除却とは固定資産を取り壊したり、廃棄することをいいます。freeeでは、固定資産台帳に「除却」の登録をすると、自動で除却処理を行うことができます。
固定資産を除却する際は、損金経理するための証拠となるよう、処分した事実と日付がわかるものを保存しておきましょう。
固定資産の除却方法
- [決算申告](または[確定申告])メニュー →[固定資産台帳]をクリックします。
- 固定資産の一覧画面から、除却したい固定資産の行をクリックします。
- 固定資産の詳細画面から、[処理]ボタン → [除却・売却]をクリックします。
- 「除却・売却」画面が表示されます。各項目を選択して[保存]ボタンをクリックします。
項目 内容 処理 [除却]ラジオボタンにチェックを入れます。
償却設定 除却日までの期中の減価償却をどのように取り扱うかを選択します。
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除却した日まで月割で減価償却する:
「除却した日」までの月割り減価償却費を計上した上で除却します。 -
期首の帳簿価額で除却する(減価償却なし):
「除却した日」までの月割り減価償却費を計上せずに期首価額で除却します。
除却した日 除却した日付を入力します。 「除却の仕訳を作成する」チェックボックス チェックを入れた場合、次の勘定科目による除却仕訳が自動で計上されます。
- 個人事業主:除却損相当額が「雑損失」勘定として計上されます。
- 法人:除却損が「固定資産除却損」勘定として計上されます。
※ 上のスクリーンショットは、月次で償却費を計上する設定にした場合の除却仕訳計上例です。 -
除却した日まで月割で減価償却する:
除却されたことを確認する
固定資産を除却すると、「固定資産台帳」の一覧表示 および 除却した固定資産の詳細画面にて、除却されたことを確認することができます。
【例】「固定資産台帳」画面の一覧表示
「一覧切替」項目にて「簡易一覧」が選択されている場合に限り、「ステータス」列に「除却済」ステータスと除却年月が表示されます。
【例】除却した固定資産の詳細画面
固定資産名が表示された上部に、「除却済」ステータスと除却年月が表示されます。
参考:仕訳承認フローを有効にしている場合の注意点
仕訳承認フローを有効にしている場合、固定資産の減価償却・除却、在庫棚卸等の仕訳については作成時「未承認」状態となり、会計帳簿への反映に際して承認の操作が必要となります。
仕訳承認フローの詳細については、以下のヘルプページをご覧ください。