対象プラン
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法人プラン | ✓ミニマム | ✓ベーシック | ✓プロフェッショナル | ✓エンタープライズ |
個人プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
会計ソフトを弥生会計からfreeeに乗換いただく際に、法人事業所の場合は弥生会計でご利用いただいていた固定資産台帳をfreeeへインポートします。
この操作により、個別にfreeeへ固定資産を登録する必要がないため、乗換の際には是非ご利用ください。
※インポートした年度では、インポートした固定資産について自動で減価償却費の仕訳が計上されませんので、登録の必要がある場合は、振替伝票で登録します。
目次
- 弥生会計から乗換可能なデータ
- 固定資産台帳インポートの概要について
- 弥生会計から固定資産台帳をエクスポートする
- エクスポートした固定資産台帳をfreeeにインポートする
- 減価償却費の仕訳を確認する
- 参考:除売却の扱いについて
- 参考:営業外費用の扱いについて
- 弥生会計に登録した年度中にfreeeへ固定資産データを移行する場合の注意点
- 2020年10月の固定資産台帳リニューアルに伴う仕様変更について
1.弥生会計から乗換可能なデータ
以下のデータを移行することができます。
2. 固定資産台帳インポートの概要について
固定資産台帳インポートは、弥生会計からfreeeへ乗換をされる場合に利用します。そのため、仕訳インポートと同じタイミングで行う必要があります。
弥生会計で入力されていた仕訳データは、仕訳インポートにて行い、固定資産情報の移行のために固定資産台帳インポートを行います。
3. 弥生会計から固定資産台帳をエクスポートする
1. 弥生会計の[拡張機能]→[固定資産管理]→[固定資産一覧]を選択します。
2. [ファイル]→[エクスポート]を選択します。
3. ファイルの出力先の選択画面になるため、該当の出力先を選択いただき「OK」を選択します。
4. エクスポートした固定資産台帳をfreeeにインポートする
1. [決算]→[固定資産台帳]→固定資産の一覧の画面右上「固定資産インポート」から「弥生会計固定資産台帳インポート」を選択します。
2. 「CSVファイルのアップロード」の中にあるグレーの枠を選択し、該当のファイルをインポートします。
3. エラーがない場合は、そのまま「登録する」を選択します。
エラーが発生する場合は「エラーが起きた行のみを表示する」を選択します。そうすると該当のエラー項目が赤く光りますので、その項目を修正後、再度インポートします。
※freeeに登録のない勘定科目を利用する場合は、インポートする前に、勘定科目を新規で登録しておく必要があります。(勘定科目の新規追加方法)
4. 再度、画面を更新すると固定資産台帳がインポート出来ていることが確認可能です。
5. 減価償却費の仕訳を確認する
通常、freeeの固定資産台帳に固定資産を登録すると、減価償却費の仕訳が自動で作成されます。詳しくはこちらのヘルプページをご参照ください。
一方、固定資産台帳インポートでは、仕訳インポートとセットで行うため、データの重複を避ける目的からインポートした年度はインポートした固定資産データからは自動で減価償却費の仕訳は作成されません。
年度締めという作業を行うと、翌年度へ会計期間が変更されます。
インポートした翌年度からは通常どおり、固定資産台帳から減価償却費の仕訳は作成されます。
例:2014年4月1日〜2015年3月31日に固定資産台帳をインポート
■2014年4月1日〜2015年3月31日
減価償却費の仕訳が自動作成されていないことが確認できます。
■2015年4月1日〜2016年3月31日
[決算]→[年度締め]を行い、翌年度へ会計期間を変更します。
会計期間が翌年度へ変更された後は、減価償却費の仕訳が自動で作成されていることが確認できます。
参考:除売却の扱いについて
freeeでは固定資産台帳の除却のみに対応しています。そのため、もし売却の入力を弥生会計で行っていた場合は、その売却した固定資産はインポート出来ませんのでご留意ください。
参考:営業外費用の扱いについて
freeeでは減価償却費の営業外費用への按分については対応しておりません。
そのため、弥生会計の固定資産台帳で営業外費用に按分していた割合は、販売管理費に合算した上でインポートする必要があります。
例:弥生会計で按分比率を下記のように設定している場合は、営業外費用の30%は販売管理費30%と合わせて、販売管理費60%としてCSVファイル上変更した上でインポートする必要があります。
[修正前]
- 販売管理費 30%
- 製造原価 40%
- 営業外費用 30%
[修正後]
- 販売管理費 60%
- 製造原価 40%
参考:弥生会計に登録した年度中にfreeeへ固定資産データを移行する場合の注意点
弥生会計にて、改定償却が開始されて2年目以降の状態で弥生側で新規データを作成し、登録した年度で固定資産データをエクスポートすると、新規作成時の期首残高が償却計算基礎額に入ってしまう事象を確認しております。
本来、改定償却中の固定資産は償却計算基礎額の欄に改定取得価額が入る想定ですので、お手数をおかけしますが、この条件に合致する固定資産についてはインポート後固定資産の編集画面にて改定取得価額の変更をお願いいたします。
2020年10月の固定資産台帳リニューアルに伴う仕様変更について
固定資産台帳機能が2020年10月にリニューアルされ、それに伴い固定資産のインポート機能についても一部仕様が変更いたしました。
下記のヘルプページに記載されているエラーチェックは弥生会計インポートでも適用されておりますので、ご注意ください。
2020年10月の固定資産台帳リニューアルに伴うインポート仕様変更について
なお、本リニューアルに合わせて個人事業主のお客様でも汎用形式での固定資産のインポートが可能となりましたが、個人向け弥生会計からのインポートは未対応となっております。お手数をおかけしますが個人向け弥生会計のデータを汎用形式に変換してご利用ください。(個人事業主向け汎用固定資産インポートについてはこちら)