交通費の精算は、移動経路や電車代を毎回調べる必要があるため煩雑になりがちです。
iOS版freee経費精算 アプリの「交通費精算」機能を使用すると、SuicaなどのICカードをタッチするだけで利用履歴を読み込み、そのまま経費精算を申請できるため、手間を大きく削減できます。
目次
本機能が対応している端末要件
NFC(Felica)が搭載されている端末(iPhone7以上)でのみ動作します。
それ以外の端末では動作しませんのでご注意ください。
事前に用意するもの
以下のものを用意することで、ICカードから交通費の経費精算を行うことができます。
- ICカードの読み取りに対応しているNFC(Felica)が搭載されている端末(スマートフォンなど)。
- 下記のいずれかの交通系ICカード
※freeeで動作確認ができているICカードは次の通りです。その他の交通系ICカードは動作保証の対象外となります。
※ 後払いでの利用部分は利用額が「0円」の扱いとなり、正しく交通費の精算ができません。
- カード型Suica
- モバイルSuica
- カード型PASMO
- モバイルPASMO
- ICOCA
- PiTaPaの事前チャージ利用分のみ(※)
- nimoca
- manaca
- SUGOCA
-
従業員のfreee会計アカウント管理者の方が「 freee会計のメンバー招待・権限 」の手順でアカウントを発行できます。
ただし、モバイルSuicaなど端末に登録されている交通系ICカードを読み取るには、別の端末でfreee経費精算アプリを起動して読み取る必要があります。
交通費精算の手順
ご利用のポイント
基本的に、ICカード自体は最大19件までしか利用履歴を保存できませんので、以下の手順で利用することをおすすめします。
※ iOS端末内に読み取ることで、端末内には19件を超えて利用明細の保存が可能です。
- 利用履歴が19件以上たまる前に、ICカードの利用履歴を読み取る。
- 申請を作成して下書き保存する。
- 再び、利用履歴が19件以上たまる前にICカードを読み取り、下書きに申請内容を追加する。
- 手順③を繰り返す。
- 経費申請の締め切りまでに、下書きを編集・申請する。
申請を作成する
ICカードから読み込まれた利用明細をもとに、経費申請を新規作成したり、すでに作成している下書きに明細を追加することができます。
- 画面下部の[申請]から画面右上の[+]をタップします。
- 申請に必要な項目を入力し、[申請行〇追加]をタップします。
- [交通カード履歴から追加]をタップし、交通系ICカードから利用履歴を読み取ります。
- 利用履歴の読み取り結果から申請に使用するものにチェックを入れ、[追加する]をタップします。
- 経費科目として[交通費(デフォルト)]をタップします。
- 利用履歴が明細に追加されたことを確認し、画面下部の[申請]から経費申請を行います。
一度下書き保存した申請内容に利用履歴を追加する
- 画面下部の[申請]メニュー →[経費精算]ボタンをタップします。
- 「経費精算」の[下書き]タブに切り替え、利用履歴を追加する申請をタップします。
- 画面下部の[申請行〇追加]→[交通カード履歴から]をタップし、交通系ICカードから利用履歴を読み取ります。
- 利用履歴の読み取り結果から申請に使用するものにチェックを入れ、[追加する]をタップします。
- 経費科目として[交通費(デフォルト)]をタップします。
- 利用履歴が明細に追加されたことを確認し、画面下部の[申請]から経費申請を行います。
※ 引き続き下書きとして保存する場合は、画面右上の[下書き保存]をタップします。
ICカードの利用履歴を読み取って保存する
また、同じ画面上から申請の新規作成を行ったり、下書きの申請に追加することができます。
※本機能を使用できるのは、次のいずれかの条件に当てはまる方のみです。
経費精算を行う権限がある方
- ホーム画面の[交通カード読み取り]をタップし、交通系ICカードから利用履歴を読み取ります。
- 利用履歴の読み取り結果から任意のものにチェックを入れ、申請の[新規作成]または[下書きに追加]することができます。
よくある質問
読み取った利用明細は絞り込み表示できますか?
はい、できます。
読み取り後の画面 右上の[絞り込み]アイコンから「平日のみ」または「未利用の明細のみ」での絞り込みが可能です。
表示されるはずの利用履歴が表示されなくなりました。
絞り込みが有効になっているため、一部の利用明細が表示されていない可能性があります。
読み取り後の明細一覧画面 右上の[絞り込み]をタップし、絞り込みを無効にしてみましょう。
読み取った利用明細はどのように端末に保存されますか?
ユーザーアカウント単位で管理され、再度カードの読み取りをした際に、すでに読み取られた明細は重複防止のため除外されます。
利用明細は削除しない限りは永続的に端末内に保存されます。
Apple Payに設定しているモバイルSuicaは読み込みできますか?
読み込みをしようとしている自己端末のApple Payに設定されたモバイルSuicaは、読み込むことはできません。
その他のiOS端末(Apple Watch含む)のApple Payに設定されたモバイルSuicaは読み込み可能です。
ホーム画面[経費申請]が表示されません。
[経費申請]が表示されるのは次のすべての条件を満たした場合です。
それぞれの条件が満たされた状態であるか今一度ご確認ください。
- 対応端末(NFC(Felica)搭載)を使用している
- ログインしているユーザーの権限状態が次のいずれも満たしている
- 「経費申請」の作成権限を有する
ICカードの履歴のうち読み取り対象となるものは何ですか?
電車、バスの利用履歴のみがfreeeに取り込まれます。
次の利用履歴は読み取り対象外であったり、正しく読み取れない場合があります。
- タクシーを利用した場合
- 物販購入した場合
- ICカードへのチャージを行った場合
- 新幹線を利用した場合
- 後払い方式を採用している交通系ICカードで後払い利用した場合
※後払い利用部分は仕様上「0円」の扱いとなるため、正しく交通費精算に利用することができません。
「同期対応口座一覧」に掲載のある交通系ICカードの場合、代わりに明細を同期させて取引登録することが可能です。
読み取ることのできる利用履歴は直近から最大19件です。 取り込めない履歴(物販購入)等を含んでいる場合、その分を除いた分しか取り込めないためご注意ください。
※例:19件中9件が物販購入の場合、残り10件の利用履歴を読み取る
同日で複数の利用履歴があった場合は合算して取り込まれますか?
いいえ、1履歴ごとに経費明細が作成されます。
そのため、同日の利用履歴が複数存在する場合であっても、合算して取り込まれることはありません。
複数の利用明細を取り込んだときに、経費科目を利用明細ごとに個別指定することはできますか?
いいえ、取り込んだ複数の利用明細に対しては単一の経費科目のみ設定可能です。