインポート(取引先コードは上書きされません) 登録済みの「取引先名」はそのままで、取引先コードのみをインポートファイルから変更したい 取引先名を元にインポート(取引先コードを修正したい場合はこちらを選択してください) 【ご注意】
一度のインポート作業につき選択項目はどちらか1つのみが選択できます。そのため、「選択項目」に相違のある「用途」の組合せでインポートファイルを作成しないようご注意ください。【ファイルのアップロード】
ファイルのアップロードエリアでインポートファイルをアップロードします。【読み込み内容の確認】
インポートされた内容を確認します。
もし、インポートデータの中に登録したくない項目がある場合は[無視]のチェックボックスにチェックを入れ、[登録する]ボタンをクリックします。 - 手順3の設定内容にもとづき、インポートファイルの取り込みが開始されます。取り込まれた取引先は「取引先の一覧」画面から確認することができます。
2-B. 「品目」「部門」「メモタグ」のいずれかをインポートする
次の操作でインポートファイルの取り込みを行います。
※ 以下の手順で使用されているスクリーンショットは「品目」インポート時の例です。
【ご注意】インポート時の挙動について
インポート時の挙動は、インポート時の条件によって次のとおり異なりますので注意が必要です。
- 初回のインポートの場合(登録済みのタグが一つもない場合):
インポートファイルのうち、正常に読み込まれたすべてのタグが登録されます。 - 2回目以降のインポートで未登録のタグをインポートする場合:
インポートファイルのうち、正常に読み込まれた 未登録のタグは新規登録 されます。 - 2回目以降のインポートで登録済みのタグ(名前が同一)をインポートする場合:
インポートファイルのうち、正常に読み込まれた 登録済みのタグは上書き されます。
- タグの種別に合わせて、次のいずれかの操作でインポート画面を表示させます。
- 「品目」「メモタグ」のいずれかをインポートする場合:
[設定]メニュー → [品目の設定]または[メモタグの設定]を開きます。その後、画面上部の[インポート]ボタン → [CSVインポート]をクリックします。 - 「部門」をインポートする場合:
[設定]メニュー → [部門の設定]を開きます。その後、画面右上の[インポート・エクスポート]ボタン → [部門csvインポート]をクリックします。
- 「品目」「メモタグ」のいずれかをインポートする場合:
- [Choose File]ボタンからインポートファイルを選択し、[送信]ボタンをクリックします。
- インポートファイルの読み込みが開始されます。
正常に読み込みが完了すると、「インポート履歴」の「ステータス」欄に[インポートする]リンクが表示されますので、当該リンクをクリックします。 - インポートされた内容を確認します。
もし、インポートデータの中に登録したくない項目がある場合はチェックボックスのチェックを外し、[選択した項目をインポートする]ボタンをクリックします。 - 手順4で選択した項目の取り込みが開始されます。
インポートが完了し次第メールで通知がある他、「インポート履歴」欄の「ステータス」が「インポート完了」と表示されていれば、正常にインポートされています。
取引先・品目・部門・メモタグをエクスポートする
取引先・品目・部門・メモタグは次のいずれかの方法でエクスポートすることができます。
取引先・品目・部門・メモタグをまとめて1つのファイルにエクスポートする場合
取引先・品目・部門・メモタグは、1つのCSVファイルとしてまとめてエクスポートすることができます。操作手順は次のとおりです。
- [設定]メニュー →[バックアップ]をクリックします。
- 「バックアップファイルのダウンロード」項目から[摘要のみをCSVでダウンロードする]ボタンをクリックし、任意の場所に保存します。
これにより、取引先( ※ )・品目・部門・メモタグをすべて1つのCSVファイルに含む形でエクスポートすることができます。
※ 取引先の「取引先コード」項目をエクスポートするには、[設定]メニュー → [事業所の設定] → [詳細設定]タブ → [取引先コード]項目が[使用する] 設定になっている必要があります。
取引先・品目・部門・メモタグをそれぞれ個別のファイルでエクスポートする場合
取引先・品目・部門・メモタグはそれぞれのタグ種別ごと、個別のCSVファイルとしてエクスポートすることができます。操作手順は次のとおりです。
【「取引先」「品目」「メモタグ」のいずれかをエクスポートする】
- [設定]メニュー → [取引先の設定][品目の設定][メモタグの設定]をいずれかをクリックします。
- 画面の右側にある[エクスポート]ボタン→[CSVエクスポート]をクリックし、CSVファイルの生成を開始します。
- CSVファイルの生成後、画面の右側にある[エクスポート]ボタン → [エクスポート履歴]をクリックし、生成されたCSVファイルを任意の場所にダウンロードします。
【「部門」をエクスポートする】
- [設定]メニュー → [部門の設定]をクリックします。
- 画面右上にある[インポート・エクスポート]ボタン → [部門csvエクスポート]をクリックし、CSVファイルの生成を開始します。
- CSVファイルの生成後、画面右上にある[エクスポート履歴]ボタンをクリックし、生成されたCSVファイルを任意の場所にダウンロードします。
インポートファイルのダウンロード
取り込みの際は、以下のファイルをご利用ください(各テンプレートファイルにはサンプルデータが入力されています)。
ファイル名に「Shift-JIS」を含むものは主にWindows環境で、「UTF-8」を含むものは主にMac環境でご利用いただけます。
- partner_import : 取引先インポート用テンプレートファイルです。
- tag_import:品目・部門・メモタグのインポート用テンプレートファイルです。
【ご注意】「取引先」インポートについて
- 取引先コードを使用している場合:
「取引先コード」を「使用する」にしている 場合、「取引先コード」という名称のデータ列を追加することによってインポートすることができます。インポート方式の指定については本ページの「 2-A. 「取引先」をインポートする - 【インポート設定】 」をご覧ください。 - プロフェッショナルプラン または エンタープライズプランをご利用の場合:
プロフェッショナルプラン、エンタープライズプランの方は、取引先ごとに締め日・支払日・入金日の設定が可能です。「 取引先ごとに締め日・支払日・振込手数料の負担先を設定する 」をご覧ください。