一部の銀行口座は、「API連携方式」という利便性が高く安定的な方式で会計freeeと同期することができます。
ここでは、API連携方式の概要とご利用方法をご紹介します。
目次
API連携方式とは
一部の銀行口座は、「API連携方式」で会計freeeと同期できます。
API連携方式は、会計freeeにインターネットバンキングのログインID・パスワードを保存することなく明細データを取得できる、より便利で安定的な同期方式です。
対象となる口座を従来の方法で同期している場合、本ページに記載の手順でAPI連携方式に切り替えられます。
API連携の対象口座・切替のタイミング
API連携が可能な口座(銀行・クレジットカード)は下表のとおりです。
【補足事項】
- 登録した口座がAPI連携方式に対応した場合、「自動切替」記載の期間中に自動でAPI連携へ切り替わります。
- 「手動切替」が「可」となっている口座については、自動切替の期間中にご自身でAPI連携へ切り替えることができます。
- API連携対象外のサービスをご利用の場合は、これまで通りの同期方式をご利用ください。
対象の口座 |
対象 |
自動切替 |
手動切替 |
備考 |
---|---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 |
個人 法人 |
2016年9月 |
- |
|
みずほビジネスWEB |
法人 |
2016年12月〜 2017年5月 |
可 |
「みずほe-ビジネスサイト」「みずほダイレクト」はAPI連携の対象外です。 自動切替は、一部のお客様から段階的に実施されています。 |
ジャパンネット銀行 |
個人 法人 BA-Plus |
2017年4月26日〜 |
- |
自動切替は、一部のお客様から段階的に実施されています。 |
ジャパンネットVISAデビット |
個人 法人 |
2017年4月19日〜 |
- |
自動切替は、一部のお客様から段階的に実施されています。 |
三菱東京UFJ銀行 |
法人 |
2017年7月11日より順次開始 |
可 |
自動切替は、一部のお客様から段階的に実施されています。 |
りそな銀行(法人) 埼玉りそな銀行(法人) 近畿大阪銀行(法人) |
法人 |
2018年3月7日〜 |
可 |
自動切替は、一部のお客様から段階的に実施されています。 |
秋田銀行 |
法人 |
2018年4月〜 |
可 |
自動切替は、一部のお客様から段階的に実施されています。 |
既存の口座の同期をAPI連携方式に切り替える
切替時の銀行ごとの注意点
特定の銀行では、API連携へ切り替える際にご注意いただく必要のある事項があります。(切り替えることで各種設定変更が必要になる場合があります。)
対象の口座 |
注意点 |
必要な操作 |
---|---|---|
みずほビジネスWEB |
API連携に切り替える前は、明細の取引内容が全角表記になっています。 API連携への切り替えを終えると、明細の取引内容が半角表記に変わります。 |
自動登録ルールを半角の取引内容に適用されるように編集または再作成します。 |
三菱東京UFJ銀行 |
API連携へ切り替える前に、「APIサービス」の利用申し込みを行う必要があります。 |
こちらの説明を参考にしながら利用申込を行います。 |
りそな銀行(法人) 埼玉りそな銀行(法人) 近畿大阪銀行(法人) |
API連携に切り替える前は、明細の取引内容が全角表記になっています。 |
自動登録ルールについて、半角の取引内容に適用されるように編集、または再作成します。 |
秋田銀行(法人) |
API連携に切り替える前は、明細の取引内容が全角表記になっています。 |
自動登録ルールを半角の取引内容に適用されるように編集または再作成します。 |
切替の手順
※切り替えを実施する前に、上記の銀行ごとの注意点をご参照ください※
1.以下のいずれかの方法で、銀行の認証画面を開きます。
- 自動切替が行われた場合は、ホーム画面にオレンジ色のお知らせが表示されていますので、そちらをクリックします。
- ご自身で手動切替を行う場合は、口座設定画面を開き、③で「API方式への切替」にチェックが入っていることを確認できたら、最下部の[口座を保存する]ボタンをクリックします。
2.「口座●●はAPI方式への切替を行った為、再認証が必要です」という画面が表示されますので、[設定する]をクリックします。
3.銀行の認証画面が開きますので、電子証明書またはID/パスワードでログインし、外部サービス連携を許可します。(銀行によっては、この認証作業は定期的に行う必要があります)
この操作により、銀行からfreeeにAPI認証トークンが発行され、freeeで大切に管理されます。これはID/パスワードの代わりに銀行に持つ情報にアクセスするための認証情報となるものです。ID/パスワードと違って、許可された特定の操作のみを可能とする認証情報であるため安全です。
4.連携を許可したらfreeeのホーム画面に戻りますので、口座の[今すぐ同期]ボタンをクリックして同期を再開します。
5.少し経つと、口座の選択を促すメッセージが表示されますので、そちらをクリックします。
6.同期する口座を選択し、保存して同期を再開します。
7.再び同期が始まり、同期が完了したら、切り替えは完了です。
8.API連携へ切り替えた後は電子証明書アプリを使わずに同期できますので、アプリを利用していた場合は削除します。
新たに登録する口座をAPI連携方式で同期する
新たに登録する口座をAPI連携方式で同期するには、API連携に対応した口座の種別を選択する必要がありますので、以下の手順で登録します。
1.[口座]→[口座を登録]画面を開き、同期する口座を検索します。
2.「API」と記載されている口座を選択し、登録します。
※ 住信SBIネット銀行は「API」と記載されていませんが、表示されている口座はすべてAPI連携方式です。
3.口座の登録完了のメッセージが表示されますので、API連携を開始する場合には「〜銀行の認証ページへ」ボタンをクリックします。
※口座の作成にとどめ、同期を開始しない場合には「手動で取引を登録する」をクリックします。
4.銀行の認証画面が開きますので、電子証明書またはID/パスワードでログインし、外部サービス連携を許可します。(銀行によっては、この認証作業は定期的に行う必要があります)
5.連携を許可したらfreeeのホーム画面に戻りますので、口座の[今すぐ同期]ボタンをクリックして同期を再開します。
6.少し経つと、口座の選択を促すメッセージが表示されますので、そちらをクリックします。
7.同期する口座を選択し、保存して同期を再開します。
8.再び同期が始まり、無事同期が完了したら同期の設定も完了です。
銀行APIは、銀行によって提供される機能であるため、銀行のサービス提供時間外などの銀行側の事情により予告なく利用できなくなることがあります。あらかじめご承知おきください。