この初期設定チェックリストでは、初期設定で間違いやすい設定を確認・修正できます。
修正前編では、チェック前編で確認した「締め日支払い日」「給与規定」「勤務・賃金」を修正しました。
修正後編では、チェック後編で確認した「従業員」「給与明細」で間違いのあった項目を修正していきます。
なおこの従業員①ページでは、入社状況と従業員情報のStep1〜3をご案内します。
目次
従業員 - 入社状況 の修正
対象:「入社状況で間違いやすい設定」で確認し、修正が必要な場合
入社時の情報入力が完了しているかによって操作が異なります。
入社時の情報入力が完了している場合
- (従業員の一覧画面にいない場合)[従業員]メニューを開きます。
- 「入社手続き中の従業員がいます」の[入社手続き依頼一覧]をクリックします。
- 入社手続き依頼一覧の画面で、入社手続きを「確定」にしたい従業員名をクリックします。
- (入社書類の出力がまだの場合)
画面右上の[書類出力]ボタンから、入社書類の出力画面を開いて出力できます。
※ 入社手続きを「確定」にした後も、別画面で書類を出力可能です。
- 従業員名の右方にある[確定]ボタンをクリックします。
- 対応が完了しました。次のステップへ進みます。
- 「入社時の情報入力が未完了な場合」の操作が必要な場合
- 入社時の情報入力が未完了の場合 へ進みます。
- 当てはまらない場合
- 現在いるブラウザのタブを閉じ、元いたチェック編ページで次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、そのまま 従業員 - 従業員情報で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 「入社時の情報入力が未完了な場合」の操作が必要な場合
以下の方法に関しては、従業員の入社時の手続を行う - 入社処理に必要な書類を作成する をご参照ください。
- 入社手続きを「確定」にする前に、入社日が同じ従業員の書類を複数人分まとめて出力する
- 入社手続きを「確定」にした後に、入社書類を従業員別に出力する
入社時の情報入力が未完了の場合
- (従業員の一覧画面にいない場合)[従業員]メニューを開きます。
- 「入社手続き中の従業員がいます」の[入社手続き依頼一覧]をクリックします。
- 入社手続き依頼一覧の画面で、入社手続きを「確定」にしたい従業員名をクリックします。
-
従業員別の画面で、下記を参考に情報入力や書類の出力を完了させます。
- 情報の入力:入社時の情報を従業員自身が登録する
- 管理者が入社フォーム詳細画面で情報入力する場合も、上記ヘルプをご参照ください。
- 書類の出力:従業員の入社時の手続を行う - 入社処理に必要な書類を作成する
- 情報の入力:入社時の情報を従業員自身が登録する
-
ステータスが「管理者確認中」になったら、従業員別の画面で従業員名の右方にある[確定]ボタンをクリックします。
- 対応が完了しました。次のステップへ進みます。
次のステップ- 現在いるブラウザのタブを閉じ、元いたチェック編ページで次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、そのまま 従業員情報で間違いやすい設定 へ進みます。
以下の方法に関しては、従業員の入社時の手続を行う - 入社処理に必要な書類を作成する をご参照ください。
- 入社手続きを「確定」にする前に、入社日が同じ従業員の書類を複数人分まとめて出力する
- 入社手続きを「確定」にした後に、入社書類を従業員別に出力する
従業員 - 従業員情報の修正①
修正ステップ一覧
チェック後編の確認結果に応じて、修正ステップへ進みます。
※ 後編の修正が初めての場合、下記「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を一読してから、修正ステップへ進んでください。
ステップ |
間違いやすさ |
必須確認 を推奨 |
ミニマム チェック |
スタン |
フル |
---|---|---|---|---|---|
Step1. 本人情報の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step2. 家族情報の修正 | ★★★ 3.0 | - | ✔ | ✔ | |
★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ | |
Step4. 固定残業代の修正 | ★★ 2.0 | - | - | ✔ | |
Step5. 通勤手当の修正 | ★★★ 3.0 | - |
✔ |
✔ | |
Step6. 手当の修正 | ★★★ 3.0 | - | - | ✔ | |
Step7. 控除の修正 | ★★ 2.0 | - | - | ✔ | |
Step8. 税の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step9. 社会保険の修正 | ★★★★★ 5.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step10. 労働保険の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?
freeeでは従業員データを給与支払月ごとに持ちます。
給与計算のための従業員情報の修正で、どこまで遡って修正するか迷うこともあるかと思います。
給与計算に慣れない方が「freee人事労務での1回目の給与計算」に向けて修正する場合、下記を目安に修正します。
(※誤った内容で給与支払い済みの場合、この限りではなく、サポートにお問い合わせください)
修正の基本的な目安(freee人事労務での1回目の給与計算用)
A. その従業員の在籍が3ヶ月以上の場合
- 1回目の給与支払月が1月〜4月の場合
- freeeでの1回目の給与支払月から遡って3ヶ月前の分まで修正する
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023年9月の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2023年11月」分まで正しい状態にする
- 1回目の給与支払月が5月〜12月の場合
- 従業員が在籍しているかつその年のもっとも早い給与支払月の分まで修正する
- 例:2024年6月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023年9月の従業員の場合
- → 年月ナビの「2024年1月」分まで正しい状態にする
- 例:2024年11月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2024年2月の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2024年2月」分まで正しい状態にする
B. その従業員の在籍が3ヶ月未満の場合
- その従業員の入社日が属する給与支払い月の分まで修正する
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023/12/1の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2023年12月」分まで正しい状態にする
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023/12/1の従業員、15日締め当月25日払いの場合
上記の目安は、社会保険料の随時改定を行う必要が生じた時に自動で書類を作成するため、また年末調整をスムーズに行うためのものとなります。
Step1. 本人情報の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 本人情報の確認」で確認し、修正が必要な場合
「本人情報」ステップで確認した項目:計4〜5項目
- 入社日
- 締め日支払い日(次に該当しない場合:フレックスタイム制または変形労働時間制)
- 生年月日
- 雇用形態
- 住民票住所
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 従業員情報を修正する
- このStep1(1-1. 修正準備 〜 1-2. 修正)では、上記のA〜Bを行います。
Step1-1. 修正準備
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
- (従業員詳細画面にいない場合)[従業員]メニューを開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 画面上部の年月ナビゲーションで、データを修正したい給与支払月を選択します。
間違いの種類に応じて「データを修正したい給与支払月」は異なります。
※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:給与支払月(3月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 3月に移動
- 本来変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- この場合「1. 誤って変更した年月 → 2. 本来の変更開始年月」と2回修正が必要です。
-
まずは「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- ※1の修正が完了してこの手順に戻ってきた際は「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- 例:上記と同じ例 → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 年月が正しいことを確認した上で、「本人情報」の[編集]をクリックします。
- 次の手順「Step1-2. 修正」へ進みます。
Step1-2. 修正
- 上記の「Step1-1. 修正準備」で適切な画面を開いたら、本人情報を修正していきます。
間違いやすい項目は、②〜⑥を見ながら入力しましょう。
-
入社日は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 正しい入社日となっている
- 入社日で迷いやすいケースに対する入力例
- 【新設法人で設立日時点で就任した取締役の場合】入社日には、設立日
- 【設立以降に就任した取締役の場合】入社日には、役員の就任日
-
締め日支払い日は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 正しい締め日支払い日となっている
- 誤った締め日支払い日の場合、労働時間の集計結果も異なってくるため、正しく設定する必要があります。
-
生年月日は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 正しく入力できている
- 生年月日をもとに介護保険料が自動計算されるため、正しく入力する必要があります。
-
雇用形態は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 【役員の場合】
- 「役員」となっている
- 【役員以外の場合】
- 「正社員」「契約社員」「アルバイト・パート」「派遣社員」「その他」のいずれかとなっている
- 役員を選択すると「基本給と割増賃金」で役員報酬を設定できます。
- また、freee会計に作成される給与の取引の勘定科目が「役員報酬」になります。
- 【役員の場合】
-
住民票住所の設定を確認します。
正しい状態- その給与支払い月時点の正しい住民票住所の情報が入力されている
- 住民票住所は、社会保険や住民税の手続き書類や年末調整書類、労働者名簿に記載されます。
- 住民票住所の情報は、税 > 住民税 の市区町村コード にも反映されます。
- 他に本人情報の項目で修正のある場合は、あわせて修正します。
- 忘れずに右上[保存]をクリックします。
- 次の手順を確認します。
-
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合 または
D. 登録漏れがあった場合- →次は、⑪へ進みます。
-
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑩へ進みます。
- 「2. 本来の変更開始年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑪へ進みます。
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
-
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
- (C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合のみ)
⑨までの手順で、「1.誤って変更した年月」の情報を修正できました。
今度は「2. 本来の変更開始年月」の情報の修正するため、
「Step1-1. 修正準備」③へ戻り、Step1-2. 修正⑨までの手順を繰り返します。 - 本人情報の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
次のステップ- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
Step2. 家族情報の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 家族情報の確認」で確認し、修正が必要な場合
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 従業員情報を修正する
- このStep2(2-1〜2-3)では、上記のA〜Bを行います。
修正手順
- Step2-1. 共通手順(1)
- Step2-2. 間違いの種類別の手順
- Step2-3. 共通手順(2)
Step2-1. 共通手順(1)
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
- (従業員詳細画面にいない場合)[従業員]メニューを開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 次のステップを確認します。ご状況に合うステップへ進みましょう。
Step2-2. 間違いの種類別の手順
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:給与支払月(2月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[家族情報]をクリックします。
- 「家族情報」の[編集]をクリックします。
- 変更したい家族をクリックし、修正が必要な項目を変更します。
正しい状態- 【扶養している家族がいる場合】
- 給与計算や社会保険の手続き等に必要な家族の情報を入力できている
- 入力対象となる家族も設定項目の内容も、ともに入力漏れがないよう注意しましょう。
- 【扶養している家族がいる場合】
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step2-3. 共通手順(2)へ進みます。
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、本来変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[家族情報]をクリックします。
- 「家族情報」の[編集]をクリックします。
- [家族情報を追加する]をクリックし、必要情報を入力します。
正しい状態- 【扶養している家族がいる場合】
- 給与計算や社会保険の手続き等に必要な家族の情報を入力できている
- 入力対象となる家族も設定項目の内容も、ともに入力漏れがないよう注意しましょう。
- 【扶養している家族がいる場合】
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- 「同一人物の家族情報を選択してください」の画面が表示されるので、同一人物である家族情報を選択した状態で、[保存]をクリックします。
- ⑥までの手順で、本来の変更月〜誤って遅く設定した月の前月まで、家族情報が設定されました。(もともと遅く設定していた月以降は、以前の家族情報で設定されています。)
- Step2-3. 共通手順(2)へ進みます。
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
この場合、次の流れで修正します。
- 誤って変更した年月の家族情報を削除する → 本来の変更開始年月の家族情報を追加する
- この「Step2-2. 間違いの種類別の手順C」で、上記を行います。
- 画面上部の年月ナビゲーションで「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[家族情報]をクリックします。
- 「家族情報」の[編集]をクリックします。
- 変更年月を誤っていた家族をクリックし、[削除]をクリックします。
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「1. 誤って変更した年月」の家族情報を削除できました。
続いて「2. 本来の変更開始年月」の家族情報を追加していきます。 - 画面上部の年月ナビゲーションで「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:本来3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[家族情報]をクリックします。
- 「家族情報」の[編集]をクリックします。
- 編集画面で、[家族情報を追加する]をクリックします。
- 必要情報を入力します。
正しい状態- 【扶養している家族がいる場合】
- 給与計算や社会保険の手続き等に必要な家族の情報を入力できている
- 入力対象となる家族も設定項目の内容も、ともに入力漏れがないよう注意しましょう。
- 【扶養している家族がいる場合】
- 忘れずに[保存]をクリックします。
これで「2. 本来の変更開始年月」を家族情報を追加できました。 - Step2-3. 共通手順(2)へ進みます。
D. 家族の登録漏れがあった場合
- 画面上部の年月ナビゲーションで、変更を適用したい給与支払月を選択します。
- ※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。
- 例:3月支払分に家族を追加する → 3月に移動
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[家族情報]をクリックします。
- 「家族情報」の[編集]をクリックします。
- 編集画面で[家族情報を追加する]をクリックします。
- 必要情報を入力します。
正しい状態- 【扶養している家族がいる場合】
- 給与計算や社会保険の手続き等に必要な家族の情報を入力できている
- 入力対象となる家族も設定項目の内容も、ともに入力漏れがないよう注意しましょう。
- 【扶養している家族がいる場合】
- 忘れずに[保存]をクリックします。
- Step2-3. 共通手順(2)へ進みます。
Step2-3. 共通手順(2)
家族情報の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
次のステップ
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合
Step3. 基本給と割増賃金の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 基本給と割増賃金の確認」で確認し、修正が必要な場合
「基本給と割増賃金」ステップで確認した項目:計4〜5項目
- 役員報酬(役員の場合)
- 給与形態
- 基本給
- 勤務・賃金設定
- 適用している勤務・賃金設定の勤務時間設定
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 従業員情報を修正する
- このStep3(3-1. 修正準備 〜 3-2. 修正)では、上記のA〜Bを行います。
Step3-1. 修正準備
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
- (従業員詳細画面にいない場合)[従業員]メニューを開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 画面上部の年月ナビゲーションで、データを修正したい給与支払月を選択します。
間違いの種類に応じて「データを修正したい給与支払月」は異なります。
※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:給与支払月(3月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 3月に移動
- 本来変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- この場合「1. 誤って変更した年月 → 2. 本来の変更開始年月」と2回修正が必要です。
-
まずは「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- ※1の修正が完了してこの手順に戻ってきた際は「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- 例:上記と同じ例 → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 年月が正しいことを確認した上で、左メニューで[基本給と割増賃金]をクリックします。
- 「基本給と割増賃金」の[編集]をクリックします。
- 次の手順「Step3-2. 修正」へ進みます。
Step3-2. 修正
- 上記の「Step3-1. 修正準備」で適切な画面を開いたら、基本給と割増賃金を修正していきます。
間違いやすい項目は、②〜⑥を見ながら入力しましょう。
-
役員報酬は、以下を確認しながら入力します。
※ 確認する対象:従業員が役員の場合
※ 雇用形態が「役員」の場合に「役員報酬」項目が表示されます。
表示されない場合は、Step1. 本人情報の修正 で修正します。
正しい状態- 役員委任契約書の内容に沿って、役員報酬を月額で入力できている
- 役員報酬を入力していない
- 役員報酬を年額で入力している
- 役員報酬以外に基本給にも入力している(使用人兼務役員以外)
- 取締役の場合、役員報酬に役員報酬額を入力します。基本給は0と入力します。
- ただし使用人兼務役員の場合は、役員としての報酬は役員報酬に、従業員としての給与は基本給に入力します。
- 使用人兼務役員は「取締役営業部長など役員と従業員を業務を兼務している者」です。
- 執行役員は、役員ではなく従業員であるため、役員報酬ではなく基本給に入力します。
-
給与形態は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 役員の場合
- 「月給」を選択している(使用人兼務役員以外)
- 従業員の場合
- 労働条件通知書の内容に沿って「月給/日給/時給」を選択している
- 役員の場合
-
基本給は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 役員の場合
- 基本給が0となっている
- 従業員の場合
- 労働条件通知書の内容をもとに、基本給を月額で入力している
- 各種手当や控除を含まない状態の金額を入力している
- 基本給をもとに給与計算されるため、正しく入力する必要があります。
- 固定残業代は、基本給に含めず、固定残業代項目で設定します。
- (裁量労働制の場合)みなし労働時間内に発生する割増賃金は、基本給に含めず「その他手当」で設定します。
- 役員の場合
-
勤務・賃金設定は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 労働条件通知書の内容に沿って、正しい勤務・賃金を選択できている
- チェック前編と修正前編を通して正しく登録された勤務・賃金を、従業員に設定しましょう。
-
適用している勤務・賃金設定の勤務時間設定は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 労働条件通知書の内容と一致するよう設定している。具体的には、以下のとおりです。
- A. 勤務・賃金の勤務時間設定をそのまま適用して問題ない場合
- 正しい状態は、 「使用する」に✔が入っている
- B. 勤務・賃金の勤務時間設定について従業員単位で変更したい場合
- 従業員単位で変更したい項目の例
- 所定の出勤時刻
- 所定の退勤時刻
- 1日の所定労働時間
- 1ヶ月の平均所定労働日数
- 週の所定労働日数
- 正しい状態は、「使用する」に✔が入っていない
- 従業員単位で変更したい項目の例
- 従業員単位で変更する前提で勤務・賃金の勤務時間設定を入力したが、「使用する」に✔を入れたままとなっている
- 他に基本給と割増賃金の項目で修正のある場合は、あわせて修正します。
- 忘れずに右上[保存]をクリックします。
- 次の手順を確認します。
-
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合- →次は、⑪へ進みます。
-
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑩へ進みます。
- 「2. 本来の変更開始年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑪へ進みます。
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
-
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
- (C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合のみ)
⑨までの手順で、「1.誤って変更した年月」の情報を修正できました。
今度は「2. 本来の変更開始年月」の情報の修正するため、
「Step3-1. 修正準備」③へ戻り、Step3-2. 修正⑨までの手順を繰り返します。 - 基本給と割増賃金の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
ワンポイントメモ
次の場合は、他ステップの見直しも必要です。
- 基本給に固定残業代を含めていた場合:「Step4. 固定残業代」の見直し
- 裁量労働制で、基本給にみなし労働時間内に発生する割増賃金を含めていた場合:「Step6. 手当」の見直し
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合