本ページでは、指定のフォルダに置かれた請求書データCSVファイルをworkatoが取り込み、中間加工をしたうえでfreee会計に取引登録するプロセスを解説したものです。
下記全体スコープの中の③、④、⑤の部分となります。
ファイル配置後の流れ
「① 請求書データの取込」で請求書データCSVファイルが所定のフォルダに配置されると、大まかに以下のような流れでfreee会計に未決済の収入取引データとして取り込まれます。
- 請求書データCSVファイルの転送
- 取引先情報の新規登録・更新
- 取引情報の登録
請求書データCSVファイルの転送
Google Driveへアップロードしたファイルが転送されるタイミング
お客様が請求書データCSVファイルをGoogle Driveの所定のフォルダにアップロードしたタイミングでGoogle Driveからworkatoにファイルが転送されます。もし誤ってアップロードした場合、そのファイルを所定のフォルダから削除するのではなく、freee会計にログインし、当該取引を削除してください。
freee会計での取引の削除については、以下のヘルプページをご確認ください。
Google Driveへアップロードしたファイルが過去のファイルと重複していた場合
お客様がアップロードした請求書データCSVファイルが過去3ヶ月以内に取り込みしたファイルと重複していた場合、ファイルの取り込みは行われません。その場合、以下の件名で重複ファイルである旨の通知がなされます。
- 送信メールの件名:同一ファイル取込エラー(DX統合パッケージ with freee販売連携オプション)
ファイルの重複はファイル名、ファイル作成日、ファイルの容量などから機械的に判定をしております。上記メールが届いたら、正しいファイルを再度GoogleDriveにアップロードしてリトライをお願いします。
取引先情報の新規登録・更新
取引先情報の新規登録・情報更新時にエラーが生じた場合
アップロードした請求書データCSVファイル内に新たな取引先があった場合、既存の取引先の名称変更などがあった場合には、freeeと同期し、取引先マスタの内容を更新します。
取引先の新規登録・情報更新のプロセスでエラーが発生した場合、エラーが発生した取引先の新規登録・情報更新は行われません。また、当該取引先のfreee会計への取引登録(売上データの登録)にも進まずジョブが停止します。お客様にはエラーとなった取引先ごとに以下件名のメールで通知します。
- 送信メールの件名:取引先登録エラー(DX統合パッケージ with freee販売連携オプション)
例:請求書データCSVファイル内に新規登録・情報更新の対象となる取引先が4件あり、以下のような状況となった場合
- A:新規登録成功
- B:登録エラー
- C:更新成功
- D:更新エラー
A・Cの取引先の新規登録・情報更新は問題なく実行されますが、B・Dはエラーとなり、かつ全件(A~D全て)取引登録には進まずジョブが停止します。また、ユーザーはB・Dそれぞれについて計2件のエラーメールを受信します。
メールが届いたら、当該取引先に対する売上データの登録は、お客様ご自身でfreee会計にログインし、手動にて取引登録をお願いします。freee会計での取引登録については、以下のヘルプページをご確認ください。
取引登録(売上データの登録)
freee会計への取引登録
取引先情報の新規登録・情報更新作業が完了後、自動でfreee会計に取引登録がなされます。その際、SMILE販売で受注した各伝票単位で取引登録はされず、入金消込と消費税集計の効率化の観点から、税区分・取引先ごとに取引が集計されます。請求書データCSVに記載された各伝票IDはfreee会計の備考欄で確認可能です。
freee会計へ登録完了した取引は以下件名のメールで通知します。
- 件名:取引の登録が完了しました(DX統合パッケージ with freee販売連携オプション)
なお、SMILE販売からエクスポートした請求書データCSVの項目を以下のように変換してfreee会計に登録しています。
freee会計上の項目名 |
SMILE販売 |
取りうる値の例 |
---|---|---|
収支区分 |
– (必ず「収入の未決済取引」としてデータ連携されます) |
収入 |
発生日 | 締日付(C) | 2023-03-31 |
期日 | 支払予定日(D) | 2023-04-20 |
勘定科目 |
– (必ず「売上高」としてデータ連携されます) |
売上高 |
税区分 |
以下3項目から4種類の税区分を判定
|
|
金額 | 税率別税込金額(GI) | 748,656 |
取引先 |
請求先コード(H) ※ 事前処理としてにfreee会計にマスタ登録しておく |
株式会社アグリ企画本社 |
備考 | 伝票No(CS) | SMILE→freee会計 伝票No:1530, 1535, 1540,... |
取引の登録時にエラーが生じた場合
何らかの事由により取引登録ができなかった場合、ユーザーには以下件名でメール通知されます。
- 件名:取引登録エラー(DX統合パッケージ with freee販売連携オプション)
メールが届いたら、当該取引先に対する売上データの登録は、お客様ご自身でfreee会計にログインし、手動にて取引登録をお願いします。freee会計での取引登録については、以下のヘルプページをご確認ください。
取引登録されるデータの制約
SMILE販売からfreee会計に取引登録されるデータには以下の制約があります。
-
SMILE販売で「売掛」の売上データがfreee会計に連携されます。現金の売上データはfreee会計に連携しません。その分の仕訳につきましては、freee会計にて入力する必要があります。
- SMILE販売の請求書データCSVファイルをfreee会計に連携した後、その請求対象の売上に修正(金額修正や伝票の削除など)が生じた場合は、SMILE販売から請求データCSVファイルを再出力ではなく、freee会計側でその金額の差分を仕訳入力データを修正してください。