対象プラン(法人)
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freee for Excelのご契約については、freee会計のアドバンスプラン以上をご利用している事が条件となります。
※Excel(エクセル)はMicrosoft Corporationの商標です。
目次
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freee for Excelとは
- 概要
- freee for Excelの機能 -
動作環境について
- 対応OS
- 対応Excel - インストール方法
- freeeとの連携を設定する
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勘定科目・タグ・事業所のデータを取得する
- 取得するデータ -
freee関数で総勘定元帳の数値データを取得する
- 利用できるfreee関数と入力方法
- データの更新タイミング
- freee関数で取得されるデータについて -
旧エクセルアドインからfreee for Excelへの移行について
- 移行が必要となる仕様上の変更点 - 参考:「Storage Access API が無効になっています」という表示が出ている場合の対処法
- 参考:freee for Excel が入ったWindows版Excelで開くと、 #NAME? で表示される場合の対処法
- 参考:Cookie・サイトデータの利用を誤って「許可しない」としてしまった場合の対処法
freee for Excelとは
概要
freee for Excelはfreee会計の総勘定元帳一覧の情報をExcelに出力することができるExcelアドインです。
freee for Excelを使ってセルにfreee独自の関数(freee関数)を入力することで、例えば「2023年1月のA部門の売上高」「2023年1月時点のB社に対する売掛金残高」などをfreeeから直接取得することができます。
freeeに複数の事業所がある場合、それらの情報を1つのExcelファイルに取得することもできます。これにより、例えばグループ企業の財務データを簡単に取得・集約することができます。
freee for Excelの機能
- 勘定科目・各種タグ・事業所IDのデータを取得します。
- 専用関数で総勘定元帳の数値データを取得します。
動作環境について
対応OS
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Windows
- Windows 7 以降(Windows x86 および x64 デスクトップおよび Surface Pro などのタブレット)
- ※Microsoft Edge をインストールする必要がありますが、既定のブラウザである必要はありません。
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Mac
- OS X v10.10 "Yosemite" 以上
対応Excel
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Excel for Windows
- 買い切り(リテール)版の2016以降 または Microsoft 365版
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Excel for Mac
- バージョン 15.19 (160206) 以降
- Excel for the web
※「Office on iPad」 ,「ボリュームライセンスの永続的なバージョンの Office 2019 以前」は利用不可です。
Excel / OS 共通の注意事項
- 詳細および最新の情報はMicrosoft社の公式サイトをご覧ください。以下2ページの要件をいずれも満たす場合に動作します。
- freee for Excelは、公式のサポート期間中であるOffice・OSでのみ動作検証しています。すでにサポート期限切れのOffice または Windows/Macバージョンにおける動作は保証外となりますのでご注意ください。
インストール方法
- Excelのシート画面で、[ホーム]→[アドイン]→[その他のアドイン]をクリックします。
- ストア画面の検索タブで「freee」と検索し、「freee for Excel」を選択します。
※詳細は、「Excel でアドインを追加または削除する」(外部リンク)をご覧ください。
freee for Excelの利用契約がなくてもアドインのインストール自体は可能ですが、freee関数は利用できません。
freeeとの連携を設定する
「インストール方法」よりインストールを終えて、Excelのリボンに「freee」を表示しておきます。
- [freee]→[ログイン・認証解除]ボタンをクリックします。
- [ログイン]をクリックします。
-
[許可]をクリックします。
- ログインを行います。ログイン済の場合は手順5となります。
- [許可する]をクリックします。
※複数の事業所に所属している場合、すべての事業所と連携されます。 - [閉じる]をクリックします。
- Cookieとサイトデータ使用のため、ブラウザが利用許可の確認画面を表示するので[使用を許可]をクリックします。(すでに使用を許可している場合や、デスクトップ版Excelの場合は不要)
誤って[許可しない]を選択してしまった場合、[Cookie・サイトデータの利用を誤って「許可しない」としてしまった場合の対処法]で再設定します。
「Storage Access API が無効になっています」という表示が出ている場合、[Storage Access API が無効になっています」という表示が出ている場合の対処法]の手順で有効にします。
勘定科目・タグ・事業所のデータを取得する
- [マスタデータ取得]ボタンをクリックします。
- 取得するデータの種類と取得先の事業所を選択し、出力先のシートを選択して、「取得する」をクリックします。
※「連携先の事業所」を選択した場合は、連携したすべての事業所のデータを取得します。
取得するデータ
取得するデータごとに、以下の項目がシートに出力されます。
取得するデータ | シートに出力される項目 |
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勘定科目 |
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取引先 |
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品目 |
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部門 |
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メモタグ |
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セグメント1,2,3 |
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事業所 |
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freee関数で総勘定元帳の数値データを取得する
利用できるfreee関数と入力方法
FREEE.GLCL
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機能
指定した事業所における、指定した勘定科目の開始日〜終了日の”発生額累計”を取得する関数です。各種タグで絞り込んだ金額を取得することも可能です。 -
引数
- 必須項目:事業所ID、開始日、終了日、勘定科目
- 項目:事業所ID、開始日、終了日、勘定科目、取引先、品目、部門、メモタグ、セグメント1、セグメント2、セグメント3
FREEE.GLBL
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機能
指定した事業所における、指定した勘定科目の終了日時点の”残高”を取得する関数です。各種タグで絞り込んだ金額を取得することも可能です。 -
引数
- 必須項目:事業所ID、終了日、勘定科目
- 項目:事業所ID、終了日、勘定科目、取引先、品目、部門、メモタグ、セグメント1、セグメント2、セグメント3
- Excelアドインの規格の仕様により、freee関数は「戻る」操作に対応していません。もしfreee関数に関する操作を元に戻したい場合は、ファイルのバージョン履歴から「復元」操作を行う必要があります。
- 事業所IDは別途「マスタデータの取得」より「事業所」のデータを取得することで確認できます。
- 「開始日」と「終了日」はyyyy-mm-dd形式で入力します。
事業所IDは、連携している事業所の中から任意のものを指定することができます。これにより各事業所にログインすることなく直接会計データを取得できるため、グループ企業など事業所を跨いだ会計処理や経営管理を効率的に行うことができます。
Excelの利用者が連携していない事業所のIDが指定されている場合はエラーとなります。
データの更新タイミング
freee for Excelをインストールしているユーザーがfreee関数が入力されたエクセルファイルを開いている場合、以下のタイミングで更新されます。
- ファイルを開いたタイミング
- 「更新」ボタンを押したタイミング
- freee関数を入力したタイミング
- freee関数が入っているセルの値を編集したタイミング
freee関数が入っているエクセルファイルを「freee for Excelをインストールしていないユーザー」や、「関数が参照している事業所において、総勘定元帳の閲覧権限を持たないユーザー」が開く際は、前回取得された値がそのまま表示されます。
ただしChromeを利用している場合、「Storage Access API」が有効になっていないとセルの値がエラーになります。(有効にする方法は「参考:「Storage Access API が無効になっています」という表示が出ている場合の対処法」をご確認ください)
freee関数で取得されるデータについて
freee関数で取得されるデータは以下のようになります。
- 決算整理仕訳か否か、配賦仕訳か否かによって絞り込まれません。
- 「承認ステータス:未承認」となっている仕訳の数値は常に除外されます。
- 過年度・当年度のデータを取得することができるほか、一部プランの事業所は翌年度のデータも取得することができます。
※翌年度のデータを取得できる事業所・ユーザーの条件は、「年度締めなしで翌年度のレポートを確認する」をご参照下さい。
旧エクセルアドインからfreee for Excelへの移行について
旧エクセルアドインで作成したエクセルファイルをfreee for Excelでも動作するようにしたい場合、以下の変更点を確認し操作を行ってください。
移行作業が必要となる仕様上の変更点
移行作業が必要となる仕様上の変更点は以下のとおりです。
変更点1:対応するExcelバージョンの変更
変更点2:freee関数(FREEE.GLCL,FREEE.GLBL)において「事業所ID」が必須の引数として追加
変更点3:COMPANY関数の廃止
それぞれの変更点についての対応方法を以下にご案内します。
変更点1:Excelのバージョンを確認・変更する
freee for Excelと旧エクセルアドインでは、ご利用いただけるExcelのバージョンが異なります。
利用不可となるバージョンのExcelをご利用の場合、Excelのバージョンを切り替える必要があります。
- freee for Excelで新たに利用可となるバージョン
- ストアアプリ版 Excel(Office 365版)
- freee for Excelで新たに利用不可となるバージョン
- Office 2013 (正式名: retail 永続的な Office 2013)
- ボリュームライセンス版の Office 2019 以前 (2016,2019)
※Microsoft社のサポート終了予定日について
ご利用いただけなくなる各バージョンについては、いずれも以下の日程でMicrosoft社のサポートも終了済/予定となります。(詳しくは、Microsoft社の公式サイトをご参照下さい)
- Excel2013:2023年4月11日、サポート終了済
- Excel2016:2020年10月13日、メインストリームサポートが終了済
- Excel2019:2023年10月10日、メインストリームサポートが終了予定
変更点2:freee関数(FREEE.GLCL,FREEE.GLBL)の移行手順
- Excelを開きます。
- 旧アドインがインストールされた状態のまま、freee for Excelをインストールします。
詳細は、「インストール方法」をご覧ください。 - 新しく追加された方の「freee」タブを開き、freeeとの連携を設定します。
詳細は、「freeeとの連携を設定する」をご覧ください。 - [マスタデータ取得]ボタンをクリックし、「事業所」のデータを取得します。
(連携している事業所の事業所名・事業所IDが取得されます) - 連携したい事業所の事業所IDをコピーします。
- Windowsの場合は「Ctrl+F」、Macの場合は「Command+F」のショートカットコマンドを入力して、検索・置換機能を開きます。
- 以下の内容で「すべて置換」を行います。
FREEE.GLCL 検索 GLCL( 置換(※xxxxは任意の事業所ID) FREEE.GLCL(xxxx, FREEE.GLBL 検索 GLBL( 置換(※xxxxは任意の事業所ID) FREEE.GLBL(xxxx, - 手順5~7をfreee関数が入力されたすべてのエクセルファイルに対して行います。
- すべての作業が完了したら、旧エクセルアドインをアンインストールします。
詳細は、「Excel でアドインを追加または削除する」(外部リンク)をご覧ください。
変更点3:COMPANY関数について
freee for Excelにおいて、事業所名を取得するCOMPANY関数は廃止となりました。事業所名を取得したい場合、「マスタデータの取得」から「事業所」を選択します。
参考:「Storage Access API が無効になっています」という表示が出ている場合の対処法
Edgeの場合、Microsoft公式サイトの手順で利用を許可します。
Safariの場合、Apple公式サイトの手順で利用を許可します。
Chromeの場合は、以下の手順で利用を許可します。
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Storage Access API を有効にする
- アドレスバーに 「chrome://flags/#permission-storage-access-api 」と入力し、表示される項目「Storage Access API permission UI」を「enabled」にします。
- アドレスバーに「 chrome://flags/#storage-access-api 」と入力し、表示される項目「Storage Access API」を「enabled」にします。
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埋め込みコンテンツを有効にする
※「Chromeの設定画面から行う場合」と「Excelを開いているタブから設定する場合」のどちらかの手順で設定してください。
Chromeの設定画面から行う場合
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- [プライバシーとセキュリティ] → [サイトの設定 ]→ [埋め込みコンテンツ]を開きます。
- 「保存したあなたに関する情報の使用をブロック」したサイトのエントリを削除します。
- もう一度[freeeとの連携を設定する]の手順を繰り返し行います。
- [プライバシーとセキュリティ] → [サイトの設定 ]→ [埋め込みコンテンツ]を開きます。
Excelを開いているタブから設定する場合
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- アドレスバーから埋め込みコンテンツを有効にします。
- もう一度[freeeとの連携を設定する]の手順を繰り返し行います。
- アドレスバーから埋め込みコンテンツを有効にします。
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参考:freee for Excel が入ったWindows版Excelで開くと、 #NAME? で表示される場合の対処法
Mac版Excelでfreee関数を利用して作成したファイルをfreee for Excel が入ったWindows版Excelで開くと、1度目は #NAME? で表示される場合があります。
その場合、インターネットからダウンロードしたファイルの編集を有効にした後にアドインの freee for Excel を一度クリックすることで更新が開始します。その後はこの問題が発生することはありません。
または、ファイルのプロパティで、セキュリティの部分を「許可する」にしてから開くことで上記の事象を回避することができます。
参考:Cookie・サイトデータの利用を誤って「許可しない」としてしまった場合の対処法
Edgeの場合、Microsoft公式サイトの手順で利用を許可します。
Safariの場合、Apple公式サイトの手順で利用を許可します。
Chromeの場合は、以下の手順で利用を許可します。
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Storage Access API を有効にする
- アドレスバーに 「chrome://flags/#permission-storage-access-api 」と入力し、表示される項目「Storage Access API permission UI」を「enabled」にします。
- アドレスバーに「 chrome://flags/#storage-access-api 」と入力し、表示される項目「Storage Access API」を「enabled」にします。
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埋め込みコンテンツを有効にする
※「Chromeの設定画面から行う場合」と「Excelを開いているタブから設定する場合」のどちらかの手順で設定してください。
Chromeの設定画面から行う場合
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- [プライバシーとセキュリティ] → [サイトの設定 ]→ [埋め込みコンテンツ]を開きます。
- 「保存したあなたに関する情報の使用をブロック」したサイトのエントリを削除します。
- もう一度[freeeとの連携を設定する]の手順を繰り返し行います。
- [プライバシーとセキュリティ] → [サイトの設定 ]→ [埋め込みコンテンツ]を開きます。
Excelを開いているタブから設定する場合
-
- アドレスバーから埋め込みコンテンツを有効にします。
- もう一度[freeeとの連携を設定する]の手順を繰り返し行います。
- アドレスバーから埋め込みコンテンツを有効にします。
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