割増賃金・みなし残業の設定を行う

Print Friendly and PDFページを印刷

給与計算freeeでは、割増賃金の計算方法を「給与規定」として設定しますが、特定の従業員や勤務日の計算方法を変更することもできます。

また、みなし残業の設定を行うこともできます。

ここでは、割増賃金・みなし残業の設定方法についてご紹介します。

 

目次

  1. 割増賃金の設定をする前に
     - 設定を反映する期間を選択する
     - 割増賃金の種類と法定割増率を確認する
  2. 全社共通の割増賃金の設定を行う(給与規定)
  3. 従業員別の割増賃金・みなし残業の設定を行う
  4. 勤務日ごとに割増賃金の設定を行う(勤怠の入力)

 

割増賃金の設定をする前に 

設定を反映する期間を選択する

まずは画面上部の表示を、設定を反映する期間の最初の月に変更します。設定内容は、この月以降の全ての月に適用されます。


割増賃金の種類と法定割増率を確認する

割増賃金は勤務の時間帯や曜日によって種類が分かれます。

また、設定する割増率は、法定割増率(法律で決まっている割増率の下限)を上回っている必要があります。

割増賃金は下表の各金額を設定する必要がありますので、あらかじめ詳細を確認しておきましょう。

割増賃金の種類

法定割増率
(割増率の下限)

割増の対象

法定内残業
(法内残業)

0%

一日8時間・一週間40時間を超えない範囲 かつ 所定労働時間(会社で定めた勤務時間)を超える労働

時間外労働
(法定外残業)

25%

一日8時間・一週間40時間を超える範囲の労働

休日労働

35%

会社で法定休日と定めた日の労働

深夜労働

25%

夜22時〜朝5時の間の労働

 

全社共通の割増賃金の設定を行う(給与規定)

全社共通の割増賃金設定は、[設定]メニューの[給与規定]タブから行います。


給与規定タブの下部にある「割増賃金」欄から、各種設定を行います。詳しい方法はこちらをご覧ください。

 

従業員別の割増賃金・みなし残業の設定を行う

特定の従業員に対して給与規定と異なる割増賃金を設定したい場合は、その従業員の計算方法を個別に変更できます。

また、みなし残業の設定もここで行うことができます。

1. [従業員]メニューを開き、設定を変更したい従業員の行をクリックします。


2. 「基本給と割増賃金」欄の[編集]をクリックします。


3. 基本給と勤務時間の設定内容を確認します。

  • 割増賃金は、基本給と勤務時間から算出された「1時間あたりの賃金」を基準に計算しますので、まずはその設定内容を確認する必要があります。
  • 勤務時間の設定を従業員別に行う場合は、「全社共通の勤務時間設定」のチェックを外します。
  • 「1日の所定労働時間」または「一ヶ月の平均所定労働日数」を変更した場合は、「1時間あたりの賃金」の[再計算]ボタンをクリックします。
    ※ 時給の従業員の場合、「1時間あたりの賃金」は基本給と同額のままにしておけば問題ありません。



4. 従業員別の割増賃金の基本設定を行います。

  • 割増賃金を自動で計算する場合は「割増賃金の自動計算」にチェックを入れます。毎回自分で手計算する場合はチェックを外します。
  • 「全社共通の割増賃金設定」のチェックを外して、この従業員の割増賃金設定を給与規定の対象から外します。
  • 割増率と割増単価のどちらで割増賃金を計算するかを選択します。



5. 法定割増率を下回らないように気をつけながら、割増率/割増単価を設定します。

  • 割増率は、割増賃金を「1時間あたりの賃金」×「100%+割増率」で算出する方法です。
    例えば、1時間あたりの賃金の従業員に1,250円を支払いたい場合は、「25%」と入力します。

  • 割増単価は、「1時間あたりの賃金+割増賃金」の金額を直接指定する方法です。
    例えば、基本給1,000円の従業員に1,250円を支払いたい場合は、「1,250円」と入力します。
    なお、「深夜労働時の単価に加算される額」は、22時〜5時の賃金にさらに追加する金額を入力します。
    ※ 割増単価を設定する場合も、法定割増率で計算した金額よりも高い単価を設定する必要があります。

【割増率から計算する場合】

【割増単価から計算する場合】


6.みなし残業の内容を設定します。

  • 「みなし残業制」とは、あらかじめ給与の中に一定時間分の割増賃金を含めて支払う制度のことです。
  • 例えば、20時間分のみなし残業代を設定した場合は、残業時間が0〜20時間の場合は固定のみなし残業代が支払われ、20時間を超えた場合は超過分の残業代(割増賃金)が支払われます。
  • 「みなし残業制」にチェックを入れてから「みなし残業代」に「金額」を入力すると、みなし残業代に相当する時間が表示されますが、実際の労働時間から算出した残業代がみなし残業代を超過すると、みなし残業代と共に超過分の割増賃金も支払われます。
  • みなし残業時間相当分に「時間」を入力することにより、「みなし残業代」の欄に、みなし残業代が自動計算されて表示されます。

_________.png

 

勤務日ごとに割増賃金の設定を行う(勤怠の入力)

勤怠を入力する際に、勤務日ごとに勤務時間の種類を変更することができます。

例えば、特定の勤務日を法定休日扱いにしたり、特定の勤務時間を時間外労働扱いにしたりすることができます。

詳しくは勤怠入力のヘルプページをご覧ください。