事業所に登録した会計データを一括で削除したい場合は、リセット機能を使用します。取引のみ、請求書のみなど、特定の種類の会計データだけをリセットすることもできます。
※ 「固定資産台帳」、「在庫棚卸」の情報は別途手動で削除する必要があります。
データをリセットする方法
- リセット機能を利用するには、メニュー[設定]→[リセット]をクリックします。
- リセットする期間を設定します。今期以降の全期間か、特定の期間を指定できます。
※ 年度締め・月締めをした期間のデータは削除できません。削除したい場合は先に締めを解除します。
※ 一度リセットしたデータは復旧できませんので、対象期間の設定には特に注意してください。 - リセットする対象の会計データの種類を選択します。
選択できる会計データの種類は以下のとおりです。
会計データの種類
説明
リセット対象となる日付 明細
対象の明細を「登録待ち」の状態に戻します。
※「登録待ち」の状態に戻すと、明細が「自動で経理」に再度表示されます。
※「自動で経理」に表示されないようにしたい場合は、明細を「無視」します。「取引日」がリセット対象になります。
※ 明細をfreee上に登録済みの場合のみリセット対象となります。登録を行っていない明細はリセット対象外となります。
見積書・納品書
請求書・領収書
発注書・定期請求書見積書・納品書・請求書・領収書・発注書・定期請求書を削除します。
請求書と、定期請求書から登録された取引も削除されます。
※「旧帳票機能」がリセット対象になります。「新帳票機能」には適用されません。
各書類のリセット対象となる日付は以下のとおりです。
- 見積書:見積日
- 納品書:納品日
- 請求書:売上計上日(取引の発生日)
- 領収書:領収日
- 発注書:発注日
取引
収入取引と支出取引を削除します。
※ 取引に紐づく請求書は下書き状態に戻ります。
※ 取引に紐づく消費税申告書・決算書・支払調書・勘定科目内訳明細書のデータも削除されます。
なお、「支払調書」は、リセット後に支払調書は出力できず、支払調書合計表もリセットされますが、「支払調書が発生する取引の一覧」には登録されている取引内容が残ってしまうため、手動で削除が必要になります。
また、「勘定科目内訳明細書」は、「入力済」ステータスの項目を手動で削除を行ってから会計情報のコピーをすることで、リセット後の数字が反映されます。「発生日」がリセット対象になります。
口座振替
口座振替を削除します。
「振替日」がリセット対象になります。
振替伝票
振替伝票を削除します。
「発生日(取引日)」がリセット対象になります。
自動登録ルール
指定期間内に作成された自動登録ルールを削除します。
「ルールを登録した日付」がリセット対象になります。
※ 自動登録ルール画面上では日付は表示されません。ファイルボックスにアップロードされたファイル
ファイルボックス内にアップロードされたファイルを削除します。
「アップロード日」がリセット対象になります。
- リセット内容を確認し、[リセットする]ボタンをクリックします。
- [リセットを確定する]ボタンをクリックして、リセットを開始します。
※ このボタンをクリックすると、リセットを中止・取消することはできません。
※ 一度リセットしたデータは復旧できません。 -
リセットが完了すると、下図のような黒いバーに通知されます。赤枠部分をクリックすることでリセットの履歴を確認できます。履歴は、[リセット履歴]のリンクから後から確認することもできます。
リセット履歴では、リセット対象のデータ・期間と、リセット日時、結果を確認できます。
データリセットで削除されないもの
以下の会計データはリセット機能では削除されません。別途手動で削除したい場合は、以下の一覧より操作手順をご覧ください。
会計データの種類 | 削除手順 |
---|---|
取得した明細 | 明細自体はリセットでは削除することができません。 手動で登録した明細は個別に削除することができます。詳細はこちらの「アップロードした明細を削除するにはどうすればよいですか?」をご覧ください。 |
固定資産台帳および仕訳 | [固定資産台帳]→ 該当する固定資産の右にある[詳細]→[資産の削除]から個別に削除することができます。 |
在庫棚卸の登録および仕訳 | [在庫棚卸]→ 該当する棚卸月の右にある[削除]から個別に削除することができます。 |
勘定科目や摘要 (取引先、品目、部門、メモタグ) |
勘定科目の削除操作はこちらの「追加した勘定科目を削除する」をご覧ください。 各摘要の削除操作は、以下のリンクをご覧ください。 |
インポートやエクスポート履歴 | 取引や仕訳データのインポートやエクスポート履歴は、それぞれの履歴一覧[削除]から個別に削除することができます。 |
出力した帳票一覧 | 削除することができません。 |
取引および振替伝票のテンプレート |
取引のテンプレートは、[設定]→[取引テンプレートの設定]→ 該当するテンプレート行の端にある[削除]から個別に削除することができます。 振替伝票テンプレートは、[設定]→[振替伝票テンプレートの設定]→ 該当するテンプレートを選択後の画面[振替伝票テンプレートの編集]→[削除]から個別に削除することができます。 |
支払テンプレート |
支払テンプレートは、[設定]→[支払テンプレートの設定]→ 該当するテンプレート行の端にある[削除]から個別に削除することができます。 |
開始残高 |
[設定]→[開始残高の設定]→[開始残高を削除する]から削除することができます。 |
経費精算 |
承認済の経費で[承認を取り消す]をクリックします。取り消し後、[申請を削除]をクリックします。 ※freee人事労務に給与明細と連携している場合は、事前に[申請]→[経費精算]からステータスが精算待ち(◯月給与連携済み)の経費を選択して、[◯月支払分の給与明細とこの経費の連携を解除する]をクリックして解除することで削除することができます。 |
新帳票機能(受発注 → 請求書等の帳票) |
取り消し作業は「帳票書類の削除」をご覧ください。 |
データリセットが出来ない場合の対処法
月締め・年度締めが影響している場合
データをリセットを実行し、結果が「失敗」となった場合には、該当期間内で「月締め・年度締め」を実施している可能性があります。
- [決算]ないし[確定申告]メニューより、[月締め][年度締め]の状況を確認します。
- 該当期間の[月締め][年度締め]解除し、再度処理を実行します。
freee人事労務と連携している場合
リセット対象のデータを確認してください。freee人事労務と連携している経費精算の取引は削除できません。連携を解除した後に、取引を削除して経費を削除します。
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経費の連携を解除したい取引が反映先の給与明細で確定されている場合は、freee人事労務で[◯月支払い分の給与明細を未確定に戻す]をクリックして未確定に戻します。
※戻す際は「 給与明細を未確定に戻す際の注意点は?」を併せてご確認ください。 - freee会計より[申請]→[経費精算]からステータスが精算待ち(◯月給与連携済み)の経費を選択して、[◯月支払分の給与明細とこの経費の連携を解除する]をクリックして解除します。
- 連携を解除した後に、取引をリセットまたは個別に削除します。
- 該当の経費の[承認を取り消す]をクリックします。
- [申請を削除]をクリックします。
こちらの方法で解決しない場合にはfreeeサポートデスクまでお問い合わせください。