労働時間制度の診断結果：「管理監督者」

0. 管理監督者制とは

• 管理監督者は、労働基準法で定められている働き方の一つです。法定労働時間（1日8時間・週40時間）の遵守が不要で、休憩・週1日の休日も与える必要がありません。
• 一方で、深夜労働の割増賃金や有給休暇は与える必要があります。

1. 適用対象の確認

下記のいずれかの場合に、freeeで「管理監督者」を適用できます。

• 管理監督者（執行役員など、経営と一体的な立場の監督・管理の地位にある者）
• 機密事務の取扱者
  
  •  社長秘書などで下記の両方を満たす者をいいます。
    • 職務が経営者または管理監督者の活動と一体不可分であること
    • 労働時間等の厳格な管理を受けていないこと
• 農業・水産業従事者（農業・畜産・養蚕・水産の事業に従事する労働者）

2. 利用可能なプラン

• スタータープラン以上である必要があります。
• 現在ミニマムプランの場合は、スタータープラン以上へのアップグレードをご検討ください。

3. 勤務・賃金の「基本情報」の設定

1. （まだ画面を開いていない場合）
   メニュー［設定］→［勤務・賃金設定］→［新規作成］をクリックし、画面を開きます。
2. （まだの場合）「勤務・賃金設定の名称」を入力します。
   例：管理監督者
3. （まだの場合）「勤怠管理の方法」を選択します。
   「勤怠管理の方法の診断」の結果で表示された値を選択してください。
4. 「労働時間制度」で「管理監督者」を選択します。
5. 必要があれば「備考」を入力します。
   備考は勤務・賃金設定の一覧画面にも表示されます。
6. 「基本情報」の入力が完了しました。
7. 次の設定に進みます。
   「勤怠管理の方法」で選択した内容によって、次の設定項目が異なります。
   • freee人事労務で勤怠管理する場合
     次は「打刻設定（タイムレコーダー機能）」または「休日」の設定に進みます。
   • 他サービスから勤怠を取り込む場合
     次は「出退勤時刻と労働時間」の設定に進みます。

ご参考：「管理監督者」を選択した場合の給与計算（用語解説あり）

給与計算の内容

労働時間制「管理監督者」を選択すると、次のように給与計算を行います。

• 深夜労働の割増賃金のみ、自動計算されます。
• 割増賃金の割増率は、勤務・賃金の項目で設定された値が適用されます。