消費税申告書のインボイス対応について

インボイス対応の消費税申告機能

freeeの消費税申告書の機能は、2023年10月1日以降を課税期間とするインボイス対応の新様式より、freee申告の機能としてリニューアルし提供しています。

freeeの消費税申告機能について

freeeでは、課税事業者が提出する消費税申告書の新様式への対応として、
インボイス(適格請求書等保存方式)への制度施行日とあわせ、課税期間によりご利用いただく機能を以下のように整理、提供しています。

• 2023年9月30日までの日付を課税期間とする消費税申告業務・・・freee会計
• 2023年10月1日以降の日付を含む課税期間とする消費税申告業務・・・freee申告-[消費税]

【法人事業所・アドバイザー向け：freee会計、freee申告の使い分けイメージ】

インボイス対応の新様式申告書をご利用の場合、freee会計のメニューより、消費税申告機能を開くことでfreee申告の消費税申告書機能画面に移り、申告書の作成が可能となります。

また、新様式による申告書が必要のない課税期間については、「freee会計の消費税申告書」機能は引き続き利用可能です。

機能紹介

インボイスで追加になった各種制度に対応しています。

• ２割特例・経過措置の税区分の集計が可能
• ２割特例で追加となった付表6の作成に対応
• 従前の消費税申告機能では対応できていなかった、個人事業所の還付明細書に対応予定
• リバースチャージ（特定課税仕入）の調整額の入力に対応
• 従来の消費税計算方法「割戻し計算」に加えて、「積上げ計算」に対応

【画像イメージ】

• ２割特例による申告書作成が可能
  
• 申告書プレビュー
  
• リバースチャージの調整額入力画面
  
• 積上げ計算に対応
  

消費税集計表について

従来のfreee会計の消費税集計表では、インボイス対応は行いません。

• 開始日～終了日の期間に2023年(令和5年)10月1日以後を含んだ場合は、消費税集計表の表示はされません。
• 2023年(令和5年)10月1日以後、会計期間に令和5年9月30日を含まない場合には、freee会計の画面上部、「決算申告（または確定申告）」から消費税集計表を非表示にします。
• 以後は、freee申告の消費税申告書で消費税の集計金額をご確認ください。

よくある質問

freee申告 消費税はどのように使えばよいですか？

現在の消費税申告書と同じく、freee会計のメニューより、freee申告の「消費税申告書」を選択することで利用可能です。

• 法人事業所：「決算申告」→「消費税申告(freee申告)」
• 個人事業所：「確定申告」→「消費税申告」 

リニューアルしたfreee申告の消費税を利用するのに追加料金は必要ですか？

現在、消費税申告をご利用いただけている会計プランのお客様は、引き続きfreee申告版の消費税申告書を追加料金なしで利用可能です。

freee申告の消費税を利用するための事前準備は必要ですか？

機能リニューアルに関して、事前の準備や追加の操作・設定は必要ありません。

すでに作成済みの消費税申告書はどうなりますか？

課税期間が令和5年9月30日までの消費税申告書は、従来のfreee会計 消費税申告書の機能で作成・確認が可能です。
freee会計 消費税申告機能には、freee申告の申告一覧画面から遷移可能です。過年度分の確認・対応等が必要な場合はfreee会計 消費税申告機能をご利用ください。

消費税区分別表は引き続き使えますか？

消費税区分別表はfreee会計の機能として、会計年度に関わらず引き続き利用可能です。

法人事業所のアカウントで、freee申告の各プランを未購入ですが、freee申告の消費税は利用できますか？

ご利用いただけます。

※freee申告 法人税、償却資産申告をご利用の場合は、ご契約が別途必要となります。
詳細は「freee申告のプランについて」をご覧ください。

freee申告の各プランを購入していないアドバイザーが、freee申告の消費税は使用できますか？

アドバイザーを招待している事業所または、ご自身がアドバイザー事業所の場合はfreee申告の消費税機能をご利用いただけます。
※freee申告の他の税目(法人税、所得税等)につきましては、各プランごとのご契約が別途必要となります。

申告書提出の関連機能ではどんなことができますか？

freee申告消費税［申告書の提出］タブでは以下の機能がご利用可能です。

• 消費税申告書のPDF出力機能
• 消費税申告書のe-Taxソフトへの取り込み用ファイル出力機能（xtx形式）
• 消費税の電子申告機能
  
  • ※freee申告 法人税をご契約いただいている法人事業所が対象です
• 代理申告での消費税の電子申告機能
  
  • ※freee申告 法人税・所得税をご契約いただいているアドバイザーが対象です

2割特例の適用を受ける場合はどのような設定が必要ですか？

［基本情報］メニュー →［申告情報］タブ → 2割特例の［適用する］にチェックを入れてください。

なお、課税方式は［一般課税］［簡易課税］のどちらを選択しても問題ありません。自社で採用している課税方式をご選択ください。