freeeへの乗り換え作業が完了したら、移行前のデータと一致しているかしっかり確認しましょう。
各勘定を確認する
まず、移行したデータの各勘定の合計から確認します。[会計帳簿]メニュー →[損益計算書]または[貸借対照表]を開き、「損益計算書」および「貸借対照表」の記載内容がお持ちの試算表と一致しているかチェックします。
特に、貸借対照表では各勘定の末残高、損益計算では年間累計値を確認します。なお、「月次推移」からは、月次の試算表も確認できます。
freeeでは、減価償却と在庫棚卸、家事按分(個人事業のみ)の仕訳については[決算申告](または[確定申告])メニューの入力内容から自動で計上します。このため、乗り換えの仕訳があると重複する恐れがあります。下表に挙げるfreeeの仕様については特にご留意ください。
項目 | 仕様 |
---|---|
減価償却 |
「固定資産台帳」に登録した内容から、期末に減価償却費を計上する。 ※ 法人事業所の場合、減価償却の方式を間接法とすることもできます。 |
在庫棚卸 |
■ 期末:「在庫棚卸」に登録した数字が期末在庫となる。 ※ 製造業の場合は、材料、仕掛品、半製品、製品も入力できます。 |
家事按分 | 「家事按分」に登録した内容に基づき事業主貸に振替える。 (借)事業主貸 XXX (貸)費用勘定 XXX |
タグ別(取引先/品目/部門/セグメント)に確認する
試算表では、表示するタグを次の中から選択することができます。
- 取引先
- 品目
- 部門
- セグメント1~3
※アドバンスプラン以上のみ(旧プロフェッショナルプランはセグメント1のみ選択可)
主要取引先別の売上、売掛金や買掛金、部門別の損益等もあわせて確認しておきましょう。
消費税の集計を確認する(消費税の課税事業者の場合)
消費税の集計も正しく移行されているか確認しましょう。freeeでは、[決算申告](または[確定申告])メニュー →[消費税区分別表]から、消費税の税区分別集計情報を確認できます。
また、乗り換え前の仕訳が税抜経理であった場合、freee側も税抜経理と設定されているか[その他設定]メニュー →[事業所の詳細設定]から確認します。(詳細は「消費税・税区分の設定を行う」をご覧ください)