freee会計では、A-SaaSの仕訳データを取り込むことができます。
なお、データの移行にあたっては、同期の有無にかかわらず口座の作成が必要です。
目次
A-SaaSから仕訳データを出力する
- A-SaaS会計の[01 会計業務]メニュー →[インポート/エクスポート]→[33 会計データエクスポート]を選択します。
- [データの選択]から対象の顧問先を選択します。
- [ファイルエクスポート]から「仕訳」のダウンロード(CSVファイル出力)を選択します。
仕訳データをfreeeへ取り込む
仕訳データをインポートする
- freee会計にログインし、[決算申告]メニュー(個人事業主の場合は[確定申告書類の作成]メニュー) →[振替伝票]を開き、[インポート]ボタンから[A-SaaS会計仕訳インポート]をクリックします。
※仕訳帳からインポートする場合は、[レポート]メニュー →[仕訳帳]→[インポート・エクスポート]ボタン →[A-SaaS会計仕訳からインポート]の順でクリックします。
- 「A-SaaS会計仕訳のインポート」画面で「タグの登録方法」欄を選択します。
タグを登録するときに、下記の方法を選択できます。
-
補助科目をそのまま登録
CSVの補助科目コードを、そのままタグのコードに設定します。
タグのコードを、補助科目コードだけにしたい場合に選択してください。
例:
CSVの補助科目コードが11および補助科目名がA会社で、取引先に登録する場合- 取引先コード:11
- 取引先名:A会社
-
補助科目を勘定科目ごとに登録
CSVの勘定科目コードを、タグのコードおよび名称の最初に付与します。
タグのコードを、勘定科目コードおよび補助科目コードにしたい場合に選択してください。
例:
CSVの勘定科目コードが100、補助科目コードが11および補助科目名がA会社で、取引先に登録する場合- 取引先コード:100_11 ※勘定科目コード + “_” + 補助科目コード
- 取引先名:100_A会社 ※勘定科目コード + “_” + 補助科目名
-
補助科目をそのまま登録
- 続いて「A-SaaS会計仕訳のインポート」画面でA-SaaSから出力した仕訳データ(CSVファイル)を灰色の部分にドラッグ&ドロップするか、[ファイルを選択]ボタンからアップロードします。
- 「内容の確認」画面でアップロードした仕訳データが一覧で表示されます。エラー等が無ければ[次へ]ボタンをクリックします。
なお、エラーメッセージが表示された場合は本ページの「エラーが発生した場合」をご確認ください。
- 「勘定科目コードを指定してください」画面で勘定科目コードを指定します。
この画面は製造業、不動産業、NPO法人(NPO法人会計基準を採用している法人)の方が、それぞれの業種に特化したA-SaaS側の勘定科目のコード範囲を設定する画面です。
上記以外の業種の方は未入力のまま[次へ]ボタンをクリックしてください。
それぞれのコード入力欄は、下記の条件を満たした場合に表示されます。
- 製造原価:事業所の設定の詳細設定画面で「製造業向け機能」を[使用する]に設定している
-
NPO法人:法人アカウントを利用している
※個人事業主アカウントでは表示されません。 -
個人事業主(不動産所得):事業所の設定の詳細設定画面で「不動産所得使用区分」を[使用する]に設定している
※法人アカウントでは表示されません。
- 「勘定科目のマッピング」画面でfreee会計に登録する勘定科目を設定します。普通預金などの預金関連の勘定科目は「口座(銀行、クレジットカード等)」として登録します。
登録したい勘定科目が表示されない場合は本ページの「仕訳データにfreee会計に登録されていない勘定科目が含まれる場合」を参考に設定を行ってください。
設定が完了したら[次へ]ボタンをクリックします。(※1)
- 「補助科目のマッピング」画面で補助科目をfreee会計に取り込む際の設定を行います。補助科目は「口座」「取引先」「品目」「部門」のいずれかで登録ができます。
設定が完了したら[実行]ボタンをクリックします。(※2)
口座として設定する場合は、事前に[口座]メニュー →[口座の一覧・登録]から口座の登録が必要です。
口座の登録方法については「銀行やクレジットカードを登録する(口座を登録する)」をご確認ください。 - インポートが完了すると「仕訳データのインポート」画面が表示されるので、[登録された振替伝票]ボタンをクリックするとインポートした仕訳を確認することができます。
※1:過去に同じ勘定科目・補助科目・税区分を含むデータがインポートされている場合、そのときと同じ内容でインポートを行います。 インポート内容を変更したい場合、 科目のインポート設定から過去のインポート内容を削除してからファイルアップロードをしなおしてください。
なお、削除の操作手順は「他ソフトから読み込んだ科目のインポート設定を管理する」をご確認ください。
※2:freeeでは、補助科目の代わりに取引先・品目・部門・メモタグ・セグメントを利用します。(セグメントは個人事業主、ミニマムプラン、ベーシックプランでは利用できません。)
また「登録方法」に表示される項目は、勘定科目の設定画面で「補助科目として優先使用するタグ」に設定しているタグが優先的に表示されます。
エラーが発生した場合
エラーが発生した場合は[!]アイコンにエラー内容が記載されていますので、内容に沿ってA-SaaSから出力し直したり、freee会計の会計期間を変更する等の作業を行ってください。
エラー行が多い場合やエラー行と正常行が混在していて見にくい場合は、[エラー行のみ表示]にチェックを入れることを推奨します。
仕訳データにfreee会計に登録されていない勘定科目が含まれる場合
仕訳データにfreee会計に登録されていない勘定科目が存在する場合は、「勘定科目のマッピング」画面上で設定を行うことで登録することができます。
- 「勘定科目のマッピング」画面で「登録する勘定科目」の入力行から[+新規登録]をクリックします。
- 「勘定科目のカテゴリ」「決算書表示名」「税区分」「収入取引相手勘定科目」「支出取引相手勘定科目」のそれぞれの項目を設定します。
またfreee会計に未登録の勘定科目が多い場合は、事前に勘定科目をインポートすることをおすすめします。
勘定科目のインポートについては「勘定科目をエクスポート・インポートする」をご確認ください。
取込結果を確認する
仕訳データの取り込み結果を確認したい場合は、[振替伝票]または[仕訳帳]から確認することができます。
- [決算申告]メニュー(個人事業主の場合は[確定申告]メニュー)→[振替伝票]をクリックします。
※仕訳帳から確認する場合は[レポート]メニュー →[仕訳帳]をクリックします。 - [インポート]ボタン →[仕訳インポート履歴]をクリックします。
- [登録された取引]をクリックすると、今回登録したデータをご確認いただけます。
トラブルシューティング
よくあるエラーと対処方法については「乗り換え(データ移行)のトラブルシューティング」のヘルプページをご参考ください。