freee販売では案件データ単位で収支管理を行うことができますが、場合によっては複数の案件を束ねて収支管理を行うことがあります。
このページでは案件コードと表計算ソフトを活用し、複数案件を束ねた収支を可視化する方法について解説します。
案件コードと表計算ソフトを活用した案件のグループ集計方法
例:
システムの受託開発案件Aを受注したが、開発規模が大きいため段階的に開発・運用を開始することになった。プロジェクトリーダーは各開発段階毎に収支管理を行いたい。契約も各開発段階毎に結ぶことになっているので、各開発段階毎に案件を登録している。
全段階の開発が終了したタイミングではプロジェクト全体の収支も見ていきたい。
【管理イメージ】
- 案件A
- 一次開発
- 二次開発
以下の手順に変更することで、複数案件を1つの案件収支にまとめることが可能です。
操作手順は次の通りです。
- 案件Aを案件登録する。案件コードは001が自動採番されたとします。
- 案件A一次開発を案件登録する。登録後、案件コードを001-01に変更します。
- 案件A二次開発を案件登録する。登録後、案件コードを001-02に変更します。
- 各仕入登録や売上登録は一次開発案件、二次開発案件で分けて登録します。
- 案件一覧をエクスポートして表計算ソフトを用いて集計します。
【全開発が終了したので受託開発案件Aとしての収支を集計する場合】
※ このページではGoogleスプレッドシートを用いて解説します。- 案件一覧をエクスポートします。
- エクスポートしたCSVをGoogleスプレッドシートにインポートします。
- 案件コードを「-」で分割します。GoogleスプレッドシートではSPLIT関数で分割することが可能です。
※ MicrosoftExcelの場合はTEXTSPLIT関数
- ピポットテーブルで集計すると、案件Aから1次開発と2次開発を分割した表を作成することができます。