楽天ペイによる決済を導入している方は、その売上や各種手数料のデータをfreeeに自動で取り込むことができます。
※ 2016年10月27日より、「楽天スマートペイ」は「楽天ペイ(実店舗決済)」へとサービス名が変更されました
ここでは、freeeと楽天ペイの連携方法と、取り込まれるデータおよび処理の流れについてご紹介します。
※ 楽天ペイとレジアプリ(ユビレジやAirレジなど)の両方をご利用の場合、売上が重複して取り込まれないようにご注意ください。(どちらかのみを同期するか、片方を削除するなどしてご対応ください)
目次
楽天ペイとは
楽天ペイは、スマートフォンやタブレットで導入できるクレジットカード・電子マネー・アプリ決済の決済サービスです。詳しくはこちらの楽天株式会社のページをご覧ください。
freeeと楽天ペイを連携してできること
一度freeeと楽天ペイを連携設定すると、楽天ペイの会計処理と売上管理をfreee上で自動でできるようになります。
【連携により取り込まれるデータ】
- 売上
- 各種手数料(振込手数料、売上手数料)
1. freeeと楽天ペイを連携する
まず、freeeに楽天ペイの情報を登録して連携設定を行います。
- [口座]→[口座を登録]をクリックします。
- 検索窓に「楽天」等と入力すると「決済サービスや電子マネー」欄に[楽天スマートペイ]という選択肢が表示されますのでクリックします。
- 表示される注意書きを確認し、問題なければ[登録する]をクリックして口座を登録します。
- ショップコードとパスワードを入力して[楽天スマートペイと同期する]をクリックし、口座を同期します。
- ホーム画面の口座一覧の「その他連携サービス」欄に楽天スマートペイの口座欄が表示されますので、[タグのマッチングが必要です]をクリックします。
- 次の画面では[設定する]をクリックします。
- 楽天スマートペイの取引区分をどの勘定科目で取り込むかを設定します。基本的には、売上は勘定科目「売上高」、支払手数料は勘定科目「支払手数料」とすれば問題ありません。
※ 2019年10月1日 以降のデータが同期された場合は、税区分の設定が必要となります。 ※ 「楽天スマートペイの取引区分」の「売上金額」税区分が、軽減税率適用で次のように処理されます。- 2019年10月1日 以前の取引:「8%」として処理されます。
- 2019年10月1日 以降の取引:税区分マッチャの設定により「10%」または「8%(軽)」として処理されます。
※ キャンセル分については日単位のデータ取得 (キャンセルの発生日が不明) なため、9月以前の購入が10月以降にキャンセルされた場合、誤った税区分(10% または 8%(軽) )で取り込まれます。必要に応じて、適宜変更をお願いいたします。
- ホーム画面の口座一覧の「楽天スマートペイ」の欄にある[今すぐ同期]ボタンをクリックし、データをfreeeに取り込みます。
2. 取り込まれた楽天ペイの取引を確認する
同期が完了したら、「楽天スマートペイ」欄の取引ボタン(箱のマーク)をクリックすると、楽天スマートペイから取り込まれた取引の一覧を確認できます。
※銀行口座の同期のような明細形式ではなく、初めから取引として自動登録されます。
楽天ペイから取り込まれるデータは以下のようになっています。
- freeeに取り込まれるのは内容が確定したデータです。そのため、基本的に前日までのデータが取り込まれます。
- 取り込まれたデータはタグのマッチングで設定した勘定科目の収支取引として登録されます。
- 取り込まれるデータの「備考」欄には、「売上金額」・「売上手数料」・「振込手数料」のいずれかが自動で付与されます。
3. 楽天ペイから銀行への入金を記帳する
楽天ペイから取り込まれた取引は売掛金として記帳されます。
楽天から銀行へ入金されたら、freee上の楽天ペイ口座から銀行口座へ資金の移動を登録(口座振替)し、売掛金を消し込みます。
自動で経理をご利用の場合(銀行口座と同期している場合)
- [取引]→[自動で経理]をクリックします。
- 当該明細の[口座振替・カード引落し]タブを選択します。
- 振替元口座を「楽天スマートペイ」、振替先口座を入金先の銀行口座に設定して登録します。
取引を手動で登録している場合(銀行口座と同期していない場合)
- [取引]→[口座振替]をクリックします。
- 以下のように口座振替を登録します。
- 振替日:入金日を入力
- 振替元口座:楽天スマートペイ
- 振替先口座:入金先の銀行口座
- 金額:入金額
- 備考:メモしたい事項があれば任意で入力