「準備」ステップでは、開業の手続きで必要になる情報を入力します。
一度の入力で全ての書類に情報が転記されるため、最低限の労力で必要な書類を揃えることができます。
目次
- 入力項目について
- 申請者の情報
- 主に仕事をする場所
- 仕事の概要
- 屋号と事業開始日
- 想定の収入と収入の種類
- 従業員・家族の給与
- 確定申告の種類 - すべての項目を入力したら
入力項目について
それぞれのカードで必要な情報を入力していきます。
内容を一時保存する場合は、各カードの[保存]ボタンをクリックします。
申請者の情報
申請者自身の情報を入力します。
なお、郵便番号や住所は自宅のものを入力します。
主に仕事をする場所
仕事をする場所を選択しましょう。
お店や事業所をかまえる場合は、仕事場の住所を入力し、その場所を納税地とするか選択しましょう。
仕事の概要
個人事業主として行う仕事の内容を入力します。
「仕事の種類」項目から大まかな種類を選択し、「仕事の概要」項目で概要を入力します。
「仕事の種類」および「仕事の概要」は、あらかじめ用意された選択肢から選ぶこともできますが、「自由入力」を選択することで任意の内容を入力することができます。
※ 複数の種類の仕事を行う場合は、メインとなる仕事について入力します。
屋号と事業開始日
店名やペンネームなど、屋号に該当するものがあれば入力します。
また、個人事業主として仕事を始める予定日または仕事を始めた日付を入力します。
- すでに売り上げが発生している場合は、売り上げ発生日の前日を入力します。
- 1か月以上前から仕事を始めた場合は、開業届の提出予定日を入力します。
- 上記のいずれにも当てはまらず、いつ始めたかも覚えていない場合は、だいたいの日付で問題ありません。
想定の収入と収入の種類
収入(所得)の種類のうち、該当するものをすべて選択します。
- 事業所得:「不動産所得」や「山林所得」以外の事業を営む場合に選択します。
- 不動産所得:不動産の賃貸業を営む場合に選択します。
- 山林所得:山林を伐採して譲渡する場合に選択します。
また開業後に見込まれる月収を入力し、想定される年収を計算します。
ここで入力した金額は、この後のステップにおける提出書類選択の参考とする金額ですので、おおよその金額で問題ありません。
従業員・家族の給与
給与を支払う予定について、次の中から選択します。
- 今はない
- 従業員(パート・アルバイト含む)に支払う
- 家族に支払う
- 家族と従業員(パート・アルバイト含む)に支払う
【項目を選択する上での注意点】
- 従業員は日雇いのみの場合でも該当します。
- 家族は年間6か月間以上雇用する場合に該当します。
【「従業員(パート・アルバイト含む)に支払う」を選択した場合】
従業員数のみを入力します。
【「家族に支払う」を選択した場合】
給与を支払う家族の情報を入力します。
項目 |
必須 |
説明 |
備考 |
続柄 |
必須 |
事業主(ご自身)との関係性を選択します。 |
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氏名 |
必須 |
支払い先となる家族の氏名を入力します。 |
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年齢 |
必須 |
開業の手続きをする時点での年齢を入力します。 |
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仕事内容 |
必須 |
従事する仕事の内容を入力します。 |
「経理事務」「調理担当」など内容がわかるように入力すれば問題ありません。 |
経験年数 |
必須 |
「仕事内容」の仕事の経験年数を、他の会社などでの経験年数も含めて入力します。 |
|
従事の程度 |
必須 |
勤務時間や、週ごとの勤務日数を入力します。 |
給料の金額に対して妥当な労働時間であることを明確にするために記入します。 例えば、「週5日4時間」といった形式で入力すれば問題ありません。 |
資格 |
|
従事する仕事に関係する資格を持っている場合は、その資格を入力します。 |
|
給料 |
必須 |
月給の上限(最大でも何円くらいになりそうか)と、支給日(月末・月中・月初)を入力します。 |
仕事内容から妥当と思われる金額を入力します。 この金額を超えた分は経費としては計上できませんのでご注意ください。 |
賞与(ボーナスを支払う場合のみ) |
必須 |
賞与を支払う場合は、その金額の上限(最大でも何円くらいになりそうか)と、支給頻度(3ヶ月毎・半年毎・年一回)を入力します。 支給しない場合は「なし」を選択します。 |
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複数の家族を登録したい場合は、1人目の情報を保存後に[給与を支払う家族を追加する]ボタンをクリックします(登録できるのは最大3名までです)。
【「家族と従業員(パート・アルバイト含む)に支払う」を選択した場合】
「従業員(パート・アルバイト含む)に支払う」を選択した場合 および 「家族に支払う」を選択した場合 記載の入力方法に沿って、従業員数および給与を支払う家族双方を入力します。
確定申告の種類
税額の見込みを比較しながら、確定申告の種類を選択します。
「確定申告」とは、事業で得た儲け(所得)と課せられる税金(所得税)の金額を税務署に申告することで、一定の所得がある事業主は必ず行わなければなりません。
確定申告は「青色申告」という方法で申告すると、「白色申告」選択時と比較して納税額を大きく減らすことができます。
確定申告の種類の詳細は下表のとおりです。
freeeのサービスをご利用になることで、メリットの大きい青色申告をカンタンに行うことができます。
種類 |
特徴 |
事前の手続 |
会計の要件 |
青色申告 55万円控除 |
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事前の手続が必要になりますが、freee開業で自動で申請書類を作成できます。 |
複式簿記での記帳と、貸借対照表(55万円控除のみ) および 損益計算書の作成が必要になりますが、 freee会計 を利用することでカンタンに必要な書類を作成できます。 |
青色申告 10万円控除 |
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白色申告 |
事前手続きが不要で、会計の要件も簡易ですが、所得控除等の特典は受けられません。 |
不要 |
簡易簿記
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すべての項目を入力したら
すべての項目を入力したら、画面の最下部にある[次へ]ボタンをクリックします。このボタンをクリックすると「作成」ステップへ進むことができます。