このページでは、「楽天市場」の口座同期の設定方法および注意点について説明します。
freeeと楽天市場を同期すると、日々の消耗品購入等の経理処理をスムーズに行うことができます。
目次
- 本ページの対象のインターネットショップ
- 同期設定方法
-
楽天市場同期の特徴
- 明細取得可能期間
- ファイル自動保存機能(一部プランのみ対応) -
同期した明細における留意事項
- freeeに取り込まれたデータの処理 -
楽天市場へ支払った場合の処理
- freeeに同期しているクレジットカード口座から支払った場合
- freeeに同期していないクレジットカード口座から支払った場合
- コンビニ決済などを使って現金で支払った場合 - よくある同期エラー
-
よくある質問
- 既存の口座でファイル保存機能を利用したい
- 自動で保存された証憑のPDFファイルはどこにありますか?
- 明細を取得後に商品を返品するとどうなりますか? - このページで解決しないときは
本ページの対象のインターネットショップ
- 楽天市場
楽天市場は、楽天株式会社が運営する一般消費者向けの通販・ネットショッピングサイトです。freeeでは、同期設定をすることで楽天市場での購入履歴を自動で取り込むことができます。
楽天市場の詳細については、「楽天市場」からご確認ください。
同期設定方法
- [口座]メニュー→[口座の一覧・登録]を開き、[決済サービス・電子マネー]タブから[決済サービス・電子マネーを登録する]ボタンをクリックします。
- 「ECサイトでの購入履歴」の中の「楽天市場」をクリックします。
- 登録画面で[口座を登録して連携設定に進む]をクリックします。
- ID・パスワードの入力画面になりますので、楽天市場のログイン時に利用するユーザID・パスワードと誕生日を入力し、[楽天市場との連携設定を行う]ボタンをクリックします。(同期設定はスキップし、後ほど設定しても構いません)
また、証憑ファイルを自動で保存したい場合は、自動ファイル保存機能で「自動保存する」を選択します。
※ 既存口座での設定は、本ページの「よくある質問」をご確認ください。
- 同期設定後、自動でホーム画面に遷移します。同期が終了すると、取り込んだ明細の数がホーム画面左側にオレンジ色で表示されます。
楽天市場同期の特徴
明細取得可能期間
freeeにおける当会計期間の開始日以降のデータを取得します。ただし、取り込めるのは最大で2年です。
- 例1:2022-01-01〜2022-12-31が会計期間の場合、2022年1月1日以降のデータを取り込みます
- 例2:2020-01-01〜2020-12-31が会計期間で、同期した日付が2022年8月1日の場合、2020年8月1日以降のデータを取り込みます
ファイル自動保存機能(一部プランのみ対応)
※ 本機能の利用は個人のスタンダードプラン以上、法人のひとり法人プラン(旧ミニマムプラン)以上のファイルボックスアップロード制限がないプランが対象となります。
楽天市場のご購入明細に加えて、取引の証憑となるPDFをファイルボックスに自動で保存することができます。楽天市場の購入履歴詳細で発行される領収書・請求書が保存されます。
※ 自動保存対象のファイルは2023年10月1日注文分以降のものに限られます。
※ 発送が遅延した場合など、1週間以上発送待ちで、領収書が発行されていない場合ファイルの取得がされない場合があります。
※ 楽天ビックなど楽天市場以外のサイトからの購入分や、退店済み店舗など購入履歴から発行されない領収書・請求書は対象外となります。
※ 場合によりアップロード後のファイルボックス上の順序が日付順にならない場合があります。
領収書・請求書ファイルの宛名についての注意事項
楽天市場の購入履歴より保存される領収書・請求書ファイルの宛名には、freeeに登録の事業所名が入力されます。
楽天市場では、一度発行した領収書・請求書ファイルの宛名は、変更ができません。立替を行った場合などは、立替金精算書をご活用ください。
※ ファイル自動保存機能の利用以前にお客様ご自身で発行された場合、ファイルの宛名は初回に発行した宛名のままで保存されます。
同期した明細における留意事項
freeeに取り込まれたデータの処理
楽天市場で何かを購入すると、その明細がfreeeの楽天市場口座に取り込まれます。
ただし、楽天市場側の購入履歴に表示されていない明細がある場合には、その明細は取り込まれません。それらの明細があれば、個別に明細を入力(または取引登録)をしてください。
freee会計の[取引]メニュー→[自動で経理]から、取り込んだ明細に適切な勘定科目を選択して[登録]をクリックします。こうすることで、楽天市場の購入明細が支出取引として登録されます。
楽天市場へ支払った場合の処理
あらかじめ楽天市場での購入時の決済手段を「口座」としてfreeeに登録しておくと、その口座にも取引内容が「楽天市場」などの出金明細が取り込まれます。
この明細は、先ほど登録した「楽天市場」口座の支出取引と重複する内容になりますので、「その決済手段に取り込まれた明細の出金分は、楽天市場の購入履歴の明細の出金分にあてたものである」ことを示すため、以下のように「口座振替」として登録します。
- 振替元:(楽天市場で利用した決済手段の口座)
- 振替先:「楽天市場」口座
例:楽天市場で1,000円分を2022/3/1に購入し、クレジットカード(楽天カード)で支払った。
freeeに同期しているクレジットカード口座から支払った場合
[取引]メニュー→[自動で経理]より、当該明細の詳細ボタンをクリックします。[口座振替・カード引き落とし]タブを開いたら、振替先口座「楽天市場」を選択して登録します。
freeeに同期していないクレジットカード口座から支払った場合
[取引]メニュー→[口座振替]を開き、「振替元口座」は楽天カード、「振替先口座」は「楽天市場」として登録します。
コンビニ決済などを使って現金で支払った場合
例:楽天市場で1,000円分を2022/3/1に購入し、コンビニ決済を使って現金で支払った。この時、決済手数料として220円がかかった。
[取引]メニュー→[口座振替]を開き、「振替元口座」は現金、「振替先口座」は「楽天市場」として登録します。
この時決済手数料が発生した場合は、その金額を「手数料」欄に入力します。([詳細登録]ボタンから手数料の内訳や勘定科目を設定することもできます)
よくある同期エラー
「ユーザー権限の不備により、(一部)ファイルのアップロードが失敗しました。」
ファイル自動保存機能では、ファイルボックスの「アップロードした人」を設定する必要があります。初回に利用設定をされた方が設定されますが、以下の場合権限の不備により、アップロードが失敗します。再度「アップロードした人」を設定するようにしてください。
- 初回設定者がユーザーとして削除された場合
- 初回設定者がの管理者権限、「一般(経理)」権限以下の権限に変更された場合
よくある質問
既存の口座でファイル保存機能を利用したい
- [口座]メニュー→[口座の一覧・登録]画面の[決済サービス・電子マネー]タブから[楽天市場]口座を選択します。
- 画面左上の[口座設定]ボタンをクリックします。
- 「④ファイルを自動保存するか選びましょう」から「自動保存する」を選択し、[口座を保存する]ボタンをクリックします。
以上で設定は完了です。
自動で保存された証憑のPDFファイルはどこにありますか?
ファイルボックスに自動で保存されます。またファイルは以下の条件でアップロードされています。ご確認ください。
- 決済口座:楽天市場
- アップロードした人:設定をONにしたユーザー
明細を取得後に商品を返品するとどうなりますか?
明細取得後に返品された場合、返品については反映されません。
お手数ですが返品を行った際は、逆仕訳など手動にてご対応ください。
このページで解決しないときは
上記注意点、よくある質問を確認しても問題が解決しない場合は、「口座が同期できない時の対処方法」もご参照ください。