申告書に記載する氏名や住所、また電子申告に必要な情報を登録するため、基本情報の登録を行いましょう。
基本情報を予め入力しておくことで申告書や付表の必要箇所に自動転記され、効率化を図ることが可能です。
概要
[消費税]メニュー →[基本情報]→[基本情報]タブや[申告情報]タブ、または[税理士情報]タブを選択し、消費税申告書を作成するにあたって必要な各種基本情報の設定を行います。
画面へは、画面上部のグローバルナビゲーションメニューから「基本情報」を選択してください。
基本情報の入力項目
基本情報タブを選択することで、以下の画面が表示されます。法人事業者と個人事業者で入力する内容が異なります。
- 法人事業者の場合
- 個人事業者の場合
設定する項目の名称と内容は以下の表の通りです。
対象 | 項目名 | 必須 | 入力制限 | 内容 |
---|---|---|---|---|
法人 | 法人名 | ◯ | 全角30文字以内 | 新規作成時は、freee会計の事業所設定の事業所名から自動で転記されます。半角文字は全角に置き換えられます。 |
法人 | 法人名カナ | 全角30文字以内 | 法人名のフリガナを入力します。 | |
法人 | 法人番号 | ◯ | 半角数字のみ13桁 |
新規作成時は、freee会計の事業所設定の法人番号から自動で転記されます。 13桁の数字で入力します。法人番号がわからない場合は、「国税庁法人番号公表サイト」でご確認ください。 |
法人 | 整理番号 | 半角数字のみ8桁 | 税務署から送られてくる申告書に記載されている整理番号が分かる場合は記載してください。 | |
法人 | 納税地(法人住所) | ◯ | 全角40文字以内 |
新規作成時は、freee会計の事業所設定の住所から自動で転記されます。 郵便番号を入力すると住所が自動的に入力されます。不足している箇所を入力してください。 |
法人 | 法人電話番号 | 新規作成時は、freee会計の事業所設定の電話番号1から自動で転記されます。 | ||
法人 | 所轄税務署 | ◯ |
所轄税務署をリストから選択します。 納税地(法人住所)で入力した都道府県から対象税務署が絞り込まれます。 |
|
法人 | 代表者氏名 | ◯ | 全角30文字以内 | 代表者氏名を入力します。 |
法人 | 代表者名カナ | 全角30文字以内 | 代表者氏名のフリガナを入力します。 | |
法人 | 代表者住所 | 全角40文字以内 | 郵便番号を入力すると住所が自動的に入力されます。不足している箇所を入力してください。 | |
法人 | 代表者電話番号 | 代表者の電話番号を入力します。 | ||
法人 | 経理担当者氏名 | 全角30文字以内 | 経理担当者氏名を入力します。 | |
法人 | 法人e-Tax利用者識別番号 | 半角数字のみ16桁 | 電子申告開始ナビで登録した番号を連動することもできます。 | |
法人 | 通知を希望する区分 | この申告書に係る「加算税」「還付金振り込み」の通知等を、e-Taxによる通知で希望する場合にチェックを入れてください。この項目は申告書には出力されません。 | ||
法人 | 出力フォントの設定 | 申告書で使用するフォントを選択できます。「自動」を選択すると、freeeが項目ごとに設定したフォントで出力されます。 | ||
法人 | 還付を受けようとする金融機関等の情報 | 還付を受ける金融機関の情報を入力します。 銀行振込、ゆうちょ銀行振込、郵便局窓口受取、を選択して必要な項目を入力してください。 |
||
個人 | 屋号 | 全角30文字以内 | 新規作成時は、freee会計の事業所設定の事業所名(屋号)から自動で転記されます。半角文字は全角に置き換えられます。 | |
個人 | 屋号カタカナ | 全角30文字以内 | 屋号のフリガナを入力します。 | |
個人 | 氏名 | ◯ | 全角30文字以内 | 氏名を入力します。 |
個人 | 氏名カナ | 全角30文字以内 | 氏名のフリガナを入力します。 | |
個人 | 納税地住所 | ◯ | 全角40文字以内 |
新規作成時は、freee会計の事業所設定の住所から自動で転記されます。 郵便番号を入力すると住所が自動的に入力されます。不足している箇所を入力してください。 |
個人 | 電話番号 | 新規作成時は、freee会計の事業所設定の電話番号1から自動で転記されます。 | ||
個人 | 所轄税務署 | ◯ |
所轄税務署をリストから選択します。 納税地住所で入力した都道府県から対象税務署が絞り込まれます。 |
|
個人 | 整理番号 | 半角数字のみ8桁 | 税務署から送られてくる申告書に記載されている整理番号が分かる場合は記載してください。 | |
個人 | 個人番号 | 半角数字のみ13桁 | freeeマイナンバー管理を使用し、マイナンバーの登録を行います。 |
|
個人 | e-Tax利用者識別番号 | 半角数字のみ16桁 | 電子申告開始ナビで登録した番号を連動することもできます。 | |
個人 | 通知を希望する区分 | この申告書に係る「加算税」「還付金振り込み」の通知等を、e-Taxによる通知で希望する場合にチェックを入れてください。この項目は申告書には出力されません。 | ||
個人 | 出力フォントの設定 | 申告書で使用するフォントを選択できます。「自動」を選択すると、freeeが項目ごとに設定したフォントで出力されます。 | ||
個人 | 還付を受けようとする金融機関等の情報 |
還付を受ける金融機関の情報を入力します。[公金受け取り口座の利用]にチェックを入れると、既に登録済みの公金受取口座が利用されます(その場合、マイナンバーの登録も必須です)。 ※中間申告の場合には入力できません。 |
申告情報の入力項目
申告情報タブでは申告に必要な情報を入力することができます。
ここで設定した情報が消費税申告書上部の会社情報欄に反映されます。
設定する項目の名称とその内容は以下の表の通りです。
対象 | 項目名 | 必須 | 内容 |
---|---|---|---|
共通 | 2割特例 |
2割特例を適用する場合はチェックしてください。2割特例を適用できるのは「インボイス制度を機に課税事業者になった事業者」です。他の条件もありますので、詳しくはこちらを参照ください。 ※中間申告(予定・仮決算)の場合は選択できません。 |
|
共通 | 課税方式 | ◯ |
消費税の課税方式を選択します。一般課税の場合は全額控除、一括比例配分方式、個別対応方式、を選択します。 簡易課税の場合は、原則計算、特例計算を自動判定し、計算されます。 課税方式の詳細は「消費税・税区分の設定を行う」を参照ください。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
共通 | 計算方式 | ◯ |
消費税の計算方法を、割戻し・積上げのいずれかから、売上・仕入別に設定します。 割戻し計算は、税区分別に合計した税込金額から税抜金額と消費税額を計算します。 積上げ計算は、税区分別に税抜金額と消費税額を取引ごとに合計します。 ※売上(積上げ)×仕入(割戻し)は選択できません。 ※期の途中で売上または仕入れの計算方法を、「積上げ」「割戻し」を併用するケースには対応しておりません。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
共通 | 割賦基準の適用 |
会計上で割賦基準を適用し、割賦販売について代金の回収又は期日の到来に基づき収益認識している場合に「有」を選択してください。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
|
共通 | 延払基準等の適用 |
延払基準を適用し、長期割賦契約等について支払期限の到来しない割賦金の部分を資産譲渡が未了であるとして処理すている場合に「有」を選択してください。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
|
共通 | 工事進行基準の適用 |
工事契約に関する会計基準を適用し、工事の進捗に応じて収益を認識している場合に「有」を選択してください。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
|
共通 | 現金主義会計の適用 |
所得300万円以下の小規模個人事業者で、現金主義で経理している場合に「有」を選択してください。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
|
共通 | 課税基準額に対する消費税額の計算の特例の適用 |
消費税及び地方消費税相当額を領収書等に明示しており、その累計額を基に課税標準を計算する特例を適用している場合に「有」を選択してください。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
|
共通 | 消費税申告書の提出日 | 実際に消費税申告書を提出する日付を入力します。 | |
共通 | 基準期間の売上高 |
基準期間の課税売上高を入力します。 課税売上高の確認の方法は「消費税申告の概要・対象者」を参照ください。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
|
個人 | 振替継続希望 |
振替継続を希望する場合にチェックします。 詳細は「振替継続希望欄とはなんですか?」を参照ください。 ※中間申告(予定)の場合は選択できません。 |
【アドバイザー向け】税理士情報の入力項目
税理士による代理申告を行う場合に使用する項目です。ここで入力した項目が申告書の税理士の情報欄に反映されます。
また、この画面上で入力せずに、入力効率化を図りたい場合は、freee顧問先管理に登録した内容を連携することで、同一内容を毎回入力する手間をなくすことができます。
freee顧問先管理への登録方法や、どのような内容が連携されるか等については、「税理士情報の登録をする」を確認ください。
設定する項目の名称とその内容は以下の表の通りです。
項目名 | 必須 | 入力制限 | 内容 |
---|---|---|---|
税理士による代理申告 | ◯ | 税理士による代理申告を行う場合に「する」を選択してください。 | |
税理士法人/税理士事務所名 | ◯ | 全角26文字以内 |
税理士法人/税理士事務所名の入力をします。 担当税理士の情報を連携することで、freee顧問先登録から連動されます。 |
税理士法人/税理士事務所名カナ | 全角30文字以内 | 税理士法人/税理士事務所名のカナを入力します。 | |
事業所住所 | 全角40文字以内 | 税理士法人/税理士事務所名の事業所住所を入力します。 | |
税理士名 | ◯ | 税理士氏名を入力します。 | |
税理士名カナ | 税理士氏名のカナを入力します。 | ||
税理士電話番号 | 税理士の電話番号を入力します。 | ||
所属税理士会 | 全角6文字以内 | 税理士の所属税理士会と支部の入力をします。 | |
税理士会登録番号 | 半角数字のみ6桁 | 税理士の税理士会登録番号を入力します。 | |
e-Tax利用者識別番号 | 半角数字のみ16桁 | 税理士の利用者識別番号を入力します。 | |
税理士法第30条の書面提出 | 税理士法第30条の書面を提出する場合に、「有」を選択してください。 | ||
税理士法第33条の2の書面提出 | 税理士法第33条の2の書面を提出する場合に、「有」を選択してください。 |