勤怠管理や給与計算に不可欠な「働き方」に関する設定を進めていきましょう。
このページでは、勤務・賃金の出退勤時刻と労働時間、そして記録と計算方法を設定します。
目次
- 事前準備:おさらい
- 事前準備:設定の流れを知る
- Step0. 勤務・賃金画面を開く
- Step3-A. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- − Step3-A-1. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(前半)
- − Step3-A-2. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(後半)
- − Step3-A-3. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(フレックスのみ)
- Step3-B. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(他サービスから勤怠を取り込む場合)
-
Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
-
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(他サービスから勤怠を取り込む場合)
1つ前の [Part1] 2-B-1. 勤務・賃金を設定する - 役員以外の場合① から進んできた場合、
下記のステップにそのまま移動するとスムーズです。
事前準備:おさらい
以下の内容に関しては、1つ前の [Part1] 2-B-1. 勤務・賃金を設定する - 役員以外の場合① をご参照ください。
- 設定の目的
- 事前準備1:設定に必要な書類を用意する
- 事前準備2:勤務・賃金設定に必要な対応を行う
事前準備:設定の流れを知る
この「2-B. 勤務・賃金を設定する」では、以下のステップにわけて勤務・賃金の作成を進めます。
1つの勤務・賃金作成の所要時間(目安)は20〜30分程度です。
ページ |
ステップ | 設定対象 (◎:必須、◯:該当する場合に必須) |
---|---|---|
2-B-1 |
◎ | |
Step1. 基本情報を設定する | ◎ | |
Step2. 休日・休暇を設定する |
◯ |
|
2-B-2 |
Step3. 出退勤時刻と労働時間を設定する |
◎ |
Step4. 記録と計算方法を設定する |
◎ | |
2-B-3 | ◎ | |
◎ | ||
Step7. 総労働時間を設定する | ◯ 該当する場合のみ |
|
Step8.従業員の働き方が複数ある場合(複数の勤務・賃金設定が必要な場合) | ◯ 該当する場合のみ |
|
Step9. 打刻関連(打刻設定・打刻まるめ設定)を設定する | ◯ 「freeeで勤怠管理する」場合かつ freeeで打刻する場合 |
Step0. 勤務・賃金画面を開く
勤務・賃金の新規作成、または一度作成した勤務・賃金の更新か等で操作が異なります。
勤務・賃金の新規作成時
- 「freee人事労務へようこそ!まずは3つの設定をしましょう」の「2. 働き方設定」画面で、
[働き方の設定]ボタンをクリックします。
※新規作成時で画面が表示されない場合はこちら - 「勤務・賃金設定の作成」画面を開けました。
- 勤務・賃金の編集画面が表示されたら、セクション別の設定に移ります。
次のステップ
- Step3. 出退勤時刻と労働時間を設定する
- すべての勤務・賃金が対象。勤怠管理の方法でステップが異なります。
- Step3-A. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- Step3-B. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(他サービスから勤怠を取り込む場合)
- Step4. 記録と計算方法 を設定する
- すべての勤務・賃金が対象。勤怠管理の方法でステップが異なります。
- Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(他サービスの勤怠を取り込む場合)
- Step3. 出退勤時刻と労働時間を設定する
新規作成時で該当の画面が表示されない時
- [設定]メニュー→「就業規則」内の[勤務・賃金]をクリックします。
- 「勤務・賃金設定」画面が表示されたら、[新規作成]をクリックします。
- 「勤務・賃金設定の作成」画面を開けました。
-
次は、セクション別の設定に移ります。
次のステップ
- Step3. 出退勤時刻と労働時間 を設定する
- すべての勤務・賃金が対象。勤怠管理の方法でステップが異なります。
- Step3-A. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- Step3-B. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(他サービスから勤怠を取り込む場合)
- Step4. 記録と計算方法 を設定する
- すべての勤務・賃金が対象。勤怠管理の方法でステップが異なります。
- Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(他サービスの勤怠を取り込む場合)
- Step3. 出退勤時刻と労働時間 を設定する
一度保存した勤務・賃金の更新時
勤務・賃金は、項目によって
①勤務・賃金を一度保存すると変更できないもの
②勤務・賃金を従業員に紐づけていると変更できないもの
などがあります。
下図のように項目に鍵マークの表示があり編集できない場合、既存の勤務・賃金の複製時の手順を参照してください。
- [設定]メニュー→「就業規則」内の[勤務・賃金]をクリックします。
- 「勤務・賃金設定」画面が表示されたら、編集したい勤務・賃金をクリックします。
- 「勤務・賃金設定詳細」画面が表示されたら、[編集する]をクリックします。
- 勤務・賃金の編集画面が表示されたら、セクション別の設定に移ります。
次のステップ
- Step3. 出退勤時刻と労働時間 を設定する
- すべての勤務・賃金が対象。勤怠管理の方法でステップが異なります。
- Step3-A. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- Step3-B. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(他サービスから勤怠を取り込む場合)
- Step4. 記録と計算方法 を設定する
- すべての勤務・賃金が対象。勤怠管理の方法でステップが異なります。
- Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(他サービスの勤怠を取り込む場合)
- Step3. 出退勤時刻と労働時間 を設定する
既存の勤務・賃金の複製(コピーを作成)時
- [設定]メニュー→「就業規則」内の[勤務・賃金]をクリックします。
- 「勤務・賃金設定」画面が表示されたら、複製したい勤務・賃金をクリックします。
- 「勤務・賃金設定詳細」画面が表示されたら、[コピーを作成]をクリックします。
- 勤務・賃金の新規作成画面が表示されたら、セクション別の設定に移ります。
次のステップ
- Step3. 出退勤時刻と労働時間 を設定する
- すべての勤務・賃金が対象。勤怠管理の方法でステップが異なります。
- Step3-A. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- Step3-B. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(他サービスから勤怠を取り込む場合)
- Step4. 記録と計算方法 を設定する
- すべての勤務・賃金が対象。勤怠管理の方法でステップが異なります。
- Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
- Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(他サービスの勤怠を取り込む場合)
- Step3. 出退勤時刻と労働時間 を設定する
Step3-A. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
Step3-A. 出退勤時刻と労働時間では、ステップをさらに3分割して設定を進めます。
ステップ
-
Step3-A-1. 出退勤時刻と労働時間(前半):計4〜5項目
- 所定の出勤時刻〜1日の所定労働時間(または1日のみなし労働時間)まで
-
Step3-A-2. 出退勤時刻と労働時間(後半):計3〜5項目
- 週の所定労働日数〜1ヶ月の平均所定労働時間まで
-
Step3-A-3. 出退勤時刻と労働時間(フレックスのみ):計2項目
- コアタイム〜フレックスタイムまで
Step3-A-1. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(前半)
設定対象
- 勤怠管理の方法が「freeeで勤怠管理する」の勤務・賃金すべて
「出退勤時刻と労働時間 」セクション前半で設定する項目:計4〜5項目
- ※労働時間制度は、勤務・賃金の基本情報セクションで選択したものが基準です。
ステップ |
項目名 | 設定対象:freeeで勤怠管理する場合のみ (◎:必須、-:不要) |
|||
---|---|---|---|---|---|
固定時間制、 シフト制、 変形労働時間制 |
管理監督者 | 裁量労働制 | フレックス タイム制 |
||
3-1 |
所定の出勤時刻 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
所定の退勤時刻 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
所定の休憩時間 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
1日の所定労働時間 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
1日のみなし労働時間 | - | - | ◎ | - |
-
勤務・賃金の画面が表示されたら、少しスクロールして、
「出退勤時刻と労働時間」セクションへ移動します。
(上図は固定時間制の場合の画面) - 所定の出勤時刻・所定の退勤時刻を入力します。
入力例
その勤務・賃金の働き方を適用する従業員の多くに該当する出退勤時刻を入力します。ポイント
- 同じ雇用形態・労働時間制度でも所定の出退勤時刻が異なる場合は、正しく法定内残業などを記録する観点で勤務・賃金をわけて作成しておきます。
例:
同じ固定時間制の正社員でも、営業部は10時〜19時、総務部は9時〜18時、開発部は11時〜20時、等と部署によって所定の出退勤時刻が異なる場合など
設定するとfreee上でどうなる?
- 勤怠カレンダー登録時の「出退勤」の初期値に反映します。
- 遅刻・早退は、ここで設定した時刻を基準に記録します。
- シフト制や変形労働時間制の場合は、別途設定するシフト表や勤務予定表の出退勤予定時刻を初期値への反映や遅刻・早退の記録に用います。
例:
・勤務・賃金設定の1日の所定労働時間:8時間
・シフトの出退勤予定時刻:9:00〜12:00
・実打刻:9:30〜11:30
→シフトの出退勤予定時刻「9:00〜12:00」に対して遅刻・早退を記録
- シフト制や変形労働時間制の場合は、別途設定するシフト表や勤務予定表の出退勤予定時刻を初期値への反映や遅刻・早退の記録に用います。
- 就労証明書などにも反映されます。
- シフト制や管理監督者の勤務・賃金でも正しく入力しましょう。
- 同じ雇用形態・労働時間制度でも所定の出退勤時刻が異なる場合は、正しく法定内残業などを記録する観点で勤務・賃金をわけて作成しておきます。
-
所定の休憩時間を入力します。
休憩は何分必要?
1日の労働時間が 6時間超で8時間以下 の場合は少なくとも45分、
8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与える必要があります(労働基準法)。休憩が複数回ある場合
例:13:00〜14:00を入力した後、[追加]をクリックして19:00〜19:30を入力します。
誤って追加した場合は[☓]をクリックして削除します。設定するとfreee上でどうなる?
勤怠カレンダー登録時の「休憩」の初期値に反映します。 -
1日の所定労働時間を入力します。
※フレックスタイム制では、項目名は「1日の標準となる労働時間 (1日の所定労働時間)」と表示
所定労働時間とは?
休憩を除いて、従業員が1日に働く時間のことです。
所定労働時間は、法定労働時間(1日8時間、週40時間)以内である必要があります。法定労働時間を超える労働には、労使協定(36協定)の締結と労働基準監督署への届け出が必要です。
なお、1日の法定内残業と時間外労働の集計方法で「所定の出退勤時刻を外れた時間を集計する」を選んだ場合、所定労働日においてこちらで設定した所定労働時間は参照されません。設定するとfreee上でどうなる?
1時間あたりの賃金の計算に反映します。
フレックスタイム制では、清算期間の総労働時間の計算にも反映します。 -
(対象:裁量労働制のみ)
1日のみなし労働時間を入力します。
みなし労働時間は、実労働時間に関わらず働いたとみなす時間のことです。労使協定または労使委員会の決議において定めたみなし労働時間を入力します。
設定するとfreee上でどうなる?- 平日(所定労働日)の労働は、みなし労働時間で計算されます。
- 例えば、みなしが8時間、実働が9時間だった場合、その日の労働は8時間とみなされます。割増賃金は発生しません。
- みなし労働時間のうち法定労働時間の8時間を超える分の割増賃金は、自動計算されません。後のステップで「手当」で付与します。
- 所定休日の労働は、みなし労働時間を踏まえて、法定内残業や時間外労働の割増賃金を自動で計算します。
- 法定労働時間までの労働は法定内残業、法定労働時間を超えた労働は時間外労働として計算します。
- 法定内残業は、割増率が0%の場合は割増賃金が発生しません。
- 平日(所定労働日)の労働は、みなし労働時間で計算されます。
-
入力した内容が間違っていないかを確認します。
所定の出勤時刻・所定の退勤時刻・1日の所定労働時間・1日のみなし労働時間は、
勤務・賃金を一度保存しても変更できますが、その後勤務・賃金を従業員へ紐づけると変更できません。
(誤った状態で紐づけた場合は、勤務・賃金の複製または再作成が必要になります。)次の操作に移る前に、画面上の内容と実際の働き方が合っているか確認しましょう。
freee人事労務での勤怠の集計方法を選択できます。
詳しくは「freee人事労務での勤怠の集計方法について」をご覧ください。
所定休日や有給休暇を時間外労働として集計したい場合は設定を行います。
詳しくは「勤務・賃金設定を追加する」をご覧ください。 - Step3-A-1. 出退勤時刻と労働時間(前半)の入力が終わりました!
- 次は Step3-A-2. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(後半)へ進みます。
Step3-A-2. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(後半)
設定対象
- 勤怠管理の方法が「freeeで勤怠管理する」の勤務・賃金すべて
「出退勤時刻と労働時間 」セクション後半で設定する項目:計3〜5項目
- ※労働時間制度は、勤務・賃金の基本情報セクションで選択したものが基準です。
ステップ |
項目名 | 設定対象:freeeで勤怠管理する場合のみ (◎:必須、◯:該当する場合に必要、-:不要) |
|||
---|---|---|---|---|---|
固定時間制、シフト制、 変形労働時間制 |
管理監督者 | 裁量労働制 | フレックス タイム制 |
||
3-2 |
週の所定労働日数 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
1週間の法定労働時間 | ◯ *変形(1週間・1年)は 不要 |
- | ◯ | ◯ | |
所定休日の労働時間 |
◯ | - | - | ◯ | |
1ヶ月の 平均所定労働日数 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
1ヶ月の 平均所定労働時間 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
-
勤務・賃金の画面が表示されたら、少しスクロールして、
「出退勤時刻と労働時間」セクションの「週の所定労働日数」まで移動します。 -
週の所定労働日数を選択します。
雇用契約書などで定めた労働日をもとに入力します。
入力例
土日祝日休みの正社員の場合:5日以上
週3日のみ働くアルバイトの場合:3日 など設定するとfreee上でどうなる?
有給休暇(後ほど設定します)の自動付与の計算で使用します。 -
1週間の法定労働時間を設定します。(対象:管理監督者以外)
一定の業種および規模に該当する事業場のみ「44時間の特例を適用する」に✔を入れます。
- 具体的な対象条件は、下記ヘルプページをご参照ください。
- →「1週間の法定労働時間」は40時間・44時間どちらを選択すればよいですか?
44時間の特例を適用するとfreee上でどうなる?
週40時間ではなく週44時間を超えたら時間外労働として集計し、割増賃金を計算します。 -
所定休日の労働時間を設定します。
(対象:固定時間制、シフト制、変形労働時間制、フレックスタイム制のみ)所定休日の労働時間を時間外労働時間として集計する場合は、✔を入れます。
休日とする曜日(所定休日)とは?
法定休日以外に、会社で任意で定める休日を「所定休日」といいます。
所定休日のうち、毎週一定で付与する休日を設定します。 -
1ヶ月の平均所定労働日数を入力します。
※初期値「21.0000」のまま設定が漏れているケースが非常に多いため、
必ず手元で計算・確認して入力します。
※1年の日数や休日数は毎年異なるため、毎年更新が必要です。入力の仕方
(1年間の日数 - 年間所定休日数)÷ 12ヵ月で算出した値を入力します。
年間所定休日数は、事業所の規程で「休日」と定めた日をカウントします。土日祝日以外の休日の例:
夏季の休日や年末年始休日、創立記念日の休日など。仮に夏季休暇という名でも、規程上で
「休日」(労務提供義務の発生しない日)であれば、所定休日にカウントします。
「休暇」(本来労働提供義務が発生する日に休む)であれば、カウントしません。入力例
- 例1:2024年で、土日祝日休み + 年末年始休業が4日の場合
- 年間所定休日数:土日祝日・振替休日(計118日)+年末年始休業4日
=計122日 - →(366-122)÷12=20.3333333 ※うるう年のため366日
- →小数点第4未満を四捨五入して「21.3333」
- 年間所定休日数:土日祝日・振替休日(計118日)+年末年始休業4日
- 例2:2024年で、土日祝日休みの場合
- 年間所定休日数:土日祝日・振替休日(計118日)
- →(366-118)÷12=20.6666667 ※うるう年のため366日
- →小数点第4未満を四捨五入して「20.6667」
- 例3:2024年で、土日休みの場合
- 年間所定休日数:土日(計104日)
- →(366-104)÷12=21.8333333 ※うるう年のため366日
- →小数点第4未満を四捨五入して「21.8333」
設定するとfreee上でどうなる?
割増賃金の計算に使用します(設定を行わないと、間違った単価で計算されます)。 - 例1:2024年で、土日祝日休み + 年末年始休業が4日の場合
-
1ヶ月の平均所定労働時間を選択します。
基本的に「自動計算」のままにしておきます。設定するとfreee上でどうなる?
時給者と月給者の残業や勤怠控除の計算に使用します。
自動選択の場合、1日の所定労働時間 × 1ヶ月の平均所定労働日数 の値で計算します。「直接入力」を選択する例外的なケースは?
基本給に固定残業代を含めており、単価計算する際に(所定労働時間+固定残業時間)で計算する場合など、ごく限られたケースで「直接入力」を選択します。例:基本給が40万円(=ベース30万円+固定残業10万円)で、労働時間を200時間(=平均所定労働時間160時間+固定残業時間40時間)で計算する場合など。
※freeeの単価計算は(基本給÷時間)で計算するため、上記のようなケースでは正しい単価を自動計算できないため、直接入力を選択します。
-
入力した内容が間違っていないかを確認します。
1週間の法定労働時間、所定休日の労働時間は、
勤務・賃金を一度保存しても変更できますが、その後勤務・賃金を従業員へ紐づけると変更できません。
(誤った状態で紐づけた場合は、勤務・賃金の複製または再作成が必要になります。)次の操作に移る前に、画面上の内容と実際の働き方が合っているか確認しましょう。
-
Step3-2. 出退勤時刻と労働時間を設定する(後半)の入力が終わりました!
-
次は「労働時間制度」に応じたステップへ進みます。
次のステップ
- 労働時間制度が「フレックスタイム制」の場合
- 労働時間制度が「フレックスタイム制以外」の場合
Step3-A-3. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(フレックスのみ)
設定対象
- 勤怠管理の方法が「freeeで勤怠管理する」かつ
- 労働時間制度が「フレックスタイム制」の勤務・賃金のみ
「出退勤時刻と労働時間 」セクション(フレックスのみ)で設定する項目:計2項目
- ※労働時間制度は、勤務・賃金の基本情報セクションで選択したものが基準です。
ステップ | 設定対象:freeeで勤怠管理する場合のみ (◎:必須、◯:該当する場合に必要、-:不要) |
|
---|---|---|
項目名 | フレックスタイム制 | |
3-3 | コアタイム | ◯ |
フレキシブルタイム | ◯ |
-
勤務・賃金の画面が表示されたら、少しスクロールして、
「出退勤時刻と労働時間」セクションの「コアタイム」まで移動します。 -
コアタイム・フレキシブルタイムを入力します。
- コアタイムは、必ず勤務する時間帯のことです。
- フレキシブルタイムは、その時間帯内であれば従業員がいつ出退勤してもよい時間帯のことです。
入力するとfreee上でどうなる?
入力してもコアタイム・フレキシブルタイムにもとづく遅刻早退・欠勤控除は自動計算されません。フレックスタイム制では、特定の日の遅刻早退・欠勤ではなく、清算期間の総労働時間に対する不足時間で控除を計算するためです。
あくまでこれらの2項目は、備忘録として入力しておきます。
-
清算期間は、締め日支払い日から自動で設定されています。
給与の計算対象の期間となります。
誤っている場合は、勤務・賃金を複製または再作成し締め日支払い日を変更する必要があります。 -
入力した内容が間違っていないかを確認します。
コアタイム・フレキシブルタイムは、勤務・賃金を一度保存しても変更できますが、その後勤務・賃金を従業員へ紐づけると変更できません。
(誤った状態で紐づけた場合は、勤務・賃金の複製または再作成が必要になります。)次の操作に移る前に、画面上の内容と実際の働き方が合っているか確認しましょう。
- Step3-A-3. 出退勤時刻と労働時間を設定する(フレックスのみ)の入力が終わりました!
- 次は、Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)へ進みます。
※打刻まるめ設定セクションは、このガイドでは後ほど設定するため一時的にスキップします。
Step3-B. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(他サービスから勤怠を取り込む場合)
設定対象
- 勤怠管理の方法が「他サービスで勤怠管理する」の勤務・賃金すべて
「出退勤時刻と労働時間 」セクション(他サービス勤怠)で設定する項目:計3〜4項目
- ※労働時間制度は、勤務・賃金の「基本情報」で選択したものを基準に考えます。
ステップ | 項目名 | 設定対象:他サービスから勤怠を取り込む場合 (◎:必須、◯:該当する場合に必要、-:不要) |
|
---|---|---|---|
固定時間制、管理監督者、 シフト制、フレックスタイム制、 変形労働時間制 |
裁量労働制 | ||
3-B | 1日の所定労働時間 | ◎ | ◎ |
1日のみなし労働時間 | - | ◎ | |
1ヶ月の 平均所定労働日数 |
◎ | ◎ | |
1ヶ月の 平均所定労働時間 |
◯ | ◯ |
-
勤務・賃金の画面が表示されたら、少しスクロールして、
「出退勤時刻と労働時間」セクションへ移動します。 -
1日の所定労働時間を入力します。
所定労働時間とは?
休憩を除いて、従業員が1日に働く時間のことです。
所定労働時間は、法定労働時間(1日8時間、週40時間)以内である必要があります。法定労働時間を超える労働には、労使協定(36協定)の締結と労働基準監督署への届け出が必要です。
設定するとfreee上でどうなる?
1時間あたりの賃金の計算に反映します。
フレックスタイム制では、清算期間の総労働時間の計算にも反映します。 -
(対象:裁量労働制のみ)
1日のみなし労働時間を入力します。
みなし労働時間は、実労働時間に関わらず働いたとみなす時間のことです。労使協定または労使委員会の決議において定めたみなし労働時間を入力します。
設定するとfreee上でどうなる?- みなし時間を踏まえて、法定内残業や時間外労働の割増賃金を自動で計算します。
- 法定労働時間までの労働は法定内残業、法定労働時間を超えた労働は時間外労働として計算します。
- 法定内残業は、割増率が0%の場合は割増賃金が発生しません。
- みなし時間を踏まえて、法定内残業や時間外労働の割増賃金を自動で計算します。
-
1ヶ月の平均所定労働日数を入力します。
※初期値「21.0000」のまま設定が漏れているケースが非常に多いため、
必ず手元で計算・確認して入力します。
※1年の日数や休日数は毎年異なるため、毎年更新が必要です。
入力の仕方
(1年間の日数 - 年間所定休日数)÷ 12ヵ月で算出した値を入力します。
年間所定休日数は、事業所の規程で「休日」と定めた日をカウントします。土日祝日以外の休日の例:
夏季の休日や年末年始休日、創立記念日の休日など。仮に夏季休暇という名でも、規程上で
「休日」(労務提供義務の発生しない日)であれば、所定休日にカウントします。
「休暇」(本来労働提供義務が発生する日に休む)であれば、カウントしません。入力例
- 例1:2024年で、土日祝日休み + 年末年始休業が4日の場合
- 年間所定休日数:土日祝日・振替休日(計118日)+年末年始休業4日
=計122日 - →(366-122)÷12=20.3333333 ※うるう年のため366日
- →小数点第4未満を四捨五入して「21.3333」
- 年間所定休日数:土日祝日・振替休日(計118日)+年末年始休業4日
- 例2:2024年で、土日祝日休みの場合
- 年間所定休日数:土日祝日・振替休日(計118日)
- →(366-118)÷12=20.6666667 ※うるう年のため366日
- →小数点第4未満を四捨五入して「20.6667」
- 例3:2024年で、土日休みの場合
- 年間所定休日数:土日(計104日)
- →(366-104)÷12=21.8333333 ※うるう年のため366日
- →小数点第4未満を四捨五入して「21.8333」
割増賃金の計算に使用します(設定を行わないと、間違った単価で計算されます)。 - 例1:2024年で、土日祝日休み + 年末年始休業が4日の場合
-
1ヶ月の平均所定労働時間を選択します。
基本的に「自動計算」のままにしておきます。
設定するとfreee上でどうなる?
時給者と月給者の残業計算に使用します。
自動選択の場合、1日の所定労働時間 × 1ヶ月の平均所定労働日数 の値で計算します。 -
入力した内容が間違っていないかを確認します。
1日の所定労働時間・1日のみなし労働時間は、勤務・賃金を一度保存しても変更できますが、その後勤務・賃金を従業員へ紐づけると変更できません。
(誤った状態で紐づけた場合は、勤務・賃金の複製または再作成が必要になります。)次の操作に移る前に、画面上の内容と実際の働き方が合っているか確認しましょう。
- Step3-B. 出退勤時刻と労働時間 を設定する(後半)の入力が終わりました!
- 次は、Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(他サービスから勤怠を取り込む場合) へ進みます。
Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(freeeで勤怠管理する場合)
設定対象
- 勤怠管理の方法が「freeeで勤怠管理する」の勤務・賃金すべて
「記録と計算方法」セクションで設定する項目:計3〜4項目
- ※労働時間制度は、勤務・賃金の基本情報セクションで選択したものが基準です。
項目名 | 設定対象:freeeで勤怠管理する場合のみ (◎:必須、◯:該当する場合に必要、-:不要) |
|||
---|---|---|---|---|
固定時間制、 シフト制、 変形労働時間制 |
管理監督者 | 裁量労働制 | フレックス タイム制 |
|
週の起算日 |
◎ | - | - | - |
遅刻・早退時間 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
遅刻早退・欠勤控除 (裁量労働制の場合、欠勤控除) |
◎ | ◎ | ◎ | - |
不足時間控除を自動計算する | - | - | - | ◎ |
時間外・休日・深夜労働の30分の 切り上げ・切り捨て |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Step4-A. 記録と計算方法を設定する では、労働時間制度に応じたステップで設定を進めます。
ステップ
Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(裁量労働制の場合)
- 勤務・賃金の画面を少しスクロールして、
「記録と計算方法」セクションへ移動します。 -
遅刻・早退時間を設定します。
所定の出退勤時刻に対する遅刻早退を自動で記録する場合、✔を入れます。
遅刻早退を記録しない場合、✔が外れたままにします。設定するとfreee上でどうなる?
✔を入れると遅刻早退が記録されますが、遅刻早退の控除はありません。ポイント
- 裁量労働制では、みなし労働時間で給与計算を行うため、遅刻・早退の概念がありません。
- 遅刻・早退の確認が必要な場合は、裁量労働制よりも別の労働時間制度が適している可能性があります。
- 「労働時間制度」の診断の利用や社労士への相談等をおすすめします。
-
欠勤控除を設定します。
欠勤分を給与から自動で差し引く場合、✔を入れた状態にします。
欠勤控除を行わない、または行うが手動計算する場合、✔を外します。
ポイント
欠勤控除の計算方法は、労基法等による定めがないため、あらかじめ就業規則等に定めて周知を徹底しておく必要があります。 -
時間外・休日・深夜労働の30分の切り上げ・切り捨てを設定します。
切り上げ・切り捨てを行う場合のみ、✔を入れます。設定するとfreee上でどうなる?
✔を入れると、1ヶ月の労働時間を通算して30分未満の端数を切り捨て、30分以上を切り上げて計算します(法令で認められている計算です)。 -
Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(裁量労働制の場合)の入力が終わりました!
-
次は、Step5. 割増賃金を設定する へ進みましょう。
Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(フレックスタイム制の場合)
- 勤務・賃金の画面を少しスクロールして、
「記録と計算方法」セクションへ移動します。 -
遅刻・早退時間を設定します。
所定の出退勤時刻に対する遅刻早退を自動で記録する場合、✔を入れます。
遅刻早退を記録しない場合、✔が外れたままにします。設定するとfreee上でどうなる?
✔を入れると遅刻早退が記録されますが、遅刻早退の控除はありません。
(詳細は③もご確認ください)ポイント
人事評価等で「遅刻・早退時間」の記録が必要な場合は、✔を入れておきます。 -
遅刻早退・欠勤控除は「自動計算しない」に自動設定されています(変更不可)。
ポイント
フレックスタイム制度を選択した場合、遅刻早退・欠勤控除は自動計算されません。
月の総労働時間に対する不足時間があった場合に、不足時間の控除が可能です。 -
不足時間控除を自動計算する を設定します。
不足時間控除が必要な場合は、✔を入れたままにします。
不足時間控除が不要な場合は、✔を外します。
設定するとfreee上でどうなる?- ✔を入れておくと、月の総労働時間に対して実労働時間に不足があった場合、不足時間の控除を自動で計算します。
- ※清算期間が1ヶ月を超える場合の処理は、非対応となります(「不足時間控除の自動計算する」の✔を外しても、繰り越されません)
-
時間外・休日・深夜労働の30分の切り上げ・切り捨てを設定します。
切り上げ・切り捨てを行う場合のみ、✔を入れます。設定するとfreee上でどうなる?
✔を入れると、1ヶ月の労働時間を通算して30分未満の端数を切り捨て、30分以上を切り上げて計算します(法令で認められている計算です)。 -
Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(フレックスタイム制の場合)の入力が終わりました!
-
次は、Step5. 割増賃金を設定する へ進みましょう。
Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(管理監督者の場合)
- 勤務・賃金の画面を少しスクロールして、
「記録と計算方法」セクションへ移動します。 -
遅刻・早退時間を設定します。
所定の出退勤時刻に対する遅刻早退を自動で記録する場合、✔を入れます。
遅刻早退を記録しない場合、✔が外れたままにします。ポイント
人事評価等で「遅刻・早退時間」の記録が必要な場合は、✔を入れておきます。 -
遅刻早退・欠勤控除を設定します。
欠勤分を給与から自動で差し引く場合、✔を入れた状態にします。
控除を行わない、または行うが手動計算する場合、✔を外します。
ポイント- 管理監督者の遅刻・早退を控除したい場合、その従業員には管理監督者よりも別の労働時間制度が適している可能性があります。
- 管理監督者の要件である「実際の労働時間が裁量に任されている」を満たせないためです。遅刻早退の控除も適切ではないとされています。
- 「労働時間制度」の診断の利用や社労士への相談等をおすすめします。
- 管理監督者の欠勤控除は認められています。欠勤控除の計算方法は、労基法等による定めがないため、あらかじめ就業規則等に定めて周知を徹底しておく必要があります。
- 管理監督者の遅刻・早退を控除したい場合、その従業員には管理監督者よりも別の労働時間制度が適している可能性があります。
-
時間外・休日・深夜労働の30分の切り上げ・切り捨てを設定します。
切り上げ・切り捨てを行う場合のみ、✔を入れます。設定するとfreee上でどうなる?
✔を入れると、1ヶ月の労働時間を通算して30分未満の端数を切り捨て、30分以上を切り上げて計算します(法令で認められている計算です)。 -
Step4-A. 記録と計算方法を設定する(管理監督者の場合)の入力が終わりました!
-
次は、Step5. 割増賃金を設定する へ進みましょう。
Step4-A. 記録と計算方法 を設定する(裁量労働制・フレックスタイム制・管理監督者以外の場合)
- 勤務・賃金の画面を少しスクロールして、
「記録と計算方法」セクションへ移動します。 -
週の起算日は、就業規則に定めのない限り、「日曜日」のままにします。Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(フレックスタイム制)
-
遅刻・早退時間を設定します。
所定の出退勤時刻に対する遅刻早退を自動で記録する場合、✔を入れます。
遅刻早退を記録しない場合、✔が外れたままにします。※シフト制や変形労働時間制の場合は、
シフト表や勤務予定表で定められた出退勤時刻に対する遅刻早退を記録します。 -
遅刻早退・欠勤控除を設定します。
遅刻早退・欠勤分を給与から自動で差し引く場合、✔を入れた状態にします。
控除を行わない、または行うが手動計算する場合、✔を外します。✔を入れた場合、遅刻早退控除対象とする時間も選択します。
「遅刻早退控除対象とする時間」の選択例
- 記録された遅刻早退時間
- 時刻ベースで遅刻早退を記録したい場合に選択します。
- 例:所定の出勤時刻が9:00で、出勤が9:10だった場合
→ 10分遅刻と扱い、賃金から差し引きます。
その日の所定労働時間が6時間で、所定の退勤時刻より10分遅くまで
働いた場合、遅刻控除しつつ10分多く働いた分の賃金も計算します。
- 所定労働時間に対して不足した時間
- 労働時間ベースで遅刻早退を記録したい場合に選択します。
- 例:所定の出勤時刻が9:00で、出勤が9:10だった場合
→ これだけでは遅刻と判断できません - 例:所定の出勤時刻が9:00で、出勤が9:10、
所定労働時間が8時間で、実労働が7時間50分だった場合
→ 10分を遅刻として扱い、賃金を差し引きます。 - ※なお、1日の法定内残業と時間外労働の集計方法で「所定の出退勤時刻を外れた時間を集計する」を選んだ場合、「所定労働時間に対して不足した時間」を適用することはできません。
- 記録された遅刻早退時間
-
時間外・休日・深夜労働の30分の切り上げ・切り捨てを設定します。
切り上げ・切り捨てを行う場合のみ、✔を入れます。
設定するとfreee上でどうなる?
✔を入れると、1ヶ月の労働時間を通算して30分未満の端数を切り捨て、30分以上を切り上げて計算します(法令で認められている計算です)。 -
Step4-A. 記録と計算方法を設定する(裁量労働制・フレックスタイム制・管理監督者以外の場合)の入力が終わりました!
-
次は、Step5. 割増賃金を設定する へ進みましょう。
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(他サービスの勤怠を取り込む場合)
設定対象
- 勤怠管理の方法が「他サービスの勤怠を取り込む場合」の勤務・賃金すべて
「記録と計算方法」セクションで設定する項目:計1項目
- ※労働時間制度は、勤務・賃金の基本情報セクションで選択したものが基準です。
項目名 | 設定対象:freeeで勤怠管理する場合のみ (◎:必須、◯:該当する場合に必要、-:不要) |
|||
---|---|---|---|---|
固定時間制、 シフト制、 変形労働時間制 |
管理監督者 | 裁量労働制 | フレックス タイム制 |
|
遅刻早退・欠勤控除 |
◎ | ◎ | ◎ | - |
不足時間控除を自動計算する | - | - | - | ◎ |
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する では、労働時間制度に応じたステップで設定を進めます。
ステップ
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(裁量労働制)
- 勤務・賃金の画面を少しスクロールして、
「記録と計算方法」セクションへ移動します。 -
欠勤控除を設定します。
欠勤分を給与から自動で差し引く場合、✔を入れた状態にします。
欠勤控除を行わない、または行うが手動計算する場合、✔を外します。ポイント
欠勤控除の計算方法は、労基法等による定めがないため、あらかじめ就業規則等に定めて周知を徹底しておく必要があります。 -
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(裁量労働制の場合)の入力が終わりました!
-
次は、Step5. 割増賃金を設定する へ進みます。
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(フレックスタイム制)
- 勤務・賃金の画面を少しスクロールして、
「記録と計算方法」セクションへ移動します。 -
遅刻早退・欠勤控除は「自動計算しない」に自動設定されています(変更不可)。
ポイント
フレックスタイム制度を選択した場合、遅刻早退・欠勤控除は自動計算されません。
月の総労働時間に対する不足時間があった場合に、不足時間の控除が可能です。 -
不足時間控除を自動計算するを設定します。
不足時間控除が必要な場合は、✔を入れたままにします。
不足時間控除が不要な場合は、✔を外します。設定するとfreee上でどうなる?
- ✔を入れておくと、月の総労働時間に対して実労働時間に不足があった場合、不足時間の控除を自動で計算します。
- ※清算期間が1ヶ月を超える場合の処理は、非対応となります(「不足時間控除の自動計算する」の✔を外しても、繰り越されません)
-
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(フレックスタイム制の場合)の入力が終わりました!
-
次は、Step5. 割増賃金を設定する へ進みます。
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(管理監督者制)
- 勤務・賃金の画面を少しスクロールして、
「記録と計算方法」セクションへ移動します。 -
遅刻早退・欠勤控除を設定します。
欠勤分を給与から自動で差し引く場合、✔を入れた状態にします。
控除を行わない、または行うが手動計算する場合、✔を外します。ポイント
- 管理監督者の遅刻・早退を控除したい場合、その従業員には管理監督者よりも別の労働時間制度が適している可能性があります。
- 管理監督者の要件である「実際の労働時間が裁量に任されている」を満たせないためです。遅刻早退の控除も適切ではないとされています。
- 「労働時間制度」の診断の利用や社労士への相談等をおすすめします。
- 管理監督者の欠勤控除は認められています。欠勤控除の計算方法は、労基法等による定めがないため、あらかじめ就業規則等に定めて周知を徹底しておく必要があります。
- 管理監督者の遅刻・早退を控除したい場合、その従業員には管理監督者よりも別の労働時間制度が適している可能性があります。
- Step4- B. 記録と計算方法の確認(管理監督者の場合)の入力が終わりました!
- 次は、Step5. 割増賃金を設定する へ進みましょう。
Step4-B. 記録と計算方法 を設定する(裁量労働制・フレックスタイム制・管理監督者以外の場合)
- 勤務・賃金の画面を少しスクロールして、
「記録と計算方法」セクションへ移動します。 -
遅刻早退・欠勤控除を設定します。
遅刻早退・欠勤分を給与から自動で差し引く場合、✔を入れた状態にします。
控除を行わない、または行うが手動計算する場合、✔を外します。✔を入れた場合、遅刻早退控除対象とする時間も選択します。
遅刻早退控除対象とする時間の選択例
- 記録された遅刻早退時間
- 時刻ベースで遅刻早退を記録したい場合に選択します。
- 例:所定の出勤時刻が9:00で、出勤が9:10だった場合
→ 10分遅刻と扱い、賃金から差し引きます。
その日の所定労働時間が6時間で、所定の退勤時刻より10分遅くまで
働いた場合、遅刻控除しつつ10分多く働いた分の賃金も計算します。
- 所定労働時間に対して不足した時間
- 労働時間ベースで遅刻早退を記録したい場合に選択します。
- 例:所定の出勤時刻が9:00で、出勤が9:10だった場合
→ これだけでは遅刻と判断できません - 例:所定の出勤時刻が9:00で、出勤が9:10、
所定労働時間が8時間で、実労働が7時間50分だった場合
→ 10分を遅刻として扱い、賃金を差し引きます。 - 例:所定の出勤時刻が9:00で、出勤が9:10、遅刻した分10分多く働いた場合
→ 実労働は8時間となり、所定労働時間と合うため賃金は差し引かれません。
- 記録された遅刻早退時間
- Step4-B. 記録と計算方法を設定する(裁量労働制・フレックスタイム制・管理監督者以外の場合)の入力が終わりました!
-
次は、Step5. 割増賃金を設定する へ進みましょう。