対象プラン(法人)
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新プラン | ひとり法人 | スターター | スタンダード | アドバンス | エンタープライズ |
旧プラン | ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | エンタープライズ | ||
対象プラン(個人) | スタンダード | プレミアム |
事業を運営する上では、「どういった内容で資金を使ったか、今後の資金の出入り予定はどうか」といった、資金繰り(キャッシュフロー)情報を確認することが必要です。
資金繰りレポートでは、この資金の動きをグラフで簡単に確認できます。
目次
借入金の登録・返済管理には、freeeが提供する公式アプリ「 借入金管理アプリ 」が便利です。
freee公式アプリをぜひご利用ください。
資金繰りレポートの活用例
資金繰りレポートでは、入金額、出金額を勘定科目・口座別に集計します。freeeに未決済の取引を登録している場合、今後の入出金予定についてもレポートに含めることができます(レポートの集計対象を変更する方法は「参考:資金繰りレポートの集計対象である勘定科目を変更する 」をご覧ください)。
資金繰りレポートの説明動画は「会計freeeでカンタン資金繰り表作成&対策がすぐとれるように! 」(YouTube)からご覧いただけます。
登録した入金額、出金額の情報を勘定科目別だけではなく、取引先や品目別に把握することも可能です。
- 今月はどういった勘定科目で一番お金を使ったのか
- 今後のお金の出入りを踏まえた上で、資金ショートを起こさないか確認する
- 直接法のキャッシュ・フロー計算書を作成する
資金繰りレポートを確認する
メニュー[レポート]→[資金繰りレポート]を開き、確認します。
グラフ部分について
グラフの色 | 詳細 |
---|---|
青色 | 収入を表します。 |
赤色 | 支出を表します。 |
薄い青色 | 未決済の収入を表します。 |
薄い赤色 | 未決済の支出を表します。 |
緑色 | 現金残高を表します。 |
レポート部分について
入出金について、営業・投資・財務の3つの区分に分けて、勘定科目別に集計します。 「表示するタグ」を指定して絞り込むことで、取引先、品目、部門別の内訳を表示させることもできます。
- 営業収支とは営業活動で発生した収支のことです。(売上高、仕入高 等)
- 投資収支とは設備投資等に関係する収支のことです。(固定資産の取得や売却、貸付金の貸付や回収、株式の取得や売却 等)
- 財務収支とは資金調達等に関係する収支のことです。(借入金の借入や返済、株式の発行 等)
本レポートでは、さらに未分類という区分を設けています。
- 未分類は、振替伝票などの入力により現預金の増減に影響しているが、資金繰り表には本来反映されない勘定科目を扱います。
-
取引からの入力と振替伝票からの入力は、同じ勘定科目として集計されますが、表中では区別して表示されます。
- (例)
- 売上高
- 売上高(振替伝票)
- (例)
- 決済期日が入力されていない入力は、翌月繰越(現金残高)に集計されず、決済期日未設定の枠に分類されます。
- 表中の翌月繰越(現金残高)は、貸借対照表の”現金および預金”の値と一致します(月次推移や試算表で、現金や銀行口座の合計値に相当)
入出金予定を反映して表示する
資金繰りレポートには通常、決済済の取引(既に入金・出金がされている取引)や振替伝票が集計されますが、「未決済取引を含める」をONにすると、未決済の取引(売掛金や買掛金)も含めて表示させることが可能となります。
マークの色 | 詳細 |
---|---|
表中で青いマークが表示されている箇所 | 集計結果に未決済取引(入出金予定)が含まれている事を意味します。 |
表中でオレンジのマークが表示されている箇所 | 集計結果に期日超過の未決済取引が含まれている(予定された決済期日が過ぎているのに未決済のままである)事を意味します。 |
レポート上の集計分類を編集する
それぞれの勘定科目について、営業収支・投資収支・財務収支・未分類のいずれに含めるか設定することができます。新規に追加した勘定科目の集計分類を修正したい場合などにご利用ください。
資金繰りレポート画面の右上より、「集計分類の設定」をクリックします。
任意の勘定科目について、「編集」ボタンをクリックし、集計分類を変更して保存します。
直接法のキャッシュ・フロー計算書を作成する
freeeの資金繰りレポートは、直接法のキャッシュ・フロー計算書に準じた内容となっています。発生主義で記帳している場合、CSVファイルとしてエクスポートし編集することでキャッシュ・フロー計算書を作成できます。こちらのキャッシュフロー計算書様式もお使いいただけます。
複数の集計分類毎にまたがる勘定科目の利用がある場合は、一部 Excel等で修正を入れる必要があります。
【例】
- 当期の前渡金の支出160万円について、固定資産の取得に係る分が120万円あったため、当該金額分を営業収支から投資収支へと組み替える。
- 現金・現金同等物に係る換算差額が「為替差益」「為替差損」として営業収支に含まれていたため、当該金額分を営業収支から差し引いた
将来の資金繰りをシミュレーションする
資金繰りレポートでは現在の会計情報に基づく資金繰りを表示するだけでなく、今後想定される入出金をシミュレーションしたレポートを作成することもできます(詳しくは「資金繰りレポートで資金繰りシミュレーションをする」をご覧ください)。
参考:資金繰りレポートの集計対象である勘定科目を変更する
資金繰りレポートの集計対象(現預金の増減に影響するとみなされるもの)は、勘定科目の小分類が「現金・預金」となっているデータです。
集計対象ではない勘定科目を集計対象に加える場合は、当該勘定科目の小分類を「現金・預金」に変更してください。
なお、小分類の設定変更は、他のレポートへの反映内容の変更をともなう場合がございますので、ご注意ください(変更は「勘定科目の設定 」画面から可能です。詳細は「勘定科目の設定・追加を行う」をご覧ください)。
上記の例では、PayPalは小分類が「売掛債権」となっている為、本レポートの集計対象ではありません。PayPalを集計対象とする場合、設定画面上でクリックし、勘定科目のカテゴリーを「現金・預金」に変更してください。
ただし、この設定変更を行う場合、勘定科目のカテゴリーだけを変更しようとするとエラーとなるので、画面の案内通り「表示名(〇〇年度の決算書)」も合わせて変更する必要がありますので、ご注意ください。
参考:ホーム画面に表示されている「最近の残高推移」について
ホーム画面にも資金繰りレポートに準ずる「最近の残高推移」グラフが表示されます。このグラフは将来年月も含めた残高(未決済取引含む)を反映しておりますので、将来の資金繰りにも役立てることができます。
残高を構成する収入、支出等の詳細は[資金繰りレポートを見る]ボタンをクリックすると確認できます。