本ページでは、お客様がSMILE V 販売(正式な製品名はSMILE V2 販売、SMILE V 2nd Edition 販売、SMILE V 2nd Edition 販売、SMILE V Air。以降単純に「SMILE V 販売」という)から請求書データCSVファイルエクスポートし、所定のGoogle Driveに配置するプロセスを解説したものです。
下記全体スコープの中の①、②の部分となります。
目次
SMILE V 販売で請求書データを確定する
freee会計にデータ連携する前にSMILE V 販売で「請求業務」を行う
事前の以下の業務について、SMILE V 販売側で行ってください。
- 請求先設定:
- 請求書データCSVファイルを出力する請求先の設定を行います。「締日」を基準に請求する方法と、特定の締日が決まっていない請求先を「個別」に設定する方法があります。
- 請求消費税自動生成:
- 請求書に消費税を計上します。仮計上消費税がある場合、請求消費税の調整分を計上します。
- 請求消費税確認表:
- 自動生成された消費税を確認します。
- 請求一覧表:
- 請求内容を確認します。
- 請求明細書:
- 請求先に対して請求明細書を発行します。
SMILE V 販売での請求先設定について(締日の設定)
SMILE V 販売にて請求書データを出力する請求先の設定を行います。
請求締めには締日が決まっている請求先に対して「締日」を基準に請求する方法と、特定の締日が決まっていない請求先を「個別」に設定する方法があります。都度請求の場合は後者になります。
特定の締日が決まっていない請求先についても、請求の都度ごとに請求データを出力して「freee会計」に連携する運用を行ってください。また、納品書の複写を請求書として、請求業務を行っていない得意先がある場合も、必ず締日業務を実行して出力して「freee会計」に連携する運用を行ってください。
※ 特定の締日が決まっていない請求先のマスターの「締日」には「0」が設定されています。
コード | 得意先名 | 締日 |
---|---|---|
001001 | A事務機 | 30 |
002001 | B機器産業 本社 | 20 |
003001 | C建設 | 30 |
004001 | D株式会社 | 30 |
005001 | E商事 | 20 |
006001 | F物産 | 20 |
800002 | G株式会社 | 0 |
810001 | H株式会社 | 0 |
特定の締日が決まっていない請求先を「個別」に設定する方法
特定の締日が決まっていない請求先を「個別」に請求先設定する場合は、以下の手順で実施してください。
- [販売]→[締日業務]→[請求業務]→[請求先設定]を起動します。
- 請求先設定については、下表の通りです。
番号
項目 詳細
① 締日 【特定の締日が決まっていない請求先のみ請求の対象とする場合】
- 「99」を指定します。
- 「99」と指定した場合、個別の請求先に対してのみ締め処理を行います。
- 個別に請求対象とする請求先については、③で設定します。
【特定の締日が決まっていない請求先のみの場合】
- 「99」を指定します。
- 20日締め、末日締めなどの締め処理と同時に請求業務を行うこともできます。その場合は、同時に行う締日を指定します。
- 個別に請求対象とする請求先については、③で設定します。
② 今回締日付の指定 - 請求書の発行日となる日を指定します。
※ 伝票日付が締日付以前の伝票が請求対象となります。
③ 個別設定 - コード:個別に請求対象とする得意先コードを入力します。
- 今回入金予定日:請求先の入金予定日を年月日で入力します。
- 「99」を指定します。
なお、より詳細な請求業務の操作については、「「SMILE V 販売 操作マニュアル」第5章_締日業務 請求業務」を参照ください。
※ 当該マニュアルについては、端末にインストールしたSMILE販売の環境にログインした場合に閲覧可能です。
SMILE V 販売から請求書データCSVファイルをエクスポートする
請求書データCSVファイルをエクスポートするタイミング
SMILE V 販売から請求書データCSVファイルをエクスポートするタイミングは請求内容を確認し間違いが無い場合に請求書データをCSVファイルとしてエクスポートしてください。
請求書データCSVファイルのエクスポート方法
SMILE V 販売から各締日ごとの請求書データCSVファイルをエクスポートするには以下の方法で実施してください。
- [販売]→[締日業務]→[請求業務]→[請求書データ出力]を起動します。
- 出力条件の設定は下表の通りです。
番号
項目 設定方法
① [出力条件]タブ→
「実績発生の指定」項目- 実績発生の指定:「有りのみ出力」を選択します。
- 実績有りでも残無しは出力しない:チェックを外します。
- 入金のみは実績発生有りとしない:チェックを入れます。
② [出力条件]タブ→
「作成先の指定」項目- フォルダ名:任意のフォルダを指定してください。
-
ファイル名:任意のファイル名を命名してください。
なおその際、拡張子は「.csv」としてください。 - 文字コード:[ANSI]を指定してください。
③ データ作成 ①②の設定後、[データ作成]を押下します。
出力条件を「条件パターン」として保存する場合
「条件パターン保存」出力条件で指定した コードの範囲、項目チェックなどの出力条件の指定内容を、ユーザーごとに、条件パターンとして保存することができます。条件パターンを保存する際、起動時の既定パターンとして保存することにより、以降同じ条件でデータを出力する場合に出力条件の指定を省略してデータ出力が行えます。
請求書データCSVファイルを所定のGoogle Driveに配置する
Google Driveにファイル配置時の注意点
「SMILE V 販売から請求書データCSVファイルをエクスポートする」で作成されたCSVファイルはお客様の指定した任意の場所(PCまたはネットワークドライブ上の指定された場所)に保存されます。当該ファイルを所定のGoogle Driveにアップロードすることで、後続の処理であるfreee会計への取引登録が実行されます。Google Driveへのアップロードに際しては以下の点にお気をつけください。
- 必ず指定されたGoogle Driveのフォルダにアップロードすること
- 所定のGoogle Drive以外にアップロードしてもfreee会計への取引登録が実行されないばかりか、処理が正常終了/異常終了したことを知らせるメッセージを受信することもできません。
- 所定のGoogle Driveにアップロードできるよう、「URL」や「フォルダの階層(場所)」をご確認ください
- Google Driveへのアップロードは「ブラウザ」経由で行うこと
- Google Driveを利用するには主に「ブラウザ」と「パソコン版ドライブ」の2つの方法があります。今回の連携においては「ブラウザ」での動作のみ保証していますので、必ず「ブラウザ」経由で操作を行ってください。
- 参考:Google Driveの推奨ブラウザ(Google社のサイト)
Google Driveにファイルを配置する方法
基本的にドラッグ&ドロップ等で簡易にファイルをアップロードできます。
詳細な手順は下記をご確認ください。
Google Driveへのファイル配置後に行われる処理
所定のGoogle Driveに配置された請求書データCSVファイルは、ファイルが配置されたらすぐにfreee会計への登録処理がスタートします。
配置されたファイルを処理環境に正常に取り込めなかった場合
ファイルが配置されたもののfreee会計に取り込まれなかった場合、ユーザーには以下件名でメール通知されます。
- 件名:取引登録エラー(DX統合パッケージ with freee販売連携オプション)
メールが届いたら、一度Google Driveに配置したファイルを削除の上で一定程度時間を空けて再度Google Driveへのファイル配置を行っていただくか、お客様ご自身でfreee会計にログインし、手動にて取引登録をお願いします。freee会計での取引登録については、以下のヘルプページをご確認ください。