その他 | 健康管理 |
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「健康管理」のプラン詳細については「freee人事労務のプラン・料金について - freee人事労務 健康管理プラン」のヘルプページをご参照ください。
健康管理では、ストレスチェック集団分析が可能です。
本ページでは、集団分析を利用できる条件と集団分析の確認方法・画面の見方についてご説明します。
※ 本機能は「実施事務従事者」権限の方が利用できます。
集団分析とは
事業場・部署ごとの業務負荷やストレスの傾向を可視化することで、職場環境の改善にお役立ていただけます。ストレスチェック実施後の集団分析は努力義務とされています。
「集団分析(労働者)」は、仕事面・サポート面における組織の状態が、全国平均と比較した時にどの程度であるかを知ることができます。
「集団分析(職場環境)」では、ある1つの組織に着目し、組織のストレス状態や優先して改善すべき項目を深堀りすることが可能です。
集団分析を利用できる条件
集団分析を利用するには、次の条件を満たしている必要があります。
- ストレスチェックの受検者数が10名以上である(3名以上の場合はストレスチェック実施事務従事者による同意が必要)
※ 受検者数が10名を下回る場合は、個人特定のリスクが高まるため、集団分析結果は原則非表示となります。
※ ただし、中小企業などでは組織の単位が10名を下回るケースが多く、集団分析を活用できないことが想定されます。そこで、「厚生労働省労の働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」の記載に則り、3名から9名の場合はストレスチェック実施事務従事者が同意した場合のみ表示可能、2名以下の場合は表示されない仕様としています。
- ストレスチェックを終了する(回答を締め切る)
また、実施したストレスチェックの設問数に応じて、閲覧できる集団分析の種類が異なります。
実施したストレスチェックの設問数 | 集団分析(労働者) | 集団分析(職場環境) |
---|---|---|
57項目 | 閲覧可 | 閲覧不可 |
80項目 | 閲覧可 | 閲覧可 |
集団分析結果を確認する
ストレスチェックを終了後、ストレスチェック画面で[集団分析(労働者)]タブ、または[集団分析(職場環境)]タブをクリックすることで、それぞれの集団分析結果の確認ができます。
ストレスチェックを終了する方法については、「ストレスチェックの状況を管理する - ストレスチェックを終了する」のヘルプページをご覧ください。
「集団分析(労働者)」の場合
集団分析結果サマリ
集団分析(労働者)結果を数値と総評にて確認できます。
番号 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
① | 受検率 | 実際のストレスチェックの受検率を表しています。 「進歩状況と概要」に表示されている実施率の円グラフと同じ数字になります。 |
② | 高ストレス者 |
高ストレス者率を表しています。 「高ストレス者数÷受検した従業員数」で算出します。 |
③ | 総合健康リスク |
総合健康リスクを表しています。 「仕事面×サポート面÷100」で算出します。 例: 全国平均=100、職場=153としたとき、この職場では、仕事のストレスにより健康リスクが通常の53%増加と推定されます。 |
④ | 仕事面 |
仕事のストレス判定図の「量-コントロール判定図(仕事の量的負担・仕事のコントロール)」から算出された値が表示されます。 値は、全国平均を100としたとき、仕事量や裁量における集団のストレスがどの程度かを表しています。100を上回る場合には当該事業所のストレスの度合いが高く、100を下回る場合には当該事業所のストレスの度合いが低くなっています。 |
⑤ | サポート面 |
仕事のストレス判定図の「職場の支援判定図(上司の支援・同僚の支援)」から算出された値が表示されます。 値は、全国平均を100としたとき、上司・同僚から得られるサポートにおける集団のストレスがどの程度かを表しています。100を上回る場合には当該事業所のストレスの度合いが高く、100を下回る場合には当該事業所のストレスの度合いが低くなっています。 |
⑥ | 総評 | 当該ストレスチェックの総評について、わかりやすく説明が表示されます。 |
仕事のストレス判定図
4つのストレス要因である「仕事の量的負担」、 「仕事のコントロール」、「上司の支援」、「同僚の支援」について、仕事のストレス判定図で全国平均と比較することができます。
また、フィルタ機能で以下の項目別に比較することもできます。
- 部門(2階層目まで)
- 役職
- 性別
なお、「57項目」「80項目」ごとでフィルタ機能の仕様が異なります。
- 57項目:並列して5つまで選択できます。
- 例:部門A+B+C+D+E
- 80項目:1つのみ選択できます。
フィルタを外したい場合は、[フィルタ]ボタンの横の[クリア]をクリックします。
複数の条件を組み合わせることはできません。
- 例:「部門A」の「男性」のみに絞る等
濃い色の領域ほどストレスが高い状態を表しています。
仕事のストレス判定図の見方については、[判定図の見方]をクリックすると確認できます。
- 参考:厚生労働省「これからはじめる職場環境改善 - 仕事のストレス判定図」
以下に当てはまる場合には、仕事のストレス判定図上に集団を表す点は表示されません。
- 「仕事の量的負担」の集団平均が5点より低い場合
- 「仕事のコントロール」の集団平均が4点より低い、または11点より高い場合
- 「上司の支援」の集団平均が4点より低い、または10点より高い場合
- 「同僚の支援」の集団平均が5点より低い、または11点より高い場合
「集団分析(職場環境)」の場合
優先して改善すべき職場環境項目
「仕事の負担」「作業レベル資源」「部署レベル資源」「事業場レベル資源」の変数のうち、もっとも平均のスコアが低かった順で3つが表示されます。
「あなたの職場の健康状態(いきいき度分布図)」と「個人・組織レベルごとの評価(レーダーチャート)」について、各グラフで「全国平均」と「事業場平均」の比較ができます。
また、フィルタ機能で以下の項目別に比較することもできます。
- 部門(2階層目まで)
- 役職
- 性別
なお、「57項目」「80項目」ごとでフィルタ機能の仕様が異なります。
- 57項目:並列して5つまで選択できます。
- 例:部門A+B+C+D+E
- 80項目:1つのみ選択できます。
フィルタを外したい場合は、[フィルタ]ボタンの横の[クリア]をクリックします。
複数の条件を組み合わせることはできません。
- 例:「部門A」の「男性」のみに絞る等
各グラフの見方については、[グラフの見方]ボタンをクリックすると確認できます。
※ 点数が高いほど、良い状態であることを表しています。
あなたの職場の健康状態
各項目ごとに数値やグラフで「事業場平均」と「全国平均」を比較できます。
個人・組織レベルごとの評価
各項目ごとに数値やグラフで「事業場平均」と「全国平均」を比較できます。
各項目の説明については[各項目の詳細説明]ボタンをクリックすると確認できます。